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ばいきんまんと除菌イオン - 2004年12月12日(日)
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◆某社の空気清浄機のラジオCMで、ばいきんまんが製品から放出される除菌イオンによって駆除されていた。
◆まさにハイテク兵器による無慈悲な殺戮である。
◆「ばいばいきーん」などと悠長なことを言う暇もなければ
◆キラーンと光りながら空の彼方に飛んでいくという牧歌的な最期もない。
◆これはこれで、相対的応報刑論に照らして妥当なものか等、倫理的な議論を呼び込む可能性を孕んでいるが、それよりも気になる点がある。
◆CMには、あのアンパンが出てこないのである。
◆それはそうだろう。顔を濡らされたくらいで弱るパンよりも、スイッチ一つでイオンを放出する兵器の方が効率性も信頼性も高い。
◆こうなると困るのがジャムであり、バタコであり、飼い犬である。
◆アンパンマンのレゾンデートル消失は、直ちに彼らの存在意義に疑問を投げかけるのだ。
◆しかし我々は、ここに一つの希望を見出すことができる。
◆ドキンちゃんである。
◆ばいきんまんは菌類なのでイオンで駆除されてしまうが、ドキンちゃんには通用しないのではないか。
◆そうすれば、アンパン登場の余地が生まれる。菌類をイオンで駆除しつつ、ドキンちゃんは自慢の素手(いわゆるアンパンチ)で撃退すればいいのである。
◆そう思って、日テレのアンパンマンHPを参照してみた。
◆ドキンちゃん:ばいきんのおんなのこ。
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