Simple Faith


2004年05月18日(火) 刑務所の中のジャック

今日はジョンが刑務所でジャックと聖書研究をする日でした。

刑務所に着き、私は街をぶらぶらして待ちました。時間を見計らって戻ると、少ししてジョンが出てきました。

「どうだった?」と聞くと、「ジャック、イエスさまに従う決心をしたよ!」とジョンは答えました。感情はあまり表に出なかったようですが、ジョンの後に従って、自分でイエスさまを招くお祈りをしたのだそうです。

ここ何週間かで、ジャックはどんどん変っています。同じ部屋の人が見ているテレビがうるさかったのですが、「少し音量を下げてもらえると嬉しいんだけど」と穏やかに言ったのだそうです。以前の自分だったら、怒鳴って首を絞めてたよ、とジョンに言いました。

刑務所の中でも態度がとても良く、責任のある務めを与えられ、しかも入所期間が半減されたのだそうです。

そして、彼女がいるのですが(子供も)、その彼女とちゃんと結婚することにしたのだそうです。ジャックは先週彼女の手紙を書きました。「自分は聖書を勉強している。あなたがどう思うかはわからないけど、僕はずっと聖書を勉強するつもりだ。もしかしたら、将来教会に行くかもしれない、それはわからない。」と書いたのだそうです。

ジョンは、ジャックに「今は教会に行くかどうかというのは考えなくていいから、とにかく聖書の勉強をするといいよ」と言ったそうです。そして、言われるまでもなく、ジャックは毎日聖書を読み、ジョンが渡した聖書講座のレッスンを勉強しているのだそうです。

神さまのなされる一番の奇跡は人の人生が全く変えられてしまうことだ、というのをまた改めて目にすることができ、感謝でいっぱいになったのでした。それと同時に、退所した後のジャックのことをいっそう祈らなければならないな、と感じたのでした。



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