ついこの間、ぷよ2が
「カナダ留学中の夢を英語で見た!!」
と、ここ最近なかったこととして興奮気味に報告してくれた(笑)。 カナダから帰ってすぐくらいは、よく日本語と英語がごっちゃになった夢というのを見ていたらしいが、 それもかれこれ15年位前の話で、周囲やましてや自分までもが、ペラペラと英語を喋るなんてことは 夢の中とはいえ、しばらくなかったらしい。 クラスメイトの女の子とお友達になりたいがために(=恋人になりたくて(爆)) いらんことばっかを教えてくれていたらしい悪友に吹聴された、スラングで口説いたところ、 その女の子は烈火の如く怒張して、「誰にそんな言葉を教わったんだ!?」と彼に詰め寄ったらしい。 まだたどたどしい英語しか話せないぷよ2が、スラングをきちんと理解できる・・・・とは その彼女も短絡的に考えて100%ないと確信したのか、彼を責めずに、 彼に言葉を教えたと見られる悪友を、凄い形相で追っかけまわしたらしい(笑)。←これらは全部実話。
しかし、そのスラングがきっかけで、実質的にぷよ2は彼女と仲良くなれて、 まぁ所謂「ステディ」になれたんだそうだ。世の中、何が縁になるかわからない。
「確かにあの時の口説き文句をスラスラと夢の中では言っていたはずなのに、 思い出せないんだよぉ・・・・起きた瞬間は確かに覚えてたんだけどなぁ。」
「そういうのは起きた瞬間に書き留めとかないと、ホントに忘れるよ(笑)。」
「カナダで実際に教えてもらったその時もさぁ、辞書で調べて『問題ない!』と確信して、 それで言ったのに、まさかあれがスラングだったなんて・・・・全然知らなくてさぁ(笑)。」
「確かに・・・・日本でも流行語とか若者言葉とか、あんまり使わない隠語とかって 辞書には載ってないもんね。そういうのは世界共通なんだねぇ。 で、和訳するとどんな感じの言葉だったの?」
「massive lip action・・・・っていってさぁ、直訳すると 『たくさん話がしたい』『仲良くお喋りがしたい』みたいなニュアンスで辞書に書いてあったから、 大丈夫だと思って使ったんだ。実際に彼女に言ったのは、もっとちゃんとした文章で長かったんだけど、 熟語としてポイントになるのがコレだったんだよ・・・・ここしか覚えてなくって(苦笑)。 夢の中では全文ちゃんと喋った記憶もあるんだけど、夢でも現実でも まさか、彼女が激怒するほどイヤらしい言葉だなんて知らなくてさ。」
「( ̄∇ ̄;)・・・・そのスラングがわかんなくても、大体の予想がつくなぁ。 そのイヤらしさの度合いみたいなもんが(苦笑)。」
スラングがわからないあたくしとしては、「lip action」と聞いただけで、 まず淫靡な連想をしてしまう(爆笑)。 その淫靡な連想がまずまずはずれることなく、スラングとして使われていて、 バカ正直に、辞書にしか載っていない意味で使ってしまったぷよ2というのが、 その頃、如何に素直で、いきなり英語圏に投げ込まれて必死に生き延びようとしていたか・・・・というのが 手に取るようにわかるんだけど。 しかし、「粋な口説き文句を教えてくれ」とぷよ2に頼まれて、こういう言葉を教えてくれた 当時の彼の悪友というのは、なかなかジョークのセンスがあって、面白いヤツだなと感心すらする。 そこそこの語彙力がある人間が使うと、嫌味にもなり、セクハラにもなる言葉を、 英語がたどたどしいぷよ2にわざと言わせることで、ギャップを面白がっていたのだろう。 ハイスクールの男の子のレベルっていうのは、世界各国、似たようなもんなんだなと 少々興味深くもあった。
大体時を同じくして、あたくしの高校(同じクラス)にやってきた短期留学(大体2週間くらい)の オーストラリア人少女に対して、同じ年頃の女の子たちは、 拙い英語や、彼女が知りたがっている日本語を巧みに駆使して、恋愛の話をしたり、 それぞれの土地の話をしたりして盛り上がっていたのだけど、異文化の少女に興味はあれど、 なかなか近づけない男の子たちは、世間話ではなくて、あれこれ策を練って彼女に近づいてたりしていた。
洋楽(英語)の歌詞がわからないから、教えてくれ・・・・と、 ウォークマンにカセットを入れてそれを彼女に聞かせて、歌詞の意味の解説を頼んだり、 オーストラリアで流行っているアーティストを予めリサーチして、彼女がそれを好きかどうかを 単純に質問している子たちもいた。 17歳にとって、異文化、言葉の壁というのは、意外と高いハードルのようだ。 日本の女の子は上手に口説けても、外国の少女にはそれが通じない。 普段は器用そうに見えて、実は無器用だったクラスメイトの男の子たちが、愛らしく見えた瞬間でもある。
話は全く変わるけれど。 この暑気の中、あたくしも珍しく記憶にきっちり残る夢を見た。 もう、高校野球も全国制覇の高校が決まって(とはいえ、色々とごちゃごちゃしているようだが)、 すっかり時期遅れではあるが、かつて、灼熱の球場のスタンドで野球の応援をしていた頃の夢だった。 きっと、凄く暑かったから、そんな夢を見たのかもしれない。 現実では、あたくしはチアの中にいたわけなんだけど、夢の中では、ブラバンのメンバー。 しかも、持っている楽器はアルトサックスという、なかなか渋い夢だった(笑)。 しかも、そのサックスは時にデジタルサックスに変わったりして、夢らしさ満載(爆)。 ラッキーなことにソロも吹かせてもらえていた。自分が思うよりも透き通るような綺麗な音が出るのだ。 ただ、チアガールも応援団もブラスバンドのメンバーも、盛夏だというのに 着ているものの露出が異様に少なく、冬物のようで、自分はそれを見ているだけで暑いのだった。 現実では、日焼けしまくって、Tシャツにテニススコート姿だったチアガールたちも、 まるで袴のように長く足がほとんど見えない黒っぽいスカートをはいていて、肌の色も真っ白。 とても印象的なシーンであった。 足を上げて踊る曲もあったのに、その部分の足の動きはほとんどそのままカットされていて、 日本舞踊のような振付だったのをよく覚えている。夢とはいえ、少々不気味であった。 それに併せて、自分がサックスで吹いていた曲は、球場にはあんまり似つかわしくない、 ユーロやハウスのナンバーだった気がする。 この時に、金色だったサックスは、デジタル仕様の黒に変わって、それで、綺麗な音が出たんだと思う。
この頃、異様に目覚めが悪い。体が怠くて、動けない日もあるくらいだ。 この日見た夢は、最終的にはちっともハッピーじゃなかったんだけど、所々でいい気分になっていて、 目覚めが悪い日々の中では、ちょっとした疑似体験も出来て面白かったんだけど、 起きた瞬間に、異様なほどの倦怠感に襲われて、どうしようもなくなった。 明日から、寝る前の薬を少し減らそうと思う。 少しはマシになるかもしれない希望的観測をこめて。 実質、頓服を必要としないところまで来ているんだから。(頑張ろう♪)
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