みゆきの日記
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なつき(妹)が切迫流産で入院した、と母から聞かされた。 私もあるんだけど、なつきも子宮筋腫があって、 でも、私は筋腫を持ったまま特に問題なく出産したので、 なんとなく大丈夫でしょ、、と思っていたんだけど。
心配だよ、、。 どうか無事生まれますように。
2003年12月25日(木) |
2003年のクリスマス |
菜子がやっと寝て、今はもう12時を回っている。 未だにおっぱいを卒業できていない菜子は、眠る前にいつもおっぱいをほしがるんだけど、 乳首をくわえたまま眠ってしまうところを見るのは私の楽しみの一つだ。 可愛いんだもん。 今日も眠ってしまったので抱っこしたまま立ち上がったら、 いきなり大きな声で「ねんねー」って言うので笑ってしまった。
最近、意味のある言葉を発するようになってきたのですごく面白い。 私が言っていることもだいぶわかっているみたい。 赤ちゃんってホントすごいなー、成長がはやくって。
昨日のクリスマスイブは、トモユキがケーキを買ってきてくれた。 私はトモユキのリクエストでローストポークを焼いたんだけど、 クリスマスのお料理っていうとやっぱり七面鳥といわないまでも、 チキンとか、鳥だよね。 こっちのスーパーマーケットでもローストチキンっていっぱい売ってたわ。 なんかでも暑いから感じでないなァ。
我が家のツリー。 一応ちょっとクリスマスらしく・・・。
去年はこのツリーの横で、菜子はネンネだった。 ライトをつけるとすこぅしそっちに目を向けたけど、見てはいなかった。 今年は意味はわかってないけど喜んでオーナメントをとって遊んでいる。 来年は、もっとわかるようになるんだろうな。
来年が楽しみだ。
最近の菜子のネンネのサイクルはちょっと変で、 9時半ごろ寝てくれるようになったのはいいんだけど、 朝の4時に目を覚まして泣くので困る。
でもね、、ベビーベッドの上にちょこんと起き上がって目をこすりながら、 とっても悲しそうにうぇーんって泣いてるのよね。 私が抱き上げるとうれしそうにしがみついて、「パィパィ・・・」って言う。 いかにも安心した顔でおっぱいを飲んでいるのを見ると、 なんだか胸がキュンとする。 子どもはみんな、こうしてお母さんから愛情をもらって大きくなるんだなーって思う。 これほどまでに無条件に私を必要としてくれる存在に胸を打たれる。
誰かに必要とされるって、素晴らしい。 どんなに眠たくても、菜子を抱いてあげられることがうれしい。
起きる時間まであと、2時間。 寝ようっと。
引越しの手伝いをかねて遊びに来てくれていた母が日本に帰ってしまった。 トモユキはまだロンドンで、菜子と二人の心細い夜。 来てくれると嬉しいのだけれど、帰っちゃうときがやっぱりさびしくて、 これはもうどうしようもない。
傑作だったのは菜子で、タクシーに一人乗り込む母の姿を見て、 突然私の腕から逃れようともがき、母のほうに両手を伸ばして激しく泣いた。 しばらくお別れなのがわかるのだろうか、と私も目頭が熱くなる。 母の目にも涙がたまっていて、こういうの、嫌だなーって思ったときだった。
「わんわん!!」
散歩道の奥から大きな犬を連れた婦人が歩いてきていたの。 すっかり心を奪われて、わんわん、わんわん!と叫び続ける菜子。 おばあちゃんのことは一瞬で忘れちゃったみたい・・・。 私は笑い、母も泣き笑いしてさびしい別れにならずにすんだ。
それにしても、もう29にもなるのにまだお母さんお母さんって、 私も相当ヤバイと思う。 いい加減、大人にならなくちゃねー。 もう私もお母さんなんだから。
街で見かけた大きなクリスマスツリーと、その隣のお店。 まだねらっていたりして(笑)。
明日はトモユキが帰ってくる。
前の家のオーナーとのデポジット払い戻しの交渉が難航している。 当初エージェントは、全額戻ってくるだろう、と軽い調子で言っていたので、 こんなことになろうとは思ってもみなかった。
前の家のオーナーは華僑の女性で、とても感じのいいおばさんに見えたので、 こちらもうまくやろうと思って、あまり細かい要求はしないできたし、 家もきれいに使ったつもりだったんだけど。 先方の要求を聞いていたらだんだん腹が立ってきたわ。 難癖をつけて家具を全部買い替えさせようとしているんじゃないかと思うくらい。
向こうは英語がまったく話せないから、会話はすべてエージェントを通すしかないんだけど、 表情やしぐさでどんなことを言っているか想像はつく。 今までもそんな節はあったんだけど、ここまでグリーディだとは思わなかったわ。 言葉が通じないせいか、余計に彼女が異星人みたいに見える。 言葉も話も通じないんだもん。 ほんとに感じ悪いわ。
最後の最後まで嫌な想いをさせられ続けた結果になっちゃったけど、 いい勉強になった、とも思う。
今の家のオーナーのインド人の老夫婦は、逆にはじめの印象よりも ずっとリーズナブルな人のようだ。
キッチンにおいてある洗濯機をバックヤードに移して食器洗浄器を置きたいのだけれど、と相談したら、 洗濯機を裏に置くための工事を快く引き受けて、費用も負担してくれた。
変な偏見をもっていてゴメンナサイ。 ここをでる時は気持ちよくでていきたいものだと思う。
やっと引越しが完了。 すごく簡単に考えていたけど、結構大変だった。 トラブルもいろいろあって、腹を立てたことも多い。
でも、何はともあれ、完了。 新しい家はすごく居心地がいい。 夜景が想像していたよりもずっと美しいし、覚悟していた欠点 (家を決めるのに妥協はつきものよね)は、 たいして気にならない。
まだまだやらなきゃいけないことが山積みだけど、 なんとか一通りやり終えて、私も菜子も落ち着いている。 トモユキは、今週一週間出張でいないから、 デポジット返金の交渉を含めた前の家の引渡しなどトラブルの後処理は 私がしなければならないけれど、なんとかなるだろう。
ばたばたしているうちにいつの間にかクリスマスが近づいていて、 やっとクリスマスツリーを出した。 ちょっとクラシックな雰囲気のある今のアパートにクリスマスツリーがとっても似合って、 なんだか幸せな気分になった。
そのうち、画像をアップロードしてみようと思うけれど、 今日はとりあえずお買い物にいかなくては。
やっと菜子を寝かしつけたんだけど、今もう深夜12時半。 これって普通?
周りのお友だちに聞いたら、みんな8時から9時、遅くても10時には寝るって言う。
一応、我が家でも9時ごろから寝かしつける雰囲気は作っているの。 部屋を暗くしてみんなでベッドに入り、歌を歌ったりお話をしたり。 菜子はその時間はぜんぜん眠くないらしい。 お目めをらんらんと輝かせて一通り遊んだのち、ぐずぐず言い出す。
これは大体10時半をまわった頃のことで、ここから第二段階が始まる。 トモユキはここら辺で寝ちゃうので、ここからは私一人の戦いだ。 泣き叫ぶ菜子を抱っこして家中を歩き回る。 トモユキが起きてしまわないのが不思議なくらいの大音響で、 私の鼓膜もどうにかなりそうだ。
ねえー今日なんて1時間半この調子よ。 もうほんとに気が狂いそう。 毎晩毎晩、こんな感じなんだもん。 今日はほんとにほんとに、これ以上は無理!って思ったときに、 やっと眠った。
もう、菜子も1歳3ヶ月なんだよね。 これっていったいいつまで続くの? いい加減抱っこでゆらゆらも重たくなってきたし、暴れる菜子に蹴られて、 腕にはあざができている。
いったいどうすれば早寝早起きしてくれるの?
起きているときの愛らしさには、ものすごく幸せを感じたりするのに こんな夜は、もう子育てなんてウンザリだと思う。 夜普通に眠れるようになるのはいつなんだろう。
今週は引越しで忙しい。 明日からまたちゃんと早起きしなきゃ。
菜子も早く起こそう。 このリズムを打破せねば!
なつきの家で三女の真織に約2年半ぶりに会った。 真織はニューヨークに住んでいて、来年卒業なので、 就職活動のために1週間だけ東京に戻ってきていて、 私は実家から直接帰る予定を変更して急遽東京によって帰ることにしたのだ。
関西の実家から、またまた新幹線に乗って東京まで。 あー、疲れたわ。 新幹線の菜子は、飛行機よりもたちが悪い。 最後はキーキー泣きわめくのでデッキでずーっと抱っこ。 もう当分帰りたくないわ。
またまた派手になっている真織だったけど、 中身は私の小さい妹のまま・・・。 なんだかほっとした。 菜子とは初対面なのに、菜子はいきなり真織に走り寄ると、 抱きついて全身の力を抜いたので、真織は大喜びしていた。
「カワイーーーー。 この子ほんとにみゆちゃんの子どもなの? なんか信じられないー。」
隣でなつきが羨ましそうに、
「なんであんたにだけそうなの? 私一回もそんなことしてもらったことない・・・」
とつぶやく。
会うなり抱きつくなんて、そんなこと誰にもしたことないわよ。 真織は本当に昔から赤ちゃんに好かれるのだ。
この間会った時は20歳だったのに、彼女はもう23歳になっていた。 こんなに長く会わなかったのはきっと初めてね。 久しぶりに、女三人集まって、いろいろおしゃべりして楽しかったわ。 なつきの夫となった人はちょっと圧倒されていたようで、 気の毒だったけど、、でも菜子のこともかわいがってくれた。
久しぶりに西麻布のアダム&イブに出かけ、交代で菜子を見ながら、 あかすりと韓国料理。
遅ればせながら、六本木ヒルズも見てきました。 やっぱり早く東京に帰りたいな。 南国に戻ってきてから、トモユキにそう言うと、
「そんなの、3日で飽きるよ。」
だって。 そうかなぁ、、でもあと2年ほどで帰るつもりらしくて、 ちょっと安心した。
なつきの赤ちゃんも、順調らしい。 なつきと、真織。 トモユキと、菜子。 どちらも愛しい私の家族。
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