セイフティ・ブランケット - 2000年09月27日(水) なんだか妙に忙しくて、日記を書く暇が無かった。 書くことはいろいろあったのに。 とりあえず週末から今日までを振り返って。 土・日は友達が遊びにきた。 4月に引っ越して以来、家に友達が来るのは初めてだ。電話で「語りまくるよ、寝かせないよ」と宣言しておいたのだけれど、結局大した話はしなかった。 何をしていたかといえば、漫画を読んで(笑)ごはんを食べに行って、キャラメルボックスのビデオを観て。翌朝ふたりでごはんを作って、またキャラメルビデオを観て。ちなみに観た作品は全部で4つ。「銀河旋律」「広くてすてきな宇宙じゃないか」「サンタクロースが歌ってくれた」「ヒマワリのタネ」(…は作品といっていいのか?)。 とにかく大した目的も無く、でも久しぶりに友達と過ごした週末はとても楽しかった。 会うまではとことんいろんな話をしようと思っていた。なのに、顔を合わせたら「別にいいや」という気になった。 彼女はとても聞き上手だ。だから電話をすると、いつも私ばかりが喋っている。 それは大抵不満や愚痴だったり、あまり聞きたいと思うような話ばかりではないと思う。それでも彼女はいつも私の話に付き合ってくれる。 とてもとてもありがたい。だからつい甘えてしまう。申し訳ないなと思いながら。 だからかもしれない。 せっかく久しぶりに会ったのに、また愚痴ばかり聞かせたんじゃ申し訳ないから。 それから、理由はもうひとつ。 顔を見ただけで安心してしまったから。 気の置けない、そのまんまでいても平気な人と過ごすのは本当に久しぶりだったから。 彼女に会うと、いつも「羨ましいな」と思ってしまう。 人との接し方が上手い。厭味のないやり方で、他人に合わせることが出来る。割り切るとこはスパッと割り切っていてすごくかっこいい。彼女のことを「友達だ」と思っている人はきっと沢山いるんだと思う。でも、彼女は自分の中でそれをきちんと分類している。溺れていない。 多分、私とは正反対の位置に立っている人なのだ。 私は他人に「あなたは私の友達だよね」ということが出来ない。 もちろん、その人を知らない第三者に説明する時、代名詞として「私の友達が云々」ということはあるけれど。 まず、ただのクラスメートとか、グループから外れないだけのための知り合いは私にとっては「友達」とは全く違うものだ。そんなどうでもいいものに時間を割くのはもったいないしめんどくさいので今は持ち合わせていない。…無きゃ無いで不便だけどね。 それとは別の、大事なもの。合わせなくていい、そのまんまで一緒にいられるひと。 そういう人たちに名前を付けるとしたら、多分「友達」と言うんだろう。 幸い、私はそういう「大事な知り合い」を何人か持っている。だけどその人たちにも、私は「友達だよね」とは言えない。 私はすごく大事に思っている。だけど相手は違うかもしれない。 相手は私と仲良くなんかしたくないかもしれない。 そんなことを考える。だから相手から言ってもらえるまでは、こんな身勝手な言葉で相手を縛るわけにはいかない。 それでも時々思う。…あのひとのだいじなひとがわたしならいいのに。 さて、気分を変えて。 月曜日からは後期の授業が始まった。 正直言って、学校はあんまり楽しいところじゃない。 それでも行かないわけにはいかないので、慢性的な頭痛を抱えながら授業を受ける。ちなみに、外国語は結局中国語にした。…これで少しは漢文も好きになるといいんだけど。 んで、今日は久しぶりのバイト。 給料を貰ったので懐があったかい。夏休みにさんざん働いた報酬。…バイトばっかしてたから、課題のレポートがひとつ間に合いませんでした(大バカ者)。今から「古事記」読んでこれが何故書かれたのかについて原稿用紙10枚…無理です書けません。 必修じゃないから諦めるしかないかなあ。トホホ。 単位をひとつ落とすのも痛いけど、この講座の教授に「この程度の奴か」と思われてしまうのがもっと痛い。この教授とはいろいろ話が出来そうだなあと思ってたから。…ダメな学生だと思われてんだろうな。 -
|
|