切干大根と秘密の関係

−2人の関係は切干大根から始まった−

今日は私とネコさんの馴れ初めについて語ってみるとしよう。

およそ二年半ほど前だったか。
まだ私が人妻だった頃。
旦那との関係も上手くいってなくて、誰でもいいから話を聞いて欲しい、遊んで欲しいと思う毎日でございました。

メッセのメンバリストを見て、なにか話しかけるきっかけがないかなーと探していたとき、目に留まったのは思わず噴出してしまう名前だった。

「katze@味噌汁と切干大根は合わんな」

合うわけないじゃんっ!と心の中でツッコミを入れつつ、唐突に話しかけてみました。
「そりゃ合わないだろうなぁ」

ここから2人は久しぶりのメッセで盛り上がるわけです。
近況報告やら悩み相談やら。
お互い状況は違っても、同じように「誰かと遊びたい」と思っていたので、早速一緒に遊ぼう、というノリに。

実はもっと前に、GDBの掲示板で知り合って、行徳のバルズでオフをやった時が最初の出会い。
その時はお互いなんとも思っていなかったんですね。
他にも確か、YuUさんとかYASさんとか、他にも名前は忘れてしまったけど数人いました。
dm3rdとかの頃だっけ。4thだったっけ。

ネコさんはどうやら「オナゴや!」と激しく期待してたみたいなんですが、掲示板の語り口調からは想像できない怪物が現れたので、すっかり萎え萎えになっていたようです(笑)
その時の心境を、彼はこう語る。

「寄るな、触るな、近づくな、ましてや俺に惚れたりするなぁあああ!!」

それが今では一緒に住んでますよ。
人間って、わからないもんですね(´ー`)

で、久しぶりに遊ぼうと言う事になった、という話に戻りますが、ネコさんはわざわざ遊ぶためだけに浦安まで来たんです。
まだ浦センが神ゲーセンだった頃。
私はこの頃から遅刻クセがあったらしく、少し遅れて浦センに到着。
私を待っていた時、ネコさんは必死に「イメトレ」をしていたそうです。
昔一度だけ会った時の私を思い出し、「デブだけど大丈夫、デブだけど平気」と言い聞かせていたんだとか(笑)
で、そのイメトレの甲斐あってか、いざ顔を合わせた時、「うん、思ったより太ってない」と思ったんだそうで(´ー`)

とにかくデブが生理的にダメだったみたいなんだけど、それよりもとりあえずは誰かと一緒に遊びたいという気持ちのほうが強かったみたいです。

で、それからは頻繁にメッセで話すようになって、お互いに深い話や悩み相談までするようになって、ちょくちょく遊んだりもしてたわけです。

ネコさんの過去の話を聞いたりして、なんとかこの人の力になってあげられないだろうかと思うようになった。
私が苦しい時、話を聞いてくれたり一緒に遊んでくれたりして、すごく救われたので、その恩返しがしたいと考えていたんですね。

今思えば。もう既にその時、ネコさんに惚れてしまっていたのかもしれないな、と。

一緒に遊んだりしているうちに、今まで付き合ったどの男性より、一緒にいる時間が楽しかった。
何より、共通する趣味も同じだし、話を親身になって聞いてくれるし、一緒に遊んでくれるし。


でも、ネコさんがデブを嫌いなのは重々承知してた。
だから、告白したってうまくいくはずも無いし、なにより自分は人妻。
それなら、ずっと思いを胸に秘めたまま、友達として付き合っていくほうが幸せだと思った。

でもねぇ。ほら、私我慢できない人だから(笑)
メッセで告って心理作戦展開!
「私は貴方のためなら何でもします」作戦で押して押しておしまくったァ!


それから半年の間にネコさんの気持ちにも変化が出てきて、1年間の不倫関係を経て、めでたく正式に「ラヴァーズ」となったわけです。

旦那にも情がうつってしまって中々別れられずにいたけど、色々決定打がいくつも出てきたおかげでスッパリ後腐れなく別れる事が出来た。
結局お互いの気持ちが完全に離れていて、それぞれ別のところに好きな人を作っていたというオチ。
結局私たちをつないでいたのは、婚姻届というたった一枚の紙切れだったわけです。




そして、同居し始めて1年。
変わらず「友達のような恋人」の関係を続けています。



そんなわけで、私たちの縁結びの神様である「切干大根さま」は、今でも真っ黒になりながら台所の食器棚の上に鎮座しておられます。
ネコさんは何度も捨てようとしたけど、「御神体になんて事を!」と言って私が捨てさせない。
この切干さまは墓まで持っていくつもりです。

#私の作戦勝ち
2004年11月29日(月)

ありのままに、赤裸々に。なんつって。 / おかぷぅ