帰省日記7〜水の駅→道の駅→鯛生金山〜

※今日の日記はサムネイル画像が盛り沢山で、重くなっています。
ナローの方、申し訳ない(´Д`;)


今日はネコさんのお母さんが、どこかへ連れて行ってくれるらしい。

昨日100円ショップで買った地図とにらめっこしながら、
阿蘇までいけるかな、湯布院は無理だろう、それなら菊池渓谷はどうだろう、などと打ち合わせをするネコさんとお母さん。
微笑ましい光景でした(´▽`)


地図を片手に車に乗り込み、いざ出発。

私達の共通点の一つ、「母親が鶏関係の仕事をしている」という事について、ネコさんのお母さんとしばし盛り上がる。

私の母親は鶏の卵を採る仕事をしている。
ひよこの育成もやってる。
私もそこでバイトをしたことがあるけれど、今までやったどのバイトより楽しかった(´▽`)
朝早く鶏舎へ出向き、鶏舎の中から伸びているベルトコンベアのスイッチをぽん。
そしたら出るわ出るわ、卵がどっさり。
それを選別しながらケースに収めていく仕事であります。
しばらくすると卵の流れがゆるくなるので、カゴを持って鶏舎の中へ。
鶏舎の中は空気が黄色くて、なかなかすごい臭いだけど、田舎じゃ鶏糞の臭いなんて日常的に漂っているのであまり問題は無い(笑)
コンベアの上に産み落とされなかった卵や、鶏の死骸を拾って出てくる。
そしてまた、コンベアの前にのんびりと座って卵を選別するのだ。
それからひよこの育成。これがまた楽しい。というかかわいい。
何百羽といるひよこの世話をするのだけど、動物が好きな人にはたまらない仕事かも。
くちばしを切る作業(私はやらなかったけど)、予防接種、エサの調合…
時間があっという間に過ぎる仕事でした。
一日中ピヨピヨピヨ ⌒(´◇`)⌒


そしてネコさんのお母さんの仕事は、鶏肉をさばく仕事。
順番的には私の母親の仕事の後の仕事になりますね。
ブロイラーで育てた鶏だけじゃなく、卵を産まなくなった鶏も食肉として出荷されると言う事を始めて知りました。

そんなこんなで、しばし鶏談義。
鶏舎の仕事も経験したことがあるらしく、ヒヨコかわいいよねーなんて話で盛り上がったり。


そうこうしてるうちに菊池渓谷・水の駅に到着。
すこしここで休憩していこうと言う事になりました。

水出しコーヒー(お餅付)なんてのを3人で頼んでみる。
まぁ、普通のコーヒー。お餅もお土産売り場にあるのと同じ(笑)

ふと横を見ると、こんな看板が。



空中そうめん流し!?!?

私の脳裏をよぎったのは、途中で切れている竹の筒から勢いよくそうめんが飛び出し、それを空中でキャッチして食べるというサバイバルアクションそうめん流し。
むしろ、すでにそれは「流し」ではない!
「空中そうめん飛ばし」だ!
すごい、これはすごいぞ。
一体どういう構造になっているんだ…

と言う事で実際にたしかみてみろ!ってなわけで行ってみました。






なんの事は無い、
空中を通っているパイプの中をそうめんが流れてくるってだけの事('A`)。
アクロバティックなそうめん流しの妄想は一瞬にして消え去りました。

そしてネコさんがなにやら写真をとってきたのですが、これがまたすごい。
竜神の水という小さな噴水みたいな場所があったのですが、



両サイドの河童、怪しすぎます。
両方ともそれなりに豊満な胸があるのでどっちがオスかメスか分かりにくいのですが、
右側はなにやら握り締めています。こっちがオスっぽいですね。
左は股間部分に何もそれらしきものが無いのでメスなのでしょう。
でもメスっぽい方もなにやら握り締めているようにも見えます。
もしかしたらどちらとも両性具有なのかもしれません。不思議です。


菊池渓谷・水の駅、ネタもさることながら、景色も素晴らしいです。

水の駅というだけあって、周りは川が流れていたり、中にも水車や釣堀なんかもあって、とにかく水にかこまれています。
…あれ、ネタにばかり気をとられて、あまり風景写真を撮ってないようです('A`)


帰りに色々お土産を買ったりソフトクリームを食べたりしながら、車に乗り込み、目指すは鯛生金山。

途中上津江村道の駅で再び休憩を。


道中、スーパーらしき建物が一つも無かったので、この辺りの人はどこまで買い物に出ているんだろうと不思議に思っていました。
でも、とりあえずこの道の駅にくれば新鮮野菜が置いてあるようです。
肉や魚はもう少し街へ出ないと買えないのかな?
田舎っていいところだけど、こういう部分が不便だなぁと思った一時。

 
大自然の空気はとても澄んでいて、おいしいです(´▽`)

ただ、あまり人が来ないのか、一番目立つ時計が思い切り狂っていました。
大丈夫か、上津江村道の駅。


再び車に乗り込み鯛生金山へ。
久しぶりに長時間車に乗ったせいか、少し車酔い気味になり、ぐったり。
二人に心配をかけてしまいました。
そして空模様が怪しくなってきた。これは一雨きそうだ。

しばらくして鯛生金山へ到着。
上津江村を過ぎた辺りから、道端ののぼりや看板に「カメルーン」の文字と国旗が目立つようになってくる。
そうか、ここはカメルーン代表のキャンプ地だったんだ。

鯛生金山にて昼食を取ろうと食堂に入ったとき、メニューを見てみると…



カメルーン弁当(一日30食限定)!
これは食べねば!しかし車酔い気味の状態ではちょっと厳しい…
よし、ここはネコさんに食わせることにしよう!(悪

というわけで注文。
食堂の人いわく、「本日はあと2食でカメルーン弁当が終了です。いかがですか」

…本当かなぁ…(笑)

とりあえず、半信半疑で頼んでみる。ついでにホットケーキも。


これがカメルーン弁当っ!!!
グラタンのようなシチュー、カレーソースがついたチキンカツ、カメルーンの国旗にみたてた3色ふりかけご飯、山菜うどんにデザートの梨とケーキ。

私はうどんとケーキを頂くことにしました。
うどんウマー!ムカムカしてた胃に染み渡る感じ。
車酔いの原因は空腹だったのかもしれないな、なんて思いつつケーキを一口。



(゚〜゚;)!


ケーキの所々に紫色の模様があって、私、これは紫芋だと思って食べたのですが、どうやらラベンダーを織り込んだ何かだったようです。

口の中に広がるト●レの芳香剤のような香り、味…
ほのかに香る程度なら「オサレで美味しいケーキ」だったんだろうけど、紫色の塊は強烈なラベンダーの臭いを放っている…

コレはダメだ…車酔いのムカツキが再発。急いでうどんを食べる。

ネコさんのお母さんもネコさんも試食してみたけれど、

(;゚〜゚) ■ (゚〜゚;)

全員ギブアップ。私がなんとか紫の物体を避けつつ、まわりの部分だけ食べました。
ただ、このケーキ以外は中々美味しかったです(´▽`)<カメルーン弁当
グラタンシチューも最初は微妙だと思ったけど、普通に美味しかったし、
カレーソースのチキンカツは中々美味。
一番美味しかったのは山菜うどん(´▽`)

お腹が満たされたところで、いよいよ鯛生金山の中へ見学に行くことに。
ネコさんのお母さんがチケットを買ってくださって、3人で怪しげな物体を首にぶら下げて、いざ坑内へ(/▽`)/

入り口で貰った怪しげな物体(マグシーバーというらしい)は、中でアナウンスを受信するための専用ラジオみたいな物でした。


さて、鯛生金山の中ではネコさんがカメラを握り締めていたわけですが、この中だけでも70枚近く写真をとってます。
さすがに全部乗せることは出来ないので、要所要所ピックアップ。

中は当時の坑道をそのまま残し、見学ルートを作ったものかな?
そういう感じの所。
詳しい説明はこちらで。←トップが重いです



>立坑
>地下500m(海抜0m)まで掘り進んでおり、エレベータで行き来していました。

いや、素で怖かった。すごい深いです。本当に500mあるのかな…底が見えませんでした。



鯛生恋歌。

しばらく進むと、縁結びの願掛け鯛があったので、ネコさんと二人で試してみることに。
  
一回50円。二人分の100円を箱にチャリンと入れて、二人で鯛に金箔を貼り付けました。
これからもずっと一緒にいられますように(´人`)



この鯛生金山、松本清張の長編小説「西海道談綺」の舞台なんだそうです。
後にテレビ映画化されて、昭和58年に全国放映されたとか。
坑道の見学コースの最後にあたりに、その映画の名場面とイラストをパネル展示してありました。
あとはいたるところにリアルなマネキン人形がおいてあって、作業の様子などを再現してました。
しかし、この人形。男も女もそろってハーフみたいな顔です。
鉱山の男がこれだけイケメンばかりだと、さぞかしモテモテだろうなぁ(笑)



DaDaDa(/▽`)/!(違


てなわけで見学ルート終了。お土産広場を通りつつ、マグシーバーを返却して車へ。
雨がぱらついていました。


帰り道、またもや車酔い再発。終始ぐったりでした(´Д`;)
きっとラベンダーケーキのせいだっ!(笑)


帰り道、夕飯をネコさん達がよく来るという食堂で。
二人は野菜炒め定食、私は中華丼をオーダー。
うん、大衆食堂の味(´〜`)ウマー

突然、ネコさんのお母さんが小さく悲鳴を上げて、ビックリしている。
何かと見てみれば、お母さんのすぐ側に、亀。
何で亀がー、と騒いでいると、厨房からおじさんが出てきて、亀をひょいとつかみ上げて一言。
「こんなとこまできちゃったか。すいませんね、中々冬眠しなくて」
そそくさと店の隅のケースの中へ亀をしまっていた。

和んだ(´▽`)


帰り道、山鹿の家族風呂という所でお風呂に入る。
脱衣所とお風呂場というシンプルな個室を50分600円でレンタルするというもの。
お母さんは一人で、ネコさんと私は二人で一部屋借りてのんびりゆったり。
お湯は一応温泉らしく、なんだかぬるぬるしててお肌によさそう。
シャンプーやせっけん類を忘れてしまって、お母さんが慌てて届けてくれました。

ゆっくりのんびりお風呂につかり、広い風呂で二人ではしゃいだり。
お肌ツルツル(*´▽`*)
時間ギリギリまで浸かっていたので、お母さんを少し待たせてしまった。


風呂上りにチョコモナカを購入。ネコさんはコーヒー牛乳を一気のみ。
銭湯とか大衆浴場って、他の人がいるからかなり抵抗あるけど、こういう個室化しきりタイプの家族風呂っていいなぁ。

そして帰宅。
お母さんは明日も仕事なので早めに就寝。
私達は明日のために荷造りをして、のんびりと過ごす。


もう明日帰るのかぁ…早かったな、一週間。


ふと一服したくなって、タバコを買いに。
財布の中を見ると諭吉さんしかいない。これじゃタバコが買えない。
なんとか小銭を総動員して、ギリギリ1箱ゲッツ。
家の前のバス停でぷかぷかやってたら、コーヒーを飲みたくなったので買いに…

って、私はバカか。諭吉さんしかおらんちゅーの。
周りを見渡してもコンビミもないし、どのお店も閉まってる。
かろうじてタクシー会社に明かりがついてた。
意を決してドアをノック。
そして、タクシーの運転手に両替を頼む私('A`)
田舎じゃなかったらこんな事できなそうだなぁ。おじさんはニコニコしながら両替してくれました。

暖かいコーヒーを買って、バス停でネコさんとしばしまったり。

バス停のところにある商店街案内地図を見て、「昔は栄えてたなぁ」と寂しそうな横顔のネコさんが印象的でした。
田舎って、懐かしくて、どこか物悲しい。
そして、時の流れが明らかに街より緩やかで。

目を閉じると、賑わっていた頃の商店街がまぶたの裏に蘇る。
そのままであって欲しいという気持ちと、もっと発展して欲しいという気持ちが複雑に入り乱れて。


体を冷やすといけないので、名残を惜しみつつ家の中へ。

明日、横浜に帰ります。
2003年12月05日(金)

ありのままに、赤裸々に。なんつって。 / おかぷぅ