SEE YOU - 2001年01月25日(木) 本棚を眺めながら気付いたこと。 視力が落ちてるのかもしれない。そう離れていないのに背表紙の文字がかすんで読めない。 でも、だからといってそこに何の本があるか全くわからないわけじゃない。 見慣れた自分の本棚だから、おぼろげな輪郭があれば十分。そこにあるのが何の本かきちんとわかる。 人間を見るときにも、私にはおぼろげな輪郭しか見えないのかもしれない。 知ってる人ならそれでいい。見えなくてもそれが何なのかわかる。どんな風に話をすればいいか、接すればいいかちゃんとわかる。 でもそれが知らない人なら。 初対面の人と平気で話せる人、誰とでも同じように付き合える人というのが少し羨ましくもあり、怖くもある。 相手の姿をすばやく見定めることはできない。かといって見えないまま向き合っていられるほど強くもない。 皆、一体相手をどんな風に見て付き合っているんだろう。 それとも何も見てはいないのだろうか。 「知らない人」がどうやったら「友達」になるんだろう。 いつのまにか私はその方法を忘れてしまったらしい。 -
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