2005年04月30日(土)
「NANA」とリエちゃんの攻防戦


数日前(29日か)、突撃的にリョウヘイちゃんから携帯に電話がかかってきた。
ま・・・・彼からはよっぽどのことがないと、電話なぞかかってこないんだけど、
内容は、超雑学の範疇(オトンと一緒( ̄∇ ̄;))、PCのこと、そんなもんだ。
が、この日に限っては、ちょっと話題が面白かった。


「もしもし・・・・( ̄∇ ̄;)」

「あ、もしもし? 毎度。」

「何やねん。」

「あんな、今、リエちゃんが『NANA』の12巻を読んどるんやけどな、
この人って『有閑倶楽部』描いた人?とか言うとるんやけど・・・・(真相はどうなわけ?)」


「( ̄∇ ̄;)(く・・・・くだらねぇ・・・・。)『有閑倶楽部』は一条ゆかりやがな。」

「あ、そう。やっぱそうやんな。この人ってさぁ(矢沢あい大先生)、前にどんなん描いとったっけ?」

「パラキスとか、下弦の月とか・・・・ご近所?」

「いやいや、もっと昔。」

「マリブルとか、バラードとか・・・・。」

「うぃ〜っす♪ わかった♪ ありがとっ! んじゃ、毎度♪」

「んで、用事はそんだけかいっ!!」

「うん♪ じゃぁ〜ねぇ〜♪」

「※★≠▼■○?*△●・・・・(≧∇≦)ノ」



ガチャ・・・・ツー、ツー、ツー。


何? 今のは( ̄∇ ̄;)
つか、切り際に、後ろで何やら聞いたことのない言語っぽい言葉で必死さをアピールしてた、
ぽわぽわリエちゃんの声が聞こえた気がするんですけど、あれはPMSの幻聴??(爆)
以降何ら音沙汰のない、この異色コンビ。彼らの間で勃発していた謎は解けたんかいな?
姉は非常に心配です(嘘)。


この電話があった日。
「こんな電話があってん」と、ぷよ2に報告してみたら、彼にとってぽわぽわリエちゃんは
そうでなくても、非常にツボな人間なので、やっぱり爆笑していた。


「さすがリエちゃんやな(笑)。他の人と、疑問を持つポイントが全然違う(爆)。」

「歴然たる違いがあるにもかかわらず、それでも『NANA』はきちんと12巻まで読んでんねんで?
他に疑問はないんやろうか・・・・(爆)。」


「恐らく疑問だらけなんと違う?((((( ̄∀ ̄; あはは」

「あたしさぁ、どう考えても『NANA』の時系列はかなり高度やと思うんやて。」

「あぁ、確かにそうかもなぁ。1巻から11巻まで全部過去形の表現やもんなぁ。
いつが現代目線なのか、確かにあやふややしな。」


「12巻の冒頭にして、やっとアレが現在進行形か?って感じじゃん?
リエちゃんが、あの物語をどこまできちんと理解して読んでるのかが、急に不思議に思えてきた(笑)。」


「多分、『NANA』ってどういう話? とか聞いたら、すんごい答えが返ってきそうだな(笑)。
他の物語も、起承転結の「起」と「結」しか言わなさそう(爆)。」


「いや・・・・自分のはまったシーンしか言わんと思うよ、あたしは。」

「一応、最初と最後くらいは語れるんじゃねぇの?」

「その最初っていうのは、登場人物紹介・・・・とかのことでしょうが(爆)。
それは、起承転結の「起」でも何でもないって(腹、捩れ気味)。」


「うっひょ〜!! 確かにそうかもしれん(爆)。」



うちらの勝手な生態観察は続く。生態観察・・・・というよか、今までの彼女の行動・言動から予測される
「他人に対する事象説明能力」についての予測見解なんだけど、ぽわぽわリエちゃんのそれは、
明らかにうちらの予想を遥かに凌ぐところにあると思われる(爆)。


「どうやろ・・・・『下弦の月』のあらすじ説明して♪とか言ったら、出来るやろうか?」

「微妙〜〜〜〜っっ!! 恐らくできんと思う。だって、アレは相当読み込まないと難しいよ。
時系列の説明と、全く違う人物が同じ体で動いてたりするから、それを上手に説明するのって、
あたしだってちょっと自信ないもん。全部吐いたら面白くないし。」


「うん・・・・全3巻にしては究極課題かもな。」

「まだ、『ナナがいてね、奈々がいてね・・・・』の方がマシかと・・・・( ̄∇ ̄;)」

「全く事情を知らん人が聞いたら、間違いなく混乱するな( ̄∇ ̄;)」



脅威の水先案内人・ぽわぽわリエちゃん( ̄∇ ̄;)
彼女の脳内構成はまだまだ未知なる部分が多く、我々には到底計り知れない(爆)。
しかし、そんな彼女も、あんなややこしい時系列の物語を、一応12巻まで読んでいるのである。
どのあたりを面白いと思って読んでいるのか、そこらへんを一度、詳細に渡って聞いてみたい。
ヤザワファンにはわからなかった、新境地を彼女が掴んでいるかもしれない(笑)。


この文章だけを見ていると、あたくしが弟の彼女の悪口を羅列しているようにも見えるんだけど、
その実、そうではないことをきちんと釈明しておかなければならない(苦笑)。
彼女は、とっても天然で・・・・つか、アレが養殖だったら恐らく2〜3年前には、
とっくに抹殺しているところなんですが、本当に、悪意とか嫌味とかがなくって、可愛らしい子なの。
わかんないことは何でも聞いちゃうし、バカ正直だし、素直すぎるから騙されやすいし、
もうとにかく、いい意味でも悪い意味でも、世間に対して擦れてないというか、
今時、こんな子がいるんだなぁ・・・・という、ホントに稀少な子なのである。

なので、「NANA」などという、世間に対して擦れている人々ばっかが出てくる物語を
どんなふうに読んでいるのか、ちょっと興味があるのだ。

どうだろ・・・・あの中の登場人物に例えるならば、「ハチ」(奈々)をもう少しバカ正直にした感じ。
なので恐らく、「ナナ」側に近いヤードにいたあたくしにとっては、あの無邪気さは
正直なところ、多少、鬱陶しいと思えども、可愛らしくて羨ましい。
リョウヘイちゃんとの関係性も、同棲しているとはいえ、恋人同士(ラヴ)というよりも、
どちらかというと、「飼い主&ペット」的なところも否めないし・・・・( ̄∇ ̄;)
ま、アクの強い女家族の中で育ってしまった彼には、リエちゃんくらいに素直で無邪気な子の方が
心休まるのかもしれないし、オトコの沽券を遺憾なく発揮するにはラクなことだろう。


キッチンでパパパッと料理をするリョウヘイちゃんを見て、


「えぇ〜、リョウちゃんって本も見ずに、どうしてそんなに上手に作れるの?」


と、物凄くトンチンカンなんだけど、憎めないことを計算ナシで言ってしまうような子だし、
そうかと思うと、あたくしのことは「お姉さん」と呼ぶのに、ぷよ2のことは
「お兄さん」とはならずに、未だ「ぷよ2さん」だし(爆)。
価値観というか目線が、リョウヘイちゃんのところで止まっちゃうんだわ(爆)。

いつぞや、ぷよ2が、


「あぁ、いずれ俺もリエちゃんに『お兄さん』って呼ばれる日が来るのかなぁ♪」


などと、きゃいきゃい言っていたんだけど、リョウヘイちゃんが彼の呼び名を変えない限り、
それは叶わない・・・・ということが先日、明らかになった(爆)。


「ハチ」をハイパー級にしたような女の子なので、もし、リアル・ナナがいて彼女と共同生活したら
間違いなく、あの物語のようになると思うし、攻防戦は「ハチ」が勝利を納めるであろう(爆)。
((((( ̄∀ ̄; あはははは・・・・正に、「マンガの世界」の話になってきたよ( ̄∇ ̄;)
なので、作者の意向は完全無視の方向で、マルチメディア化されている「NANA」ですが、
同じように、作者の意向は完全無視の方向で、戦わせてみると、
意外とやぽわぽわリエちゃんに軍配が上がる
・・・・という、誠に面白い結論に達するのであります。

↑がんばれっ! リエちゃん!!

あさみ


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