本屋に寄ったら、江戸時代の料理を紹介する本が出ていた。かなり迷ったが買う事に。給料日だし、まっ、いっか。ってなところだ。 その後ボトルを入れるために(?)アイカムにより、その本を見ていたら家具屋が来た。何を見てるんだといわれたときに開いていたのが雪見蕎麦のページだったせいもあるんだが、二人で蕎麦の話で盛りあがる。家具屋さん、蕎麦好きなんだって。 ということで、蕎麦を食べに行く事にしました。 何時も行ってみたかった店だったんだが・・・・う〜ん、いまいちかも。最近「こだわりの蕎麦」という看板を出している場所は多いんだが、どうも美味しくないんだよねー。ちょっとがっかりでした。 お支払いは、給料日だという家具屋さんがかっこよくおごってくれたのですが、それじゃ悪いと言って、1,000円、形だけ払いましたとさ。 家具屋さん、ごちでした〜。
カカイルオンリーinTRC。ってか、TRCでオンリーなんて、すごいよねー。何て京さんと話しながら会場へ。どうでもいい事ながら、あたしがはじめてイベントに行ったのはこのTRCだった。高校生に片道1,000円を越える交通費は痛かったし、当時はそれでもまたパンピーだったので(興味を持った段階でパンピーではないかもしれないけど)パンフ500円も痛かった。今考えたら、500円なんて安いよ。ってか、大規模化するにつれ、パンフ代も馬鹿にならないよねー。ちなみに今日のパンフは800円(だったかな?) 入場制限があって、10時頃に行ったのに、並んでもらった入場券は11時半。まだ早いほうかも。浅草のイベントなんて、10時頃のチケットでは入れるの2時とかあったしねー。サークル帰っちゃうよ。 ま、今回はそう言う事がなさそうなのだが、チケット配布の時に問い合わせたところによれば、もらった番号だと入場は1時間半くらいはかかりそうだと言う事。なので、すぐそこにあった茶店に入って涼む事に。 少しすると、やけに並んだ人が少ないな〜・・・なんて思っていたら、以外とスムーズに入場が終っていた事が判明。そらそうだ。最初から来た人はもう帰る時間だろうし、ずっと中に人がいるわけじゃない。帰る人が増えれば、入る人も増えるってだけの事。最初のほうはみんなまだ買い物中だからあとから入れる人は少ないけど、その人達が帰れば同じだけ入れるもの。 そんな館内だったが、会場に入る前にもう一回並ばされ、その後入った会場内はやっぱりすごい人だった。なんか・・・マジで、これ、すごい。 人がいっぱいいると、それだけで机は見えないし、回る気も失せてしまう。そうじゃなくても、発掘作業をしない自分にとって、こんだ館内は・・・・ねぇ。 そしてそんな中、事件は起こったのだ。たいしたもんじゃないけどな。 最初、目に入ったのは、ブルーのもかもかしたもの。 海豚のぬいぐるみ? プライズの景品かな? 机の上にお留守番をしているそれは、リボンを身にまとってちょこんと座っていた。しかも屏風のように後ろに画用紙を背負い、あまつさえ「ご自由にどうぞ」とかいてある。たぶんこの海豚、お腹にたくさんのチラシを敷いていたのだろう。それがなくなった今、持ち主さんがしまってくれるのを待つ身のはずだ。 しかし、行人はオヤジなのでギャグをつい噛ましたくなる。ので、京さんをつついて自分に注意を引いてから。 「ご自由にどうぞって書いてあるから、んじゃ、もらってくか」 と、そのイルカさんをつかんだところ、 「んなコトあるわけないでしょ」 と冷たい京さんの呆れた突っ込み。だが。 「ええ、いいんですよ」 声は、その隣りのSPから聞こえた。にっこり笑った売り子のお姉さん(しかも可愛い)が、行人の冗談に笑ってるのか?とオヤジくさい誤解をしつつ、いや、冗談ですよと言おうとしたところ、 「そう言ってもらえるの、ずっと待ってたんです。どうぞ、持って行ってください」 ええええええ?でも、自分は人形とか集めるの趣味じゃないし。大体、いらなくなった時に捨てるのが大変じゃないか。そうだ、京さんはぬいぐるみスキーだからもらうかもしれん。もらわなかったら、ちょっと可愛いからつれて帰ってもいいだろう。そう思いつつ京さんに 「持って行っていいってよ。どうするかね」 とかいいつつ、イルカさんの鼻っ面を京さんの腕にちょんちょんとさせながら表情を見ると・・・・もうこのイルカさんの虜って顔。しかも、そのイルカを手からとり、胸にぎゅっと抱きながら言った。 「でも、このイルカさん、ちゃんとしたぬいぐるみじゃないですか」 ちゃんとしてないぬいぐるみって何だろう。とか思ったけど、ま、それはそれ。もらう気満々の京さんが言う、形ばかりの抵抗(?)に、お姉さんは止めを刺した。 「いいんですよ。どうぞ」 「え〜〜〜、本当にもらっちゃいますよ。ありがとうございます♪」 そんなわけで、つぶらなお目々のもかもかイルカさんは京さんの腕でもけーっと売り子さんとアイコンタクトで別れを告げていました。ちなみにこのイルカさん、あとから気付いたんだが、体を振るとキュッキュッて鳴くんだよねー。そこも可愛いわけだ。このイベント一番のブツだと、京さん大喜び。そこまで喜んでもらえたら、イルカさんも売り子のお姉さんも嬉しかろう。 とかって思ってたんだけど、ここでちょっと考えてみた。 誰かに差し上げるつもりで「ご自由にどうぞ」の前においてあるイルカさん。みんなが可愛いと指差したり、手に取ったりはするだろう。どうぞと言っても、本当にあげるつもりじゃない社交辞令だと思って、大半の人は笑って去るだろう。そのとき、彼女の胸に去来するものはなんだろう。 きっと、あの時のあれに似てるような気がする。 淋しさとむなしさと悲しさが混じるような、あの時の、あの気持ちに似てるような気がする。 考え過ぎだろうか。 今回は本を3冊も(?)購入。だいぶ涼しくなったような気がする都心を抜けて、地元に帰り、蕨の949でお疲れ夕飯会と称する飲みをした。その帰りに桃ちゃんで早売りジャンプをゲットし、とりあえず帰る事にした。
ちょっと早起きして皮膚科に行く。医者に通うために電車に乗るたぁ・・・・なんだかなぁ。しかし、通っている医者が会社の側(でもないけど)だと、そういう事になるのは当然か。しこりはちょっと残っているものの、もうほとんど気にならないくらいになった。探さないと見つからないくらいなので、もう通う必要はないかもしれない。ただ、かゆみの再発が来ているので、その当りはどうなんだろう。 昼前に終ったので、おばあちゃんの顔を見に行ってもいいかなと思った。父さんと母さんが、先に出かけてるから、電車で追いかければトントンくらいになるだろう。 おばあちゃんにそんな頻繁に会ってどうするんだという感じもするんだが、とにかく会えるときは会おうという気持ちが、おじいちゃんが死んでから強くなった。考えてみれば、もう90をとっくに越えているんだから、何時死んでもおかしくないのは間違いない。 死にそうになったからって頻繁に会いに行くと、元気な時にもっと会っておけばよかったという後悔が残る。急に死なれても、もっと会っておけばよかったと悔いが残る。だったら、会えそうなときにはできるだけ時間を割いておいたほうがいい。 自分がいかに死者に対して親切だったか。献身的だったか。そんな自己満足のためかもしれないが、会えるときに会っておかないと、もう、全部が全部、記憶の中にしかなくなって、擦り切れるテープのように不鮮明になってしまう。何時でもあると思っていたものが二度と触れられぬ蜃気楼になる。 違うな。 蜃気楼というのは、どこかにその実態がある。 死んだ人の思い出というのは、気持ちの中にあるあいまいな記憶や思いこみだけで、その本人という実体はもうどこにもない。 ならば、それは幻とでも言うのだろうか。 かつてあった実態を思い出す幻。 そんな事を考えつつ、父さんの携帯に電話して最寄駅まで迎えに来てもらう事に。大宮から西日暮里まで出て、私鉄に乗り換えて一路千葉へ約2時間の小旅行。 叔母夫婦も、おばあちゃんもいつものように迎えてくれて、あたしは同じ話を繰り返すおばあちゃんと二人きりの同じ会話を楽しんだ。いつもの事だ。なにも変わるところはない。でも、それでいいのだと思う。なんでもない日常というのは、同じ事のくり返しなんだし。 夕方、幸恵従姉とその子供達にあった。食事をご馳走になったのだが、おばあちゃんはあまり食べなかった。いつもの事らしいが、ちょっと心配かもしれない。
ちょっと遅くまで残業していたから、思いっきりアイカムによりたかったんだけど、給料日前なので我慢して家に帰った。あ〜、なんでお腹へると惨めになるんだろう・・・・
この前母さんに買った茶碗だが、どうやら滑って落としてしまったらしい。ひびが入っているので食べているので、今度は別の新しい茶碗を買った。もう少し軽いのがいいと言っていたので、そういうのにしたのだが、果たして気に入ってもらえるだろうか・・・ 茶碗だけじゃなく、ハンカチとかもそうなんだけど、丹治嬢品を贈るのは意外と難しい事に気付いた。なにしろ、その人の手に触れたときに肌がぱっと輝いたり、もの自体が輝いて見えなければだめだし、いい柄でもそういうものでなかったり相手の趣味に合わなければただの無粋もので終わってしまう。今回は大丈夫だろうか・・・ そごうで買ったので、そのまま本屋によって乱歩の「緑衣の鬼」を買った。大人向けの乱歩の本のほとんどに明智小五郎も二十面相もでてこない。今回もそうだった。 小さい頃からそうだったけど、今でも明智さんが大好きだし、小林少年も大好きだ。歳を経て、二十面相の心意気にほれてみたり、愉快犯の喜びに共に浸ってみたりしたけど、もう、あの暗い細道や夜の静けさはないなぁと思うとたった60年もたってない、急激な変化に切なくなる。 あたしはあの頃の日本を知らないけど、夕焼けの中に伸びる長い影とか、なぜか不安になる遊んだ帰り道とか、そういうところは共感できるし、あたしなりの古い日本のなかで、乱歩の話はどこも懐かしく、切ないセピア色だったり、賑やかな当時のネオンがきらめいたりする。 大人になったって、暗い夜道の電信柱の影から、人が出てきたら怖いじゃないか。乱歩ふうに書くなら、 行人が暗い夜道に、たった一人で家に帰る途中、こつこつと自分の靴がコンクリートの道路を叩くのを聞いていると、世の中に自分以外の人が誰もいないのではないかと言う考えがふっと頭を過りました。それくらい夜も遅く、人通りはなかったのです。 「おや?」 そんな中、目の前のごみ捨て場の影が急に動いたような気がして、行人は目を見開きました。 こんな時間に野良猫かしらん。いやいや。野良猫があんなに大きなものか。 もしかして、最近新聞を騒がしている変体さんかしら。 ここのところ、新聞では変体さんの話が毎日のように世間を賑わせていて、やれつかみ掛かられただとか、女性が切りつけられただとか、風呂場や庭を覗き込んでいただとか、人が集まるとその話で持ちきりだったのです。 変体さんだったらどうしよう。 そう考えると、今にもその影がバァと言って踊りかかってきそうな気がして、行人はきゃっと言って逃げ出したくなるのですが、恐怖に胸をどきどきさせながら、なんでもないようなふりをして、ごみ捨て場の横を足早に通りぬけるのでした。 ・・・・ってな感じかな?今、手元に乱歩の本がないからちょっとわかんないけどさ。どきどきじゃなくて、わくわくかもしれない。その当り、乱歩ってちょっと特異な使い方するから。 ま、とにかく、乱歩は好きなんだよう。 それだけの話。
ご飯はトルコ料理がいいな。 恒例の水曜飲み会に当り、京さんからリクエストがあったので、ご飯はトルコ料理にする事にした。ナベカワブが美味いのよねー。そろそろ全メニュー制覇です。そんなに数が多いわけじゃないからね。あとは予約しないと食べられない、謎の?肉メニューだけにゃ。 お腹もいっぱいになったので、デザートケーキを・・・・と思ってJ'cobにいったら・・・つぶれてました。仕方なくアイカムに行ったんだけど、アイスでは満足できなくてさっさと退散。南銀でプライズ探しのためにゲーセン巡りをしつつ、HAMACHOの前でしばし逡巡。 HAMACYO、前から行ってみたかったんだよね。ケーキって書いてあるよ?入ってみようよ。 そんなコトを言いつつ入ってると・・・・何か、ちょっと、海賊酒場っぽい?雰囲気がなんかいいね。雰囲気いいね。って。雰囲気ばっかり誉めてると酒の味はどうよって事になるけど、酒はやっぱりアイカムのほうが美味いですな。 ただし、夜中でもコーヒーや紅茶が飲めて、ケーキもプリンも食べられててことになると話は別です。プリン、美味しかったよー。夜のプリンのために、また来ようと思いますにゃ。
会社の傍ではないが、氷川神社の傍に女医さんのいる皮膚科がある事がわかったので、会社を1時間ほど早退してそこに行く。18時までと書いてあったので、それでいいかなと思っていたのだが、実際に会社を出たのは17時15分頃。病院まで歩いて30分もかかってしまった。そんなに遠いんかね。そういう感じでもないんだけど。ま、確かに中仙道越えてからは長いけどな。 6時過ぎに病院を出て、薄暗い道を歩く。やっぱり、自分の見立通り、毛穴から雑菌が入って膿んだらしいとの事。そして、そのあと入って来た道がふさがってしまい、出口のないまま内部で膿みがたまっていったらしいと言う事のようだ。しばらく強めの抗生物質を飲んで様子を見るしかないらしい。やれやれだ。 そんなコトを考えていたら、駅へ向かうはずの足がなぜかアイカムへ向かっていて、あー、飲みたいんだなぁ何て他人事のように考えながら店に入ることにした。 しばらく飲んでいると、T村さんがやってきて、カラオケに行こうとしつこいくらいにからんでくる。これで彼が独身だったらすぐに行くのだが(?)、妻子持ちなので最初は嫌だと言っていたんだけど、店の人も行ってくればと言うので、とりあえず行く事に。覚えたばっかのラルクの曲を2曲歌い、満足した。
京さんが蕨の洋食屋さんの割引コースの招待チケットを手に入れたので、ご飯を食べないかと誘ってくれた。あそこ、美味しいけど、今金ないのよねー。給料日前だからさ。 そしたら、京さんが貸してくれるって言うんで、いそいそ行く事にしました。ちなみに、その後ご馳走にしてくれました。ありがとー、愛してる、チュッ(こんなときだけ)。 相変わらず料理が美味しくて、雰囲気もよくて、パンもたらふく食べる事ができたんだけど、ちょっとあれだ。子供が増えたような感じがする。悪い事じゃないけど、空気を読む事ができないバカな親がつれくて来るもんだから、店の雰囲気がざわついた嫌な感じになる。ファミレスじゃないんだからさー。あ、ファミレスでも、うるさい子供を放置するのは止めてくださいね。 それとあともう一つあって、実は心から楽しめなかったのだが。 もはや持病の脂漏性湿疹なんだが、こいつのせいでかきむしっている事があるのは前にも触れたような気がする。んで、そしたら毛穴からばい菌が入ったらしく、いきなりデカイおできができてしまったのだ。しかも、皮膚の奥のほうに。下着が擦れただけでいたいので、今晩インターネットで皮膚科を検索し、明日にでも医者に行こうと思う。 前行ってた北里はまた紹介書代わりのお金を払わなければいけないし、駅ビルの上の皮膚科は行く気がしないので、もっと別の、女医さんのいる皮膚科を検索しなきゃだ。場所が場所なだけに・・・やれやれだ。
一日中童話物語をしているのだが、なかなか進まない。何しろ、たくさんあるクエストを簡単に引き受けてしまうのはいいが、たくさんいるキャラクターがどこにいたのか忘れてしまうのだ。ちなみに、クエを引きうけるとその覚書帖のような物に自動記入されるので、なんのクエを引きうけたかわからなくなる事はない。 全ての街中を回ってれば再び出会えるさ、とか思っていたのだが、どうも効率が悪いだけでなく、どこで入手するのかわからないアイテムまで出て来る始末。これはガイドブックのようなものが必要だ。 とりあえずネットで検索。 その名もまさに「どうわおうこくがいど?」と言うのがヒット。最高のマニュアルだと思ったので、それ以上の検索はしない事にした。 このがいど?はファンサイトという事だが、本当に秀逸。おかげでさくさくクエが進み出しテ、満足なのだった。
倫子が帰る日が近いと言うので、その前に旨いものを食おうと言って京さんと三人で上野に行く。刺身が好きだと言っていたけど、肉も食いたいというのでいつもの焼肉屋でしゃぶしゃぶにすることに。食べ放題なので、三人でたんまり食う。 食べながら、倫子のダメ彼氏の話を聞いたが、そりゃあんた、彼氏じゃないよ。分かれちまいなと言う事で、二人の意見が一致。倫子の友達もそう言うらしく、やっぱりダメなんじゃんと、三人で笑った。倫子自身もどうでもいいらしいので、これを機会に別れろと言う。 そのあと、どこかで酒をのもーと言う話になったのだが、あいにく土曜の夜でめぼしいところがどこも空いてない。仕方がないので、キリンシティーでビールを飲んでから、倫子とさようならをした。 次に会うときは、空港へ行くときだね。
有給を取ってTDLに行く。話は今から丁度10日前。TDLに行きたいよーと京さんからメールが来たので21日ならぎりぎり有給取れるし、時期的に行けそうだからいいにょ。と答えたのがきっかけ。会社には法事のため休むと言いました。悪い子ですな。 朝一番から行くよーと言う京さんのはり切りでしたが、すっかり間に合わない。30分遅れに待ち合わせをずらしてもらったけど、それで開園10分前くらいで、丁度いい感じでした。週末とはいえ平日だから、想像以上に人がいないなーって思ってたんだけど、京さんに言わせればそれでもウザイくらいに人がいるらしい。そうなの? 前回行ったときは行けなかったハニーハントにいったり、なくなった屋台?にがっかりしたり、パレードで柄にもなく盛り上がってみたりしたのですが、とりあえず楽しい一日だったかなと。 しかし、朝っぱらからアリスのクイーンにつられそうになるたぁ・・・・危なかったな、あれは。 お土産もそんなに高くないもので仲良くしてくれるお姉さんたちに配る物が買えたし、とりあえずはよかったかなと。 難点はといえば、朝は雨だったので傘を持って行ってたら、着いたら晴れてて邪魔になった事だな。傘置場とか、傘も入るロッカーとかもあればいいのに・・・・
今更なんだが、仕事にちっともやる気が出ない。5月病かもしれないともい、放置する事に。そしてふと気付いたんだが、みきくんにお誕生日おめでとうを言っていないような・・・・・ 家に帰って、童話物語のβテストに参加するべくゲームをDL。なんだかちょっと・・・入り組みすぎ?ま、金がかかってるわけじゃないんだし、のんびり行きましょ。
ラルクのCDがだいぶ前から出てて、ずっとそれがほしいなーと思っていた。3,000円出すのは痛いなーなんて思ってたんだけど、よく考えればゲーセンのメダルには平気で3,000円以上突っ込む。ゲームができないのはちょっとつらいような気がしたけど、今日は我慢してCDにする。だって、CDは買えばずっと聞けるけど、メダルは永遠に残るなんて事はない。投資額以上に突っ込んで、浪費するだけじゃないか。 もう、ずっとほしかった。聞いた事のない新曲を着メロにDLし、目覚ましの音も変え、その2曲をずっと側に置いてきた。CMで流れる曲が、着メロにした曲と同じだと言う事に気付いた時、一生懸命歌詞を聞こうとした。どれくらい前だったか覚えてないけど、NHKでミニライブをした映像を見て、初めて『リアル時間で』動く姿に感動した。 そこまで好きなら、さっさと買ってしまえばよかったのに。 ちょっと声が前よりも苦しそうで、なんだか下手になったような気もするけど、そのうち耳に馴染んで感じなくなるだろう。歌い方を変えただけかもしれないし、実際に下手になったのかも知れないし。それが嫌なら、聞かなくなるだけだよ。 それでもね。 歌ってたじゃん。 やっぱ彼らはちゃんと知ってたね。 どれくらいの奇跡と歳月を数えていても。 ずっとあなたに傍にいてほしいと願っても。 立ち止まるような時間はないのさって。 進んでいかなきゃ駄目なんだよ。 無駄にしてる時間はないんだよ。 準備ができたら、行かなきゃ駄目さ! 準備なんかしてなくてもいいから、進まなきゃ駄目さ! やっぱり、彼らはちゃんと知ってたね。 忘れてたコト。 言ってほしかったコト。 思い出さなきゃいけなかったコト。 忘れちゃ駄目なコト。 降り返ってばかりじゃ、自分の影しか見えないってコトだ。 お日様が見えないってコトだ。
母さんを見舞に行くと、さきにみき君がついていた。父さんのように内臓を切ったりするわけではないので、明日退院らしい。別に病気と言うわけでもないので、相変わらず元気だったが、 どうやら麻酔が切れてかなり痛いらしい。ご愁傷様だ。 返りにみきくんと川越のパスタ屋でご飯を食べたんだが、これがまた不味くて、大宮にある同じお店のほうがよっぽどいいという事になった。がっかり。 しかし、電車で行くと東松山は遠い。大宮から1時間ちょっとかかったので、家からだと約2時間。自転車で行っても2時間半だから、電車も自転車も同じようなもんだと言う事になる。なんだかなー。
今日は早く帰ろうかと思っていたら、京さんが帰り遅い電車なので夕飯一緒に食べようという。そう誘われたら断らないのがいいところ(?)なのでちょこっと残業して待ち合わせ、ドイモイというベトナム料理やさんでご飯を食べる。 エスニック系と言うか、アジアンフードと言うか、最近こう言う食事ができるところは増えているけど、あまり味覚に合う場所がない。というのも、スパイスが弱いんだな。せっかくそういう料理を食べに来てるんだから、激しく現地なみにスパイシーな方がいいと、個人的には思う。とかいって、現地に行った事なんかないんだけどさ。 そんななかで、このお店は始めてきたんだけど、結構スパイスとか効いてて美味しかったと思う。何ていう名前か忘れてしまったけど、ちょっと埃っぽい味のするお酒が結構美味しかった。
今日から母さんが指の手術のために東松山へ入院する事になった。地元の医者で診てもらっていたのだが、うまく指の骨がつかないらしく、手術と言う大げさな事になったのだ。歳だからそんなに早く着くとも思っていないのだが、そういうもんでもないのかも知れない。 父さんが入院するとか手術をするとかというときは、母さん一人だと駄目らしい。母さんが一人きりのプレッシャーに耐えられないのだ。だが、母さん本人が入院する時は、父さん一人がいれば母さんは安心するし、父さんも娘や親戚がごろごろしてても落ち着かない性質なので楽でいい。そんなわけで、病院には二人だけで行かせて、あたしは昼間まで寝ていて、午後からのんびりとSAなんかをしていた。
昼間、いつものように爪の手入れをしてもらう。顔の手入れは肌質の問題でできないけど、爪はできるからここに力を入れる・・・のは間違ってるのかな?よくわかんないけど。 夕方から京さんに会うんだけど、それには少し時間が余りすぎるので、一度家に帰ってごろごろしてから出掛け直す。トルコ料理が食べたいんだよーと言うので、この前行ったトルコ料理の店に行ってからゲーセンに行き、いつものようにメダルゲームをし、ちょっとお腹を減らしてから「とら」にいって飲み直した。 とらには看板猫の「とら」がいるはずなのだが、今日はいない。お店の人にどこ行っちゃったの?と聞いたら、どこかの酔っ払いについて行ってしまったとの事。あんなでかい猫の人形、盗むなよ・・・ ちょっとがっかり。
取引先のM取締役が辞める際、なべさんが骨を折ってくれたんだそうだ。んで、今日はそれをねぎらうために有給取ってたなべさんを営業所に召喚。皆さんでなべさんを囲む会が開かれた。あたしは別に行かなくてよかったんだけど、主賓のなべさんや、所長その他の営業さんと、皆さんが声をかけてくださったので参加する事に。でも、婆は招かれなかった。知った事じゃないか。 力(りき)と言う焼き鳥屋で一杯。わざと遅れて行ったので、いい感じに皆さんできあがってました。これで無駄に進められなくてすむぜぃ。 そしてお店が引き際に・・・・なべさんより聞いてしまいました。支店のAさん、クビ同然で親会社に引き戻されるらしい。7月1日付、まだ内示もでてないので秘密との事。うわ〜〜〜っ。すごい秘密だよ、これは。 その話の続きをくれると言うので、渋々2次会のお店(カラオケパブ)に行き、しかもろくな情報はもう残って無いのを知ったのは、入ってすぐでした・・・がっかり。しかも、一曲歌わせられるはめに。あああああ・・・・音痴なんだよぅ。 最後に、酒とオナゴの匂いを流す(?)ためにアイカムへ行こうと決心。11時だったので軽く流すつもりだったんだけど、なべさんが一緒にくると言うので二人で40分ほど飲んでみました。 なんか、飲みっぱなし人生・・・・のような、気が(否定はしない)。
なんとなく何か足りない感じがして、本屋をはしごしまくる。またいつもの『どこか』を探したいんだろうなーと思ったけど、見つからなかった。 家に帰ってからSAにログイン。ひょんな事からまゆさんが20歳である事を知る。高校生かなーと思ってたけど、社会人とは驚きだ。え?20であんな文面(失礼)なんですか??ちなみに自分は『爛漫っぽく』振舞ってたので、中学生だと思われていたらしい。ま、妥当な線でしょ。
今日は久々に歯医者の日。どうでもいい事だけど、いったい何時差歯の治療は終るんだろう。まだまだかかりそうだ。 歯医者が終ってから京さんと待ち合わせる。治療後30分は飲み食いできないので、その間ゲーセンで時間をつぶす。お約束のメダルゲームだけど、一時間ほどで終了。ご飯と称する酒飲みに行く。 ゲーセンの上にあるkoshitoraで、焼酎の飲み放題を堪能。その奥の一利はまた今度ねって事で。焼酎、最近ブームなのはいいけど、なかなか自分にあった酒には会えないねー。トイレにノートがあって、それを読んで初めて知ったんだけど、ここは『俺の台所』のお店と同じ系列らしい。俺台と違って、料理は結構お上品で、お腹減ってる時に来ると危険な場所と言うのがわかりました。 そんで、腹ごなしにもう一回ゲーセンで散財して、とりあえず今日はおしまいでした。
母の日のプレゼントを考えていたんだけど、何にもないなーとか思ってたら、母さんのお茶碗が壊れてしまった。これ幸いとばかりに、茶碗を母の日プレゼントにすると提案。本人もほしがってる実用品がいいもんねー。 軽いのがいいという事なんだが、軽いのは柄も質感もちゃっちいのが多い。かなりいい土を使って軽く焼き上げているようなんだが・・・・柄が子供向けなんだよね、どれもこれも。個人的に質量があるほうが好きなので、なかなか選ぶのに苦労する。 とりあえずそこそこに軽くて、それなりにセンスの良い(と思われる)茶碗をゲット。しかし、何でご飯を盛るのに『茶碗』なんだろうね。 その後、ゲーセンに行く。何か出なくて、7,000円も使ってしまった。アホだ。アホアホとしかいい様がない。 自分のアホさ加減を笑いながら家に帰り、24時過ぎにSAにログイン。まゆさんからメールが来ていたので、少し話をしたが、いっしょにプレイはしなかった。しかし、一日見ないだけでLv24ってすごいよ・・・
今日は朝、オヤジが送ってくれると言うので、ラクチン通勤だった。迎えもしてくれるというので早めに帰って、21時頃にSAへログイン。一昨日、昨日とお世話になったまゆさんにまた会えるかと思ったけど、今日は会えなかった。ちょっと残念。 ちなみにオヤジ、今日は病院の定期検査の日だったようだ。あれ?金曜日とか木曜日じゃなかったの??ま、いっか。
長い事放置プレイのHPをようやく更新。表紙を替え様かといつも思っているのだが、取りこむ都合上なかなかうまく進まないので諦めた。 なんだかまだ一日中疲れていて、ぼけーっとSAを二時間くらいやって寝た。
ストーンエイジに馴染めなくてどーしよーかなーと思ってたら、いきなり通りすがりに喧嘩を売られる。死ね死ねと連呼されて、むっとして詰め寄ってみたが、あっさりスルーされる。人がいるからって通れないわけじゃないんだもんね。 こういう口汚いことを連呼するアホの事を『ハンゲ厨』と言うらしい。というのも、SAはハンゲームという会社?が提供しているからだ。このハンゲームの利用者にはバカがいっぱいいるってコトなんだろうね。 しかし、その場にいた数人の人とそれが縁で仲良くなり、チームを組んだりして6時間くらいSAで遊んだ。なるほど。話し相手ができると急に面白くなるな。 一日お腹がすごく減る日で、何でもかんでも食べてしまう。時々そういう日があるんだが、もしやこれは・・・・
映画を見に行こうと夕方から出かけたんだけど、肝心の映画はすでに終了したあとだった。がっかり。京さんと一緒だったので、まずはドトールでお腹を作り、こなれるまでゲーセンでいつものようにメダルプレイ。さいごにアイカムで飲んだくれて帰った。
仕事に行きたくなくて、一度行ったけどすぐに帰ろうと決心した。適当な口実が見つからないので、所長も休み出し、おじいちゃんが今日死んだ事にして、明日も休みにすることにした。ゴメン、おじいちゃん。 家に帰ってもする事がないので、この前、物流課長男がはまっているというハンゲームなる場所にアクセスし、登録する。オンラインRPGみたいなゲームが無料で今ならできるというので、それをDLってプレイ。結構難しい。コツとか、そういうのも何もなく、自分で模索していかないと行けないようだ。 ストーンエイジというゲームなんだけど、ベータテスト中なので無料なんだそうだ。ベータテストというのは、製品版(課金される正規版の事だと思う)と内容がほぼ同じで、サーバー負荷の状況やバグ発生などと、実際に不特定多数の人にプレイして検証する事らしい。つまり、ベータテストに参加している人は、テストモニターという事なのだろう。 ベータテストには、クローズド→オープンと二段階を踏むのが一般的らしい。ある一定人数でテストをし、次に不特定多数でテストをすると。んで、このクローズドの時の人は、オープンで入ってきた人をあまり良く思ってなかったりするらしいが、そんな事言って選民意識持ってても意味ないんじゃん? 問題なしとみなされれば、課金される正規版になるらしい。その時、ベータ版にはなかったシステムとかが導入されたりする事もあるそうだ。大体、テストモニターのレベルなどは課金になっても落ち越されたりするらしい。 というのが、自分なりに調べた結果。ま、少しやってつまんなかったら止めればいいんだし。なんとなく、頭使わないでいたいだけかもしれない。
GW最後の休み。唯一残った完全なる休日だけど、一日中寝ていた。GWにしようと思っていた事はイベントへ行く事しかできなかったし、他の事はみんな流れてしまった。これは仕方のない事なんだけどね。 なんか・・・・疲れた。
朝8時半にホテルの下で待ち合わせをして、父さんの車で斎場へ向かう。結局昨夜も今朝も、食事の買出しは父さんと横浜・鎌倉の叔母さんや幸手の叔母さんがしたそうだ。父さんはドライバーって事だ。母さんは・・・他の叔母さんたちのマッサージとかね。 斎場につくと、控え室泊まりの方々はもうほとんど仕度が終っていた。あたし達も終ってたけどね。 それから9時にまた昨日の坊さんが来て、お経を上げて、またお焼香で、また老人会の会長夫婦が来てくれて、二人を残して火葬場へ行く。 火葬場に行く前に、おじいちゃんに『旅立ち』の衣装を着せた。白装束じゃなくて、おばあちゃん手縫いの羽織袴だ。それから、衣装と、紙に包んだ仁丹。 最後に花を入れる。このときにおじいちゃんに触ったけど、すごく冷たくて、指先がしびれた。この痺れは一日中残った。きっと、おじいちゃんを思い出す時、この痺れは何時も指先に返って来るのだろう。 火葬場まではそんなに遠くないはずなのに、市内を激しくぐるぐる回って30分以上かかっていく。多分住んでいた町にお別れを告げるとか、そう言う意味もあるんだろうが、とにかく30分はちょっとかかりすぎだと思うよ。焼くぞっって入れてた気合が抜けてしまう・・・って、お前が焼くんじゃないけどな。 三億円ものお金をかけて改造された霊柩車。霊柩車というのはそれくらいあの装飾に金がかかってるらしい。そんなもんに乗れるのは、本当に一生に一度なんだね。その三億円に連れられていくマイクロバスの黒装束。市内をグルグル。まるで市内引き回しの様だ。 喪主じゃないけど、宮代の従兄は一応族長になっている・・・が、すでに長兄の叔父は亡く、祖父母も千葉の長女夫婦に厄介になっているから、族長の仕事は全てこの、長女の旦那(義理の長兄)がやっている。族長代理みたいなもんだが、昔書いていた武神の話のように、全てはこの叔父が取仕切っている。 今回も祖父が喪主だったが、長女夫婦が全てを整えた。もっとも、30台半ばの従兄、ましてや一緒に住んでいた訳でもない彼にそれをさせるのは鬼というものだ。ちょっと頼りない感じのする、でも優しくて物知りの従兄。その娘がなっちゃん。 飾りと化しても族長は族長なので、なっちゃんの相手をする人がいない。すでに従兄は離婚しているので(しかし、元妻との仲はいいらしい)、子供のいない姉夫婦がよく相手をしているのだが、今日はGW。海外に旅行に行っていてつかまらない。だから、そばに呼んであげた。 なっちゃんは今年小学校3年か4年のはず。最初はおどおどしたりしてたけど、会ったのは初めてじゃないんだよ。叔父夫婦の、なっちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんのお葬式のとき、パパも「もう一人のパパとママ」も忙しくて、その時も一緒にお話したんだよね。あの時、なっちゃんはまだ幼稚園だったけど。 なっちゃん、動物が好きらしい。今度、一緒に動物園でも行くかね・・・・ 焼き場に着いて、最後のお別れって言うので、また焼香。う〜ん、焼香が多すぎる。昔はそれで良かったと思うけど、今はそんなにいらないよ。だって、腐んないから。あんなに冷たい。見えないところでドライアイスで冷すって言うし。臭くもなかったし。なんか、最近じゃ防腐処理をするところもあるらしいし。おいおい、ミイラかよ。 一番最後に焼香をした。そして、おじいちゃんに行ってらっしゃいと声をかけた。これから死出の旅に出るから・・・ではなくて、それはよくわかんないけど、違う場所に出かけるからという感じだったのかも。一応仏教で送ってるから、釈迦の国へ『いってらっしゃい』なのかも知れない。 食事の時、長従兄が昔のビデオを見ない?と聞く。ずっと前、まだ叔父さんが生きていたころ。みんなでしょっちゅう旅行に行ってて、長兄叔父さんと従兄とあたしはそのカメラを回してた。あたしが回すのは、たんに珍しかったからと、興味があったから。 食事をとって、骨を拾いに行くと、なんて事はない。すごく暑いんだね、当たり前だけど。余熱ってやつなんだろうけどさ。骨もめちゃくちゃ大量で、40歳くらいの骨の残りかただとか言う。おいおい、確かにおじいちゃん若かったけど、96で40歳の骨って言うのもすごすぎだ。いっぱい残ってるので、三回も拾ってみた。 頭蓋骨のてっぺんが黒いので、ははん、あれがシャンプーの残りカスに違いないとか思ってたら、そうじゃなくて一緒に燃したもの(黒い袴だと思う)の染色が移ったり、化学反応を起こしたりした結果(まさか仁丹か??)なんだとか。よくある話らしい。 長女夫婦の家に戻ると、長従兄がビデオの調節をしていた。そう、この従兄は勝手に人の家のものでも自分の家のように使ってしまうのに、憎めないところがある。むしろ、みんなそうされているのを望んでいるかのように。彼の父親もそうであったように。 15年以上前のビデオ。もう見る事のできない叔父と叔母と祖父が笑い、歌い、踊り、カメラに話しかける。まだ小さい従兄弟達と従姉妹達。当時の流行最先端の、今見るととてつもなく野暮ったい服装の叔母達。そして、髪の毛がふさふさの、若さ溢れる叔父達(笑)。 大人達が宴会場で歌って踊って乱れまくっている頃。こっそりカメラを持った子供達は旅館の中を大冒険。そう、これはいつものパターン。ボイラー室だろうと、調理室だろうと、立入禁止の文字がなければどこでも開けて覗いてフィルムに収める。飽きれば部屋に帰って布団を出しまっくって、枕を投げまくって子供達だって乱れまくりだ。 なんて事だ・・・・ 大人達は絶句しながら笑う。 子供だけの時間がこんなになってるとは想像もしてなかったよ。 そうかい?普通だよ。少なくてもあたし達にとってはね。 そんな事を言っていると、末の叔母がそっと涙をぬぐった。 何で泣いてるの? 娘の言葉に、叔母は言う。 だって、もう、兄ちゃんも、父さんも、義姉さんも、みんないないんだよ。どこかから、あの時の父さん、ぽっとでてこないかしら。 でてこないよ。 それじゃホラー映画だよ。 そう思ったけど、誰もがそう思ってるんだろうと思って黙ってた。 ビデオなんていつ見るんだろうって思ってたけど、こういうときに見るためにあるのかもしれない。
昨日家に帰ってみると、お通夜は17時に決まっていた。だけど、その前におじいちゃんの顔を見て挨拶したいという事で、9時に家を出る。普通の服で車に乗って、喪服はトランクへ。喪服なんていっても、いつものダークグレーのスーツだけどな。 昨夜のうちにゆみくんへメールを打っておいたら、途中で電話が来た。なんで死んだの?そう聞かれてもなぁ・・・・入院したと言う事は最近になって教えたけど、それはあくまでも「加老の為」と言う事で、アルツハイマーで身内の顔すらわからなかったのだとか、その原因は前立腺肥大の治療方法がショックだったらしいとか、そう言う事は伏せておいたのだ。だから、差し障りなく、今回も「加老だよ」とだけ言った。うそつきな姉だ。帰国したらすぐに挨拶に行くといっていた。それがいいよ。電報を打つといってたけど、そりゃあんた、遠いから国内から代わりに打つ事にした。 途中でご飯を食べている時に、そのネイル派手じゃない?とか聞かれた。そうかなーとも思ったんだけど、大粒のラメが入っているので念の為に地味なネイルとチップ、両面テープ(ぉぃ)を購入。母さんに見せて、派手だと言われたらチップで偽装しようという魂胆だ。しかし、店が悪いのか、田舎のせいか(失礼)、ろくな色もないけど、無地のチップもない。参ったなぁ・・・。なんか、以前ネイルアート見せた時、また見せてと言っていたような気もするし、いいかなぁ。 千葉に着いておじいちゃんに挨拶する。 う〜ん。蝋人形のようだ。生きてるようには見えないな。これが第一印象。 頭に白い飾り・・・あれ、なんていうんだろう。なんか、赤ちゃんの頭飾りにも見えるし、ロリータ系のそういう飾りにも見える。キューピー人形がまいていたような、あの白い、フリルのついた、あれ。ちょっと可愛いぞ。これが第2印象。 バカなコトを考えていたけど、羊羹を供えて枕元に座ってみたら、ああ、おじいちゃん、死んじゃったんだなーと実感。なんだか泣けてきた。 お線香を上げて、それでもまだ、ここに寝てるのはマダムタッソーが作ったアレじゃないかなんて思いながら、居間へ移動。横浜の親戚たちが来ていて、従姉二人とみきくんと4人で、先に斎場へ行く事になった。 斎場でしていた事といえば・・・・お茶を飲みながら、茶請けを食べまくる。アホな話で笑いまくる。できあがってない祭壇設営を見ながら感心する。といったところで、全然葬式っぽくないんだな、これが。 みんなが揃って湯灌になった。昔、湯灌をバイトにしている人の日記を読んでいたせいか、いろいろ考えて笑ってしまう。最初からいると、お洒落なおじいちゃんはきっと恥ずかしがるだろうからと、孫達は遠慮していた。だから、最後に顔を洗う時だけ一緒にいた。 頬は死語硬直がとけたのか、かなり柔らかくて、おじいちゃんがまた笑ってるみたいで、あたしも笑った。お風呂好きだったのに、入院してからちっとも入れなかったもんね。 その後祭壇ができあがって、いつのまにかおじいちゃんがそこに寝てて。おじいちゃんの顔をみんなで見てたんだけど・・・あれ?さっきよりか笑ってないかい?あ、そうか。みんなでじいちゃん囲んでいろいろ話してるから、きっと楽しいんだね。そんな事を言ったりして、やっぱりお茶を飲んで、健康のためっていって吸うのをやめてた大好きなホープに火をつけてあげて、やっぱり好きなアンパンを出して、仁丹を出して。そんな事をしてたら、そろそろ式が始まるよといわれる。 坊さんが来て、葬式が始まると、なんだかまた悲しくなってくる。叔父さんや叔母さんがなくなったとき以上だった。叔父さんのときはまだ粋がってた(笑)ので、最後の死者へ向ける言葉で泣いただけだった。おばさんのときは泣き過ぎで偏頭痛を起こして、お通夜も告別式も最後までいられなかった。 でも、おじいちゃんは覚悟していたせいもあるのだろうか。始終泣いていたけど、取乱し橋なかったし、後悔もしなかった。もっと会っておけばよかった。叔父さんと叔母さんのときはそう思っていたけど、おじいちゃんのときはそう思わなかった。やっぱり、春先からできるだけ足を運んでいたからだろう。涙が出るのは、もう、(まともだったとき)最後に会ったあの正月のように、笑顔で片手を挙げて、いらっしゃいと笑ってくれないからだろう。もう、アレは生き物ではなくて、有機物の塊で、体内を流れる微弱電流は戻ってこないからだろう。 きっと、耳を近づけたら、崩れていく内臓の、自らを溶かす胃や肝臓の水の音が聞こえる。修二の時は聞こえた。人体展で見た大きな肝臓。絶対に、あの音が聞こえるはずだ。 なんて考えていたくせに、坊主がいなくなったらあっさりと涙は終った。なんて現金な。葬式が終ったら泣き止むなんて。自分らしいといえばそうかもしれない。 だいたい、木魚と金の音に、ドリフのコントを思い出して笑いそうになるのも問題だ。泣くか笑うか。本当に自分は悲しいのかな。ま、悲しいんだろう。唇の端が上がらないんだもの。かみ締めっぱなしだから。 通夜振舞いはあまり食べたくなかった。みんながいなくなった部屋で、おじいちゃんの事を考えていたら、叔母さんたちが来た。 戦争に行っていた時の話。 末娘の叔母さんが上京して来た時の話。 免許とイカ釣りの話。 杉戸の時の話。 そんな事ばかり話してた。 お父さん。あたし、お父さんの事が大好きよ。 そういって、末娘のおばさんは泣きながら笑った。 どこに出しても恥ずかしくないお父さんだったね。 長女の叔母さんは、誇らしげに笑った。 あたしはそれを聞きながら、またおじいちゃんの顔を見た。死ぬ時まで閉じなかった口元。病院で「閉じてくれた」おかげで、笑ってる口元。糸切り歯が少し内側に傾いている。ああ、おじいちゃん、あたしと同じなんだ。きっと、親不知が倒れていて、歯を圧迫して倒れてるんだよ。あたしそうなんだよ。 そう言って叔母さんたちにおじいちゃんの歯を指差したら、耳元で「うん、うん」と声がした。後ろには誰もいないよ。声は、おじいちゃんの声だったよ。吃驚したよ。一緒に自分の顔見てるの? いつのまにか女がみんな集まっていた。血の繋がった男性は孫3人しかいない。あとは曾孫に一人。男達はいつも、男だけで固まってる。今も、ずっと鮨の前から離れない。女達はみんな、自分の父、祖父の前で笑って、話して、時々踊ってる。曾孫達は走りまわってる。 そこにいた彼の子供と孫達の半分以上が、彼の声を聞いた。 まだ、そこにいるんだね。 死ぬ時は、仕事に重ならないよう、葬式がお休みの日にできるように死ぬから。 昔そうそういっていたおじいちゃんを思い出す。 28日の日に目を覚まして、今は何日だ?って長女のおばさんに聞いたらしい。もしかしたら、死ぬ日を決めようと思っていたのかもしれない。 子供の日には死なないのね、お父さん。ちゃんと休みをくれたのね。だって、子供の事が好きだったし、一番に考えてくれていたからね。 末の叔母さんがそう言って、三女と四女の叔母さんが頷いた。 気が付いたらもう遅くて、部屋から出る事にした。 斎場にみんな泊まるけど、あたしとみきくんは傍のビジネスホテルに泊まった。みきくんは宿題をするから。あたしは風邪気味だから。 ホテルでいつもは食べないお菓子を山ほど二人で食べて、テレビを見て笑って、それから寝た。 明日は告別式か。骨にするのか。 色々な事を考えていた。 今回は、ネタになるとか考えなかった。そんな余裕はなかった。 ただ、あんなにたくさんいると思った身内なのに、なんか少なくなったような気がした。二人死んでるだけなのに。そこにもう一人加わっただけなのに。 存在感か。 そう思ったら、クエン酸回路が思い出された。フマル酸とか、リンゴ酸とか、存在感大きいよな。 そんな事を考えつつ、眠りに入った。 やっぱり、普通の人と回路が違うのかもしれない。
今日はGWイベント。いつものようにとめさんと京さんと新橋で待ち合わせをして現地へ。まだ眠そうな父さんがパンピーではない娘に協力的なおかげで、重たい荷物を持って無事に待ち合わせ時間に間に合う電車に乗れました。始発の次の電車なんだよね・・・・特急の車両なので好きなんだけど。 いつも思うんだけど、ゆりかもめの駅って不便だよねー。高いところにあるのは判るし、道を横断しなきゃ行けないのも判るんだけど、いまいちサービスが悪いの。もっとどうにかならなかったのかなぁ。遠いのはさておいて、細切れのエスカレーターにもうんざりだし、ぐるぐる回る通路構成もうんざり。たぶん、造った人は何も考えなかったんだろうな。巨大荷物はさておいて、車椅子の人は絶対に不便だろうし、松葉杖の人も、お年寄も、絶対に大変だ。そう言う人も快適に使用できないような好造で平気な顔をしているところが、いかにも役人の思い上がりって感じで嫌なんだけど、そんなコトを言っても始まらないしね。 お菓子を買ったりして向かう途中、ちょうど東京SSを越えたところ(ぐるっと回ってる、橋に入る手前のあそこね)で家から電話が入った。とり損ねてしまったし、車内だからと言う事で降りたら電話しようかとも思ったんだが、またすぐに電話が来た。おじいちゃんの事かもしれないので出てみたら、意識不明になったという連絡が。それで、とりあえず呼ばれるかもしれないので、備えておいてくれとの事。備えてって・・・・ここ、橋の上ですよ。しかも家に帰るのか、千葉に行くのかわかんない。とりあえず、展示場前で降りるから、その後もう一度電話するという事にして一度切る。なんだよ、朝から波乱万丈だな。 展示場前について降りてから、もう一回家に電話すると、まだなにも決まってないのでとりあえずは常に連絡がつく状態にして待っていてくれという。なので、会場は電波が異常状態になっている事をまず伝え、京さんの携帯を教え、電話よりもメールで入れてくれと頼む。京さんと両親の携帯は同社なので、番号だけでメールも届くはずだ。そして、留守電が入ろうと入らなかろうと、11時頃にもう一度連絡するという事に。 しかし。 9時前に祖父逝去メール。肉親の誰に看取られるでもなく、意識不明になってから15分の死だった・・・らしい。 その場で電話したが、家に戻っても何ができるわけでもないし、まだ体も病院から戻ってないし、何も決まってないという事で、結局戻る必要はないという事に。何しろ、葬式は早くても明日から。今いってもジャマになるだけだというのももっともだ。しかし、父さんと母さんは当初の予定通り、医者に行ってからおじいちゃんに会いに行くそうだ。 本当に、この前風邪を押して会いに行ったのが最後になった。 なんて悠長に浸る前に、すぐに押し寄せる現実。GWあたりが危ないんじゃないかと思って出していたスーツ。まだ帰ってきてないじゃん。アレがないと、あたし着てく服がないよ。すぐにそれを電話すると、クリーニングやさんに連絡をとってくれるという。もう、どきどき。結局それは明日の朝一番で持ってきてもらえる事になったけど、京さんが自分の法事の後に持ってきてくれるとか、時間が合うかどうかとか、なんかいろいろ心配してくれたけど、どうやら大丈夫なようでよかった。いろいろありがと。ごめんね。 イベントではいつものように有島さんが顔を出してくれたりして、楽しい時間を過ごす事ができました。終ってから、カサイマキさんとお茶もできたしね。サークル名もPNもジャンルもかえて活動されているけど、ゆっくりお話もできてよかったですよ。変なねーさん達ですまんかったのぉ。 帰りがけに羊羹を買う。おじいちゃんは羊羹が好きで、この前見舞に行ったとき、羊羹持って来いって言ってたんだもん。 母さんが今度くる時羊羹持ってこようねっていったら、今度なんて言わずに明日もってらっしゃいって言ってた。だから、羊羹は持っていかなきゃ。母さん、今日は泊りらしいけど、持って行ってないはずだからね。 とりあえず、おじいちゃんの事は覚悟がある程度で着ていたので、明日はそれなりに落ち着いていけそうだ。スーツも間に合いそう出し、そう言う意味ではよかったなーと思う。朝早いので、さっさと寝よう。明日と明後日は、ちょっと忙しそうだし。
明日イベントだし、パーマやさんへ言ってネイルまでしっかりしてもらう。京さんが自分の言っている美容院がいまいちなんて言ってるので、一緒においデーと言って地元まできてもらった。できはいいようだ。 家に帰ってから思い立って掃除なんかをしてみようかとも思ったが、逆に物がなくなってもつまらないので止める。U:サガしながらうとうとしたりするのだが・・・とにかくキャッシュのストーリーはメンドクサイ。15分に一回どーでもいい(と感じてしまう)重要な戦い(しかも強くて絶対に勝てない)戦いにひきこまれるのが正直ウザイ。やりながら寝てると、動いた瞬間にまた戦わなければいけないし・・・そのせいでターンが食われるのもむかつくところ。 そんな感じでごろごろ寝たり起きたりしていると、あっという間に夜になってしまった。明日イベントだから車出してと父さんに頼みに行くと、母さんの指の話をしている。なんでもママさんソフトボールの練習をしてるときに突き指したらしい。 突き指・・・?そんなふうには見えないなぁ。そりゃ、どう軽く見ても筋を痛めてるよ。折ってるかも。関節がつぶれてるかも。そういう感じの曲がり方じゃん。 昼間から親父がそう言って聞かせてるのに、本人はガンとして譲らずにシップをまいていたらしい。そして、私に聞こうと、起きてくるのを(?)待っていたらしいのだ・・・って、もう22時回ってるんですけど。 とりあえず、動かせない。触るだけで痛い。冷さないと痛いというのは突き指以上の症状である証拠。湿布をした上から割り箸で添え木をつくって(直接じゃ冷えなくて痛いというので)、テーピングで巻いて、明日の休みに医者に行くように言った。 明日はおじいちゃんを見舞に行くつもりだったらしいので、その前に行くと約束してくれた。全く、もう60なんだから、いつまでも大した事ないって思ってるなよな・・・
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