Simple Faith


2004年11月22日(月) ドリスとジャックとミッシェル

今日は午後、ドリスの家に行きました。
ドリスはマウント・プレザント教会の教会員ですが、情緒的な面で問題を抱えていたり、タバコがやめられなかったりと色々葛藤しています。

以前、刑務所に入っていて、刑務所の中で聖書研究をして神様を受け入れたジャックとその彼女のミッシェル、彼らの子供たちがドリスのところに居候をしているので、ジョンと私は何度もドリスの家を訪問し、そのうちにドリスが私に心を開いてくれるようになりました。

それで、「神様にすべてを明け渡す」ことについて書いてある本を一緒に読むことになりました。ドリスはとてもひたむきで、神様のみ心を行いたい、タバコもやめたいと思っているのですがなかなかそれができず、それは神様にすべてを明け渡すことがどういうことか理解していないからではないかと思うに至ったからです。

ジャックはいませんでしたが、ミッシェルも同席することになりました。

何ヶ月も日記を書いていなかった間に、色々なことが起こりました。刑務所から出たジャックは教会に来るようになり、ミッシェルも一緒に来るようになりました。ミッシェルも聖書を学ぶようになり、喜んでいたのもつかの間、今度はジャックが新しい仕事を始めたり、昔の友達に誘われたりしているうちに教会から足が遠のいていきました。

ミッシェルの方が熱心になり、伝道講演会にも子供をつれて大半参加し、その間に二人目も生まれたのですが1週間後くらいから伝道講演会や教会にも復帰し、講演会の終わりにはバプテスマも決心しました。

以前はジャックの方が真面目でミッシェルの方がふらふらしているような印象だったのに、今ではミッシェルの方がジャックの霊的な状態や、友達の影響などを心配しています。ミッシェルが熱心になるにつれ、ジャックは対照的に神様から離れて行き、ずっと続けていたジョンとの聖書研究もここのところ、何かと理由をつけてしていません。ミッシェルとの関係も悪化していて、最近は別れると言ったりしながらずるずると付き合っています。

そういうわけで、今日ドリスの家に行ったときもジャックはおらず、ミッシェルが同席したのですが、子供が騒ぎ出したので途中で退席してしまいました。

夜になってジョンと一緒に買い物に行くと、同じ店にドリスとミッシェルが来ていました。その時ドリスが、ミッシェルと一緒に同じ本を読むことにしたこと、そして夕方2人で夕礼拝をすることにしたことを教えてくれました。

ジャックのことを思って心を痛めながらも、ミッシェルのことが嬉しくてたまりません。そしてジャックのことも、希望を持ちつつ祈り続けます。

以前、ミシガン教区の公衆伝道者のダン・コリンズという人の証を読みました。ダンは、非常に荒れた少年時代を送って長い間何度も葛藤しながら、ついに神様に従う決心をし、その後とても偉大な伝道者になった人です。(残念ながら今年亡くなってしまいましたが…)何度も何度も、神様に従いたいと思いつつ、昔の友達に誘われて飲んだくれ、そのたびに自分に失望し、神様から逃げようとしました。でも、いろいろな人との出会いを通して神様が働かれ、神様に献身するに至ったのです。

ジャックを見ていると、いつもダン・コリンズを思い出します。そして、今はジャックは神様から逃げているけれど、きっと神様のもとに帰ってきてくれると確信しています。そして、いつかダン・コリンズのように偉大な伝道者になるにちがいない、と思いつつ祈っているのでした。



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