ブルーにこんがらかって...月人

 

 

ギフト - 2001年09月17日(月)

与えることは必ずしもプラスにならない、ということを経験的に知っている。

相手に対して自分ができることを考え、実行する。もちろんそれがプラスに作用することもあるだろう。
でも結局のところ、それは個人的問題の域を出てはいない。
これによってもたらされる確実な結果は、せいぜい「自分が満足する」ということぐらいで、「相手が満足する」とは限らないのだ。

「いいことが何かを考える」というのは自分の視点からだけで考えているに過ぎないのであって、その裏には「与えることはプラスの作用を持っている」という大前提が大きな顔で居座っている。

その大前提を疑ってみる。
与えたら相手はどう思うのか。
与えることは相手に対してどう作用するのか。
与えることはほんとうにいいことなのか。
そうやって考え続けることが、「ほんとうにいいことが何かを考える」ということなのかもしれない。

なんて。
与える前に自分の保身を考えるけちくさい人間のいいわけじみた解釈に過ぎないのだろうけど。


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