”BLACK BEAUTY”な日々
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2003年04月07日(月) 晴れ 私的バンド評

この週末はとても日記に書けない事ばかりしていた。
というのは嘘で、スタジオ入ったり家族で公園に出かけお弁当を食べたり、仲間のバンドのライブを見に行ったり、打ち上げのシメにラーメンを食べ体内脂肪増殖に励んだり、そんな事をしていた。

週末に見た「仲間のバンド」とは、「THE SIDE SLIDE RIDERS」と云う。
FREAKSとは結成当初からの仲で、兄弟みたいな関係である。

このバンドを見て、いつも思うのが、「楽曲の完成度の高さ」である。
バンドが曲を作る時、所謂「及第点」というものがある。
楽曲の完成度合を「ここまでで、よしとしましょう。メンバー各位」とするポイントの事であるが、このバンドの場合、及第点が限りなく100点に近いのではないかと思われる。
この拙文日記を読んでくれている人の中でバンドで曲を作っている人も多いと思うが、リフだけ、4小節程度のフレーズとかは案外簡単に出来ちゃうもんである。
ところがこれら「曲みたいなもん」を「楽曲」に昇華させる作業というのは実に大変である。
楽曲のイメージを決め、詩も書かなきゃならんし、細かいアレンジも決めなきゃならんし、1曲仕上げるのに俺は頭の中でその断片を何度リプレイするんだろうと思う事もある。

バンドがライブで演奏する1曲当たりの時間は3分〜4分程度である。ところが、その数分間の底辺にはおびただしい時間が積まれているはずである。
そういう事を考えさせてくれるバンドである。
このバンドの楽曲の完成度の高さは個々のメンバーのミュージシャンシップの高さとイコールであるからして、俺はある種の健全なる敵対心と尊敬の念を持ってライブを見に行っている。

前に「音を言葉で伝える事は困難である」と書いたが、今回も玉砕っぽいので、この愛すべきバンドの今後のライブ予定を。


5月4日(日)本八幡 Route Fourteen
7月20日(日)大塚 Red-ZONE

  詳細はHP  http://www.hato66.jp/


JIN |MAIL TOThrill freaks offcial web.

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