小学生の時、習い事のトップ3といえば、お習字・そろばん・ピアノだった気がする。 そのどれも経験できないまま、ある程度大きくなると、
「やっぱ、何ごとも経験・・・・やっておけばよかったかなぁ」
と切実に感じる場面にわりと多く遭遇する。 現代のちびっこたちは、この昔のトップ3には見向きもせず、いやでもやっぱりピアノくらいは習う子は まだまだいるかしら?・・・・ってな感じで、お習字やそろばんを押し退けて、 スイミング・英会話・ピアノ・・・・こういった感じなんでしょうかね?
それはそうと。 大人になってから、色紙の受注販売を始めるようになり、今まで硬筆一本槍だったあたくしも やむなく、筆を用いた毛筆にも挑戦せざるをならなくなり、 日々、悪戦苦闘の毎日だ(苦笑)。 最初はそれこそ、筆ペンでもかなりの苦戦を強いられたわけなのだけれど、 最近になって、ようやく筆ペンなら味方につけられるようになった気がする(笑)。 インクが均等に出続けてくれるので、流れるように一気に歌を仕上げてしまいたいあたくしとしては、 途中で勢いを妨げられる、本当の毛筆となると、やはりダメダメちゃんで、 あっちゃこっちゃに納得のいかないポイントが発生するので、いつもぷよ2に頼んで ダメ出しをしてもらうようにしている。(彼、風貌に似合わず書道3段(爆))
そんな彼のダメ出しも、回を重ねるごとにだんだん指摘のポイントが減ってきて、 「どこにどういう味があるのか?」という視点になりつつあるのが嬉しい。
元々、あたくしが作っていた色紙は、文字が整然としているタイプではなく、 崩して何ぼ♪みたいな感じだったので、楷書体に求められる正確な筆遣いとはまたちょっと違う毛色。 でもその中でも、漢字とかなの大きさのバランス、文字の流れる方向なんかは、 自分でも意識していたので、そういうポイントであれこれアドバイスをくれるぷよ2は こういう点において、珍しく的外れではない(爆)。 一応、あたくしが何を創ろうとしているのかを、必死にわかろうとしてくれてるんだなぁ・・・・と そういうふうに思うと、しみじみ、ありがたい。
この年齢になると、冠婚葬祭で毛筆の書面その他を求められることも増えてくる。 今は、PCでも正楷書体をプリントアウトできる時代になったので、そこまで必要に迫られるようなことも 減ってはきているけれど、例えば何かに記帳せねばならなくなった時、
「うっわ〜!! 日ペンの美子ちゃんやっとけばよかった〜っっ!!( ̄□ ̄;)!!」
等々、その時になって頭の中をグルグルしてしまうことも多々あろうと、容易に予測もつくので、 せめて、見られて恥ずかしくない文字を心がけて書くようにせねば・・・・と一応、意識だけはしているのだ。 手習いなしの31、アサミンジャー・・・・誰に習うわけでもなく、独学で何とか・・・・。 まぁ、その程度でしかないんだけど(苦笑)。 その点、ぷよ2は、今現在、きちんとした文字を書けるか否かはおいといて 文字のバランスや、留め、はね、はらいのポイントをきちんと習得しているので、 彼の指摘した事を、自分なりに処理できるようになったら、それはそれでいいかな♪とも思っている。
この日も、いつもはサインペンで済ましてしまう宛名書きを、筆ペンでやったところ、 意外と上手に書けたようで、ぷよ2にも褒められた(笑)。
あぅぅ・・・・31の手習い。 こうしてPCの前に座っているのも悪くはないけれども、やっぱり文字は手で書かないと どんどんダメになっていくことを知って、最近、努めて、メールで済ますところを手紙にしたりしている。 元々筆不精ではないので、苦ではないんだけど、いい文字を書こうとするとどうしても力んでしまって いけない。 水が流れるように、スラスラと、尚且つ読みやすい文字を書く・・・・というのは昔からのポリシーで 自分なりに頑張ろうとはしているのだけれど、やはり、きちんと手習いしたほうがいいのかなぁ・・・・? お箸の持ち方と同じように、自分の書く文字でお里が知れることがあってはならない。 まず、こういう小心者なところも改善せねば!!! と結構、日常的に補正課題満載だったりするアサミンジャーなのであった。
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