2007年06月22日(金)
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はじめてひとりになった日に |
後追い激しいクロワさん( ̄∇ ̄;) ここ1ヶ月の目覚しい発達具合に、ますます「もう少しゆっくりでもいいんだがなぁ・・・・」と、 大人ながらの勝手な言い分が常々頭をよぎるようになっている(苦笑)。 彼女を1人にしておくと、どこにいようが絶対的に危険だったのだけど、 例えばベッドの上では猛突進を自主的に控えるようになったりと(笑)、ちょっとずつ学習してる模様。 ベッドの際までは来るけれど、落ちずに待機できるようになるなんて・・・・。 赤ちゃんから子供になっちゃった感じだよ。(んなわけがない(笑))
つかまり立ちができるようになったその次の日には、伝い歩きをしようとしたくらいに 好奇心とチャレンジ精神旺盛な嬢ちゃん。 はいはいのスピードもますますアップしてきて、今月頭くらいからは、本当に油断ならなくて困る。 で、だ。 「おぉ・・・・コレが音に聞く『後追い』とかいうやつだな」ってのも顕著に表れ出し、 ちょっと前まで、父ちゃんがいればそれでよかったのが、あたくしが姿を消すと反射的にギャン泣き。 行き先がトイレだろうが風呂だろうが歯医者だろうがスーパーだろうが庭先だろうが、 とにかく、姿を確認するまで治まらなくなってきたみたい。 コレはコレで、あたくしとしてはすごく嬉しいんだけど、6割強は困るのである(苦笑)。
運動量が増えたせいか、4月頭よりも体重が100g減っていた10ヶ月健診。 オムツもMサイズの2番あたりにテープを留めていたのが、最近では、1番のところにまでテープが届く。 ずーっと成長曲線の上限辺りにいたのが、中腹までに落ち着いてきた。 身長は4月から2cm伸びていた。 そして相変わらず異様に頭がでかい(爆)。 ここ最近できるようになったことは、「いただきます」と「ごちそうさま」の代わりに踊る(笑)こと。 そして、「だっこするよ〜♪」と言うと、両手を広げて抱っこしてのポーズをすること。 家にあるタオルのほぼ全部をかじって糸を引き抜き、雑巾同様にしちまったこと( ̄∇ ̄;) 部屋の電気を消してドアを閉めようとすると、ちゃんと部屋からはいはいで出てくること。 リビングから寝室まで、抱っこじゃなくて自力で移動できるようにもなった。 あぁ、ホントに。「もっとゆっくり」でいいのにと、心の底から思っちゃう。。。 でもなぁ。こうしてちょこっとずつ昨日と違う彼女を見ていると、あたくしも癒されるんだ。
あたくしは幼い頃の記憶がわりと鮮明に残っている方なんだけど、 彼女の後追いの様子を眺めつつ、自分が初めて1人でお留守番をした日のことを思い出した。 あの頃はサヨコがまだ会社勤めをしていたので、日中一緒にいたのは、ばあちゃんだった。 ばあちゃんがちょっと買い物にいく間、1人で家に残ってお留守番をする・・・・ 確か保育園に上がる前だったけど、その頃はもうリョウヘイちゃんも生まれていて、 あたくし自身も3歳になっていたと思う。 あたくしはばあちゃんに対して自信たっぷりに
「1人で待っとれるよ♪」
と言った。自分の記憶が確かならば、この時点では絶対できるとホントに思っていたし、 そんなに難しいことではないとも思っていた。 ばあちゃんはすっかり安心しきって、自転車で近所のスーパーに出かけていって、 その直後はあたくしも1人で遊んだりして、なかなか順調な滑り出しだったんだけど・・・・
どのくらい時間が経った頃からか、あたくしはソファに載って窓の外を眺めながら、 ばあちゃんが早く帰ってこないかなぁと、何度も外の様子を確かめだした。 ばあちゃんがこのまま帰ってこないなんていう可能性は、当時のあたくしの頭の中には少しもなくて、 このまま待っていれば絶対に帰ってくるということもきちんと理解していたのだけど、 時間が経つにつれて、あたくしはどうにもならなくなって泣き出してしまったのだ。
いつも出入りをする勝手口のところにしゃがみこんで、うわぁーうわぁーと大きな声で泣いた。
やがて帰ってきたばあちゃんは、そんなあたくしの姿を見てちょっとビックリしていたみたいだったが、 いつになく優しく抱っこしてくれたことをよく覚えている。
どうしてあんなに泣いたのか、当時も今もよくわからないままなのだけど、 後追い激しいクロワさんを見ていて色んなことを想像する。 ばあちゃんがいないのもきっと寂しかったのかもしれない、 お留守番を遂行できなかった自分が、あの年齢ながらにちょっと恥ずかしかったのもあるかも・・・・ でも一番の理由は、静寂に慣れていない、それに耐えられない・・・・コレだったかもしれない。 どんなに静かな夜だって、耳を澄ませば親の拍動や寝息が聞こえる環境。 それがまったくの1人になると、自分の音しか聞こえない。 ちょっと離れたところにならば誰かがいるとわかっていても、あの安心音があるのとないのとでは やっぱり世界が大きく違って見えたものだ。 自分が発した声に大人が反応してくれたり、自分に向かって話しかけてくれたり、 たとえそれがお小言や、怒鳴り声であっても、無反応よりはマシだということなのかもしれない。 自分が発した音以外の音が聞こえないという、初めての特殊な環境に、 さすがのあたくしも心細くなったのかなぁ・・・・今となっては真実は解明できないわけだけど。
クロワさんの発達がある程度にまで達し、あたくしの「生き直し」「育ち直し」もいよいよ本格的に始まった。 彼女が初めての1人を経験する頃、あたくしもきちんとこのことをもう1回思い出そうと思う。 彼女が経験する初めてにあたくしもきちんとつきあっていきたいから。
彼女はめちゃくちゃビビリなので、どうなることやら( ̄∇ ̄;) 未だに、お風呂のアヒルに涙を浮かべて拒否反応(トホホ)。 好奇心旺盛なわりには、怖がり・・・・さすが究極二面性のAB型(笑)。
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