”BLACK BEAUTY”な日々
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2003年04月26日(土) 曇り 生存確認セリ

時間が経つのは早い。
前回の更新から早1週間近く経過している。
「日記」と銘打つからには日々について思う事を徒然なるままに書けばよいのであろうが、俺は吉田兼好ではない。

だが、吉田兼好と同じく俺もずっと、ずっと思考の海を漂っている。
新聞に載っていること、テレビで垂れ流されること、俺のささやかな幸福、しがない日々、季節はめぐり、桜は散る。表現は様々。
歌を書く。決して雑巾を絞るように書くのではない。けれど一行も書けない日だってある。売れる?売れない?もういい。そのために書いているのではない。
簡単な言葉。美しい響き。それが夢。グローバルな日本語。それが夢。でもあまりにも多くの薔薇が俺の手をすり抜けてゆく。痛い。渦。まさに渦。永遠に抜け出せないのかもしれない。それでもいいと、俺は思う。
俺に輝くペンをくれ。残しておきたいものがある。人として、猿として、この星に生きたアニマルとして。いつか世界が裂けてしまう前に、名もない花が俺に語った言葉を記しておきたい。

ひとつだけ、今日と云う日に俺が生きた意味があるとするなら、この言葉を記しておきたい。「それでも世界は美しい」。「それでも世界は美しい」。俺はそう思っていたい。




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