2007年12月11日(火)
今さらながらにわかったこと


あたくしの心のトモ(笑)、ワルサというワルサをつるんで重ねてきた生粋の悪友、
見てくれも腹ん中も可愛くて、憎めない小悪魔・・・・おじょ〜

あたくしがつわりMAXの時に無事に挙式。立派なお嫁ちゃんになったわけですが、
そんな彼女ももうすぐ立派な母ちゃんになる。ただいま妊娠8ヶ月。予定日は2月。
・・・・だというのに、彼女は未だつわりもどきに苦しめられ、吐き気(&胸焼け)やげっぷ、
強烈な圧迫感に辟易としている。・・・・あぅ。。。わかる、わかるよキミの気持ちぃ♪♪(こらこら)
メールしたり誰かと話していたりすれば、そんなのも少しは和らぐというので、
そういう理由を大義名分にして、あたくしは久しぶりに彼女と長電話をするにいたった。


思い起こせば、自分が妊娠8ヶ月の時。
彼女のようにいつまでも気持ちが悪かったり、吐き続けたり・・・・なんてことはなかった。
むしろ、つわりの間もちっとも吐けないばっかりに、摂った栄養が全て血となり肉となってしまうという
ある意味「地獄」を見る羽目になってしまったのだ( ̄∇ ̄;)
あの時に培った血とか肉が未だに削ぎ落ちていかないこの現実を、どうしてくれようかと思うよ。。。
まぁそんなことはさておき、だ。
自分が妊娠8ヶ月の時・・・・というと、ちょうど頃は5月くらい。
屋外はどんどん暑くなってきて、外を歩き回るのがだんだん危険になってきたり(笑)。
腹はどんどん大きくなるし、重いし、しんどいし、何より「痛い」!!
そう!! 胎動がすごく痛かったことを鮮明に思い出した。

物の本やら、知人の話に耳を傾ければ、

「ぽこぽこ、ぐにぐにとお腹の中で動くこの子が愛しい♪」 だの

「動いてくれるたびに『あぁ、今日も生きてる♪ よかった♪』と思う。」 だの、

あたくしにしてみれば、何だか見当違いなことが書いてあって、
よっぽど世間の皆々様は痛みに対して我慢強くて、半ばマゾみたいに幸せを感じているんだなぁと
皮肉半分に感心していた。
あたくしの腹の中は、明らかにこんなに穏やかな様子とは違っていた。
動くとなればいつでも全力だったクロワさん( ̄∇ ̄;)
あたくしは彼女の胎動が始まると、何をしていても中断せねばならないくらい身動きできぬほどの
痛みをそのたびに感じていて、実質とても不便で、正直な話、かなり不愉快だった。
コレを逐一我慢するだけでも大変なのに、何が悲しくて「幸せ〜♪」と言わなくてはならないのか、
本当に妊婦に求められている「幻想」に幻滅、愕然の繰り返し。
早く出したいと、口に出して言うと「不謹慎だ」とぷよ2には言われるし、
だったら、この痛みをどうしてくれるんだよ!? とストレスもたまる一方。
どんなに手がかかるようになろうとも、あたくしはこの子を腹の中に戻したいだなんて
この方一度も考えたことがない。
産み落とした今となっては、妊娠中が本当に一番しんどかったので、
今、多少、激しくぐずろうとも、あの時の痛みに比べればあやしたり抱っこしたり、おっぱいあげたり
その方が、億万倍ラクチンなのである。


なんてことを、おじょ〜にも話していた。
彼女はしんどいながらも、胎動に関しては普通で、

「早く産みたいなぁって思うけど、この胎動がなくなるのが寂しいな。」

なんて言っていた。
あたくしが胎動の痛みを懇々と訴えるのを聞いて

「痛い・・・・なんてことはないなぁ。膀胱や肋骨を押されてる感じはするけど、
痛いってことはない。気持ち悪いからやめれ〜ってことはあってもね(笑)。」


「( ̄□ ̄;)!! あたしゃ、ほとんど毎日、泣くほど痛かったのに。。。」

「胎動激しい子って、生まれる直前まで動いてるって言うよね。」

「そうそう!! うちの子、そうだったよ。胎動が収まったら生まれるサインって言われてたのに、
破水してもまだ動いてて、結局分娩台の上に乗ってからも、動いてるのがハッキリわかったもん。」


「ひょえぇ〜〜っっ!! それはすごいな。」



クロワさんが腹の中にいた頃から数えて1年半。
あたくしはやっと、自分の腹部に胎動として感じていた痛みが、物の本や知人、
多くの妊婦さんたちが経験するレベルの感覚とは、隔絶していたということをハッキリと悟った。
初めての妊娠で不安なことが多々あったり、病気との兼ね合い、体重の増加に伴う様々なストレスで
自分の体に起きている事態が異常なのかそうでないのかの認識すらしっかり出来ていなかったのだ。
さまざまなマイナートラブルや、入院を余儀なくされるような状態にもならず、
頗る順調にきていたので、胎動が痛いと訴えることもしなかった。
・・・・つか、訴えたところで、あの産院の先生は何もしてくれなかったと思うけど( ̄∇ ̄;)
どおりで、周囲の妊婦たちが幸せにしていられたはずだ。
あの痛みがないのだったら、あたくしだってどんなにか楽だったかと思う。
同じ産院に通ってきていた、幸せテンションの高い妊婦さんたちが疎ましく感じていたこともあって
マタニティライフを完全に謳歌しまくっている人に対しては、ホント、殺意を抱くくらいだった。

例えばぷよ2に痛いと訴えても、
「胎動=幸せの証」だと信じて疑わないわけだから、取り合ってさえもくれない。
あまりの痛さに、あたくしがクロワさんに悪態をついていたりすると、
あたくし1人が悪者になっていったのだ。
そんな状態で、およそ半年(胎動開始から数えて)。
「早く産みたい」と心底願って、何が悪い!!??・・・・と今なら堂々と言えるけど、
当時はそれすらも咎められて、あたくしは本当に1人っきりにされた感じだった。
周囲からは「辛抱のきかない母親」扱い、そして腹の中ではわが子が縦横無尽に暴れる・・・・
肉体的にも精神的にも疲弊しきっちゃったよ、ホントに。


で、こんな痛みと始終付き合っていたから、一体、どこからが陣痛なのかもよくわかんないままだった。
ということはだよ。
ある程度の月齢からは、それこそ微弱陣痛並みの痛みを毎日のように味わい続けてきたといっても
過言ではなく、あたくしは辛抱がきかないどころか、人一倍我慢を強いられてきたともいえる。
陣痛の間もずっとこの子は動き続けていて、
この子が動くから痛いのか、さぁいよいよ子宮が収縮し始めて痛いのかの区別がつかなかったのだ。


それもコレも終わってみたからいえること。
おじょ〜のお産を控えてやっと冷静に振り返ることができて、
やっと、やっと、わかったことだ。
あたくしは、自分の「アレ」が普通のことと思っていて、みんな同じように痛いのだとも思っていた。
認識のズレを是正して、やっと少しほっとできたかも。


おじょ〜はあたくしに比べると身長が10cmほど低く、小柄だ。
お腹が大きくなるにつれ、胃が押し上げられる感覚が強くなって、それでしんどいみたいなのだ。
コレも個人差、個体差、腹の中の子供のサイズ、諸々の事情で表面化する問題にも違いがあろうが、
コレも冷静に考えれば、すぐに納得のいく物理的な問題なのであった。


身長163cmのあたくしが臨月、50cm、3000gの物体を腹の中に抱えるのと
身長150cm強のおじょ〜が同じように50cm、3000gの物体を腹の中に抱えるのとでは
状況が全く異なる。
頭や体の大きさの比率が同じと換算して、身長が10cm違えば、胴の長さもそれだけ違う。
そこに、大体同じくらいのサイズの物体が宿る。
胃が押し上げられる人とそうでない人がいてまたコレ当然なのだな。


うちの子は、よく動くしよく食べる。
腹の中からそんな具合で、今もそのまま大きくなりつつある。
ありがたいことに健康そのもの。発熱もたった1回、1日のみ。風邪らしい風邪はそれだけだった。
活発に手足を動かす、丈夫な子。
腹の中にいるときは、それが本当に煩わしかったわけだが、
今ではその元気のよさで母として随分救われている。
きっとどこかでしんどい分、どこかでラクができるようにできてるんだろう^^;

↑こりごりなんです(; ̄- ̄;)


おじょ〜も無事にお産を終えられるといいな。
年末年始にかけて帰省し、こっちで産む。
生まれたら、はりきって駆けつけちゃうもんね〜♪♪

あさみ


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