体温計に念願のハートマークがついて、私は家でじーっとしている。
待つしかない時期だからつらいけど、、しょうがない。

「お医者さんに行くのはまだ早いよねぇ。いつ行こうかなぁ。」

私があんまり何度も言うので、トモユキは笑って、

「ねえ。言っといてあげる。
　病院行きたいんだったら行きなさい。
　早すぎると思うんだったらやめる。以上。」

と、話を終わらせてしまった。
でもでも、落ち着かないんだよー。

じーっとしてるから余計に考えてしまうんだわ。
ジムなんて行けないし。
カレンダーばかり見ている。

そういえば、もうすぐ雛祭りだなァ。
菜子が指折り数えて楽しみにしてる雛祭り。
指折り数えて・・って言ってもあと何日とかは数えられないので、
毎朝、「ねぇママ、もう3月？」って聞く。
「まだ2月よ。」っていうとちょっとがっかりしている。
明日からもう3月ね。こっちに引越して1年か。
早かったような長かったような。

週末も体温が下がらなかったので、今月もまたクリアブルー使ってみた。
基礎体温をつけ始めてから15日以上高温期が続いたことは1度もなかったので、
今月はかなり自信があったにもかかわらず、緊張して指先が冷たくなった。
プラスのマークを見たらとりあえずほっとした。

でも、正直言ってこれからが本番。
前回の妊娠のときのように手放しには喜べない。
流産しやすいと言われているし、来週は義兄の結婚式で一時帰国の予定だし。
まだまだ日本は寒いだろうなァ。
前回の流産のことがあるから、今回は特に気をつけて過ごそうと思っているの。

土曜日が生理予定日だったので、多分今はまだ4週に入ったところくらい？
病院に行くにはまだ早すぎるし、とりあえず体を温かくしてできるだけ静かに過ごすしかないでしょう。
アニーがいてくれるから助かるわ・・今も菜子を連れて遊びに行ってもらっちゃった。
ちょっとずつ食事の作り方も覚えてもらおうかと思っている。

そうそう、胸が張るなどの症状は生理予定日だった土曜日の夜くらいになってから、
結構はっきりとあらわれ始めた。
それまではまったくなしだったんだよね。
やっぱり事前にはわからないものなんだわ。
もうちょっとはっきりした兆候があればこんなにヤキモキしないですむんだけれど。

高温期15日目。36.68℃。

今朝はちょっと体温が下がってしまったのでまた落ち着かない気分になる。
少し下腹部痛もある。
もしダメだったら、どういう形で知るのが一番ショックかなぁ。
体温がガクンと下がって？検査薬陰性で？生理がきて？
いろいろ考えてもどれも怖いので、検査薬はできないし、
体温はかるのももうやめてしまおうかと思うくらいだ。
それなのに、昼間も計ったりしちゃってるんだけどね。

はやく決着をつけたいような、まだつけたくないような、
とにかくちょっと忘れよう・・。

そうそう、胸のムカムカとか張りとかそういうのはなし。
はぁ〜。

最近かなこさんがつわりで引きこもっていてまったく会えないので、
結構寂しい。
何かしてあげたいけど、本当に何も食べられないらしく、
それにお母さんが手伝いに来てくれているので、私の出番はなさそうだ。
早く元気になればいいのにな。
私は菜子を妊娠してたときほとんどつわりがなかったから、
それほどひどいつわりっていうものがあまり想像できないんだけど。
辛いんだろうなぁ。。

そして、私は明日が生理予定日。
今回は絶対妊娠してると思うんだよねー体温が下がる気がしないし。
って、先月の日記を読んだら先月も絶対そうだとか言ってたよ・・。
高温期14日目の今日、相変わらずいつもより高めの体温を見て、
「これはもう妊娠したね。」って私が言ったらトモユキは嫌な顔をして、
「キミさー毎月同じこと言ってるじゃん。俺はまだ期待してないよ、じゃ。」
とクールに言ってさっさと会社に行ってしまった。
まぁ見てなさい。

今回は検査薬を試さずに、あと一週間くらい体温を測り続けてみるつもり。
いよいよ妊娠できたかなーと思うとワクワクして待ちきれない気分だけど。


一昨日は菜子の幼稚園の運動会だった。
菜子はまだ3歳半で、幼稚園の中ではまるで赤ちゃんみたいに小さいけど、
それなりにいろんな競技を楽しんで一生懸命やっていたみたいで、私も楽しかった。
まだやっと3歳半だもんね・・まだまだ赤ちゃんだよ。
毎日幼稚園に嫌がらずに行ってるだけでもすごいことだと思う。
よくわからないなりに楽しんでいるようだから、しばらくはこのままでいいかな。

朝、夫を送り出した後で二度寝してしまったら、ひどい夢をみた。

家族で旅行に行こうとしている電車を私が品川駅で勝手に途中下車して、
柴田さんに会いに行ってしまう夢。

菜子を連れて降りたのに、気づくと菜子はいなくて、
私は柴田さんに会ったものの、ひどい幻滅を感じてしまい、
トモユキにどう言い訳をしようかと考えている。
目的地に一人先に着いてしまったトモユキは私の裏切りをとっくに知っていて、
泣きながら怒っているのがわかる。
そして、菜子がいなくなったことに気づき、恐怖に凍りついたところで目が覚めた。

たしかにね。昨日柴田さんのことを考えた。
でも、それはただ昔のことを少し思い出しただけで、
もう今さらなにかを望んでいるわけでもないし、
昨日は久しぶりに外で食事をしてちょっと遅く帰ってきたトモユキが疲れてて、
でもニコニコして、明日はゆっくり家で飯食うんだーって楽しみにしてて、
そんな愛おしい家族がいるのをありがたいことと思ったりしながら、
ちょっと二人でベッドでふざけたり1日の報告をしたりしてから眠ったのに。
なんでこんな夢みちゃったんだろう。

もう柴田さんにはメールも送ってないし、向こうからもこないし、
それでいいとお互い思っているのがわかる。
私はもう31だし、柴田さんは45だ。
24と38だった頃とは違うし、それと一緒に去ってしまったもう戻れない時代のことが時々懐かしくても、
そんなの誰にだってあることなんだと思う。
プーケットやバンコクに友達が行った話ですら、聞きたくないと思うことも、
私はきっと二度と行くことはできないことも、
胸が苦しくなるような思い出なんて、誰にだってあるんだと思う。
どんなに幸せな人にだって。きっと。

一番仲良しのママ友かなこさんの妊娠が発覚した。
羨ましい〜！
先越されちゃったなぁ〜でも私までなんとなく興奮状態で、
複雑な気持ちになんてぜんぜんならなかった。
よかった〜うれしいって思う。

でもほんっとに羨ましいけど。
いいなぁ〜マジで。私もがんばろう。

病院へはまだ行っていないらしい。
ちゃんと妊娠しているといいな。ドキドキだわー。

みゆき ｜MAIL

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