2005年02月12日(土)
おぼろげなオファー


何だかね、みそじ突入前後から星回りが好いというか何というか・・・・。
無所属凡人(奇人・変人)のクセに、キッチリとした周期でオファーがくる、
この奇妙な現実に少々驚きを隠しきれない。


昨日も、とあるイヴェントへの協力要請が、昔馴染みのてーいち氏から電話で入り、
コレで年間通算、5本目のオファーとなった。
企画概要はまだおぼろげで、今度会った時にでも詳細を話す・・・・とのことだったが、
企画自体は、今年の4月開催予定。
出演になるか裏方になるかもまだ明らかになっていないが、とにかく、受ける受けないは別として、
何だろう・・・・別に取り立ててなぁ〜んにも営業活動をしていないのに、話が次々やってくるというのは
本当に不思議な感覚がする。大殺界、抜け出たんかな?(爆)


ここ数年、ひしひしと感じていたのは、「本当に今、自分には休息が必要なんだろうか?」とか
「何かやらなければならないような気がする・・・・何かはわからないんだけど」とか、
気ばかり焦って、全てが裏目裏目に出てきた。
動かないことすらも裏目、ちょっと動くとそれも裏目、考えあぐねて出した結論さえも裏目、
挙句の果てには体も極限まで衰弱したし、精神的にも追い詰められて、
本当にやりたかった活動が一切できない状況にまで追い詰められたのが、丁度、25、6の頃だった。


昨年2月に、ミュージカルをやってそれで吹っ切れたのか、プライベートの身辺も整い、
とりあえず、人並みに普通に生活していけるようになってからだ。
こんなにも何かの依頼が殺到するようになったのは・・・・。
どっちが先とは言い難いのだけど、病状もそれにつれて落ち着いてきた気がする。
あんなにダメだった電車とエレベーターが、いつの間にか平気になっていた。


今でも、売り込みって苦手。
大手の事務所にいて、マネージャーでもいてくれるんなら話は別だけど、
あたくしは自分で自分のマネージメントをしつつ、そして自分自身が「商品」なわけで、
その「商品」に絶対の自信がないと、どんな業界だとしても「商品」は絶対に売れない。
あたくしにとって、「商品」は自分自身だから、もっと自分自身を大切にしなくちゃいけないし、
バージョンアップしながら開発に精力を注いでいかなければならない。
他ならこれら作業は、全部分業制だけど、あたくしは1人でやることを選んでしまったのだ。
苦手だとわかっていつつ、あえて、そうすることを選択してしまった。

わかってくれる人がいるんじゃないかな・・・・という甘えがあったからとかではなく、
もうここまでくるのに、十分すぎるくらいに辛酸も舐めてきたし、
実際に、「自分が商品」という人にも何人も巡りあってきて、その人たちがどのくらい苦労しているかも
よくわかっていた。
背伸びとか無理とかを重ねつつ、それでも「自分が商品」の人たちは笑顔を絶やさず、
いつか壊れてしまうんじゃないだろうか・・・・とこっちが心配になるくらいに本当に頑張っていた。
メディアで見せている顔とは別の顔を皆持っていて、とても謙虚なんだけど、
押すべきところでは押し通す強さもあった。それは絶対必要条件だったから、
見ていて痛々しいアピールも、黙って見守るしかなかったこともある。
そこまでしなくてもいいのに・・・・と思ったことも本当に、何度もあった。
そして、自分もコレを通らなければ、仕事がないんだという逼迫した状況にも同時に追い込まれていった。

あたくしも頑張りたかったんだ。
ただそれだけ。

だから、頑張ることを差し押さえられた時は、自己否定されたような気がして、
それはそれはショックで、本当に気力たるもの全てを失ってしまった。


すっかり頑張るのをやめて3年とちょっと。
歯車が噛みあう時期がようやく到来し、生活そのものがシンプルになって、
あたくしの目の前には今、スッと伸びた1本の道だけがある。
前に進むか、止まるかのどちらかの選択でいい。岐路もない。おかしな誘惑さえもない。
止まっても誰からも責められない、そして進むスピードにも注文はつかない、
進むと決めたら多くの協力者が望める・・・・こんな恵まれた環境が、再び自分に訪れるとは
嬉しい誤算かもしれない。
病気をきっかけに、ずっと静止することを強いられて、そして見えてきたものもあるということだろうか。

これまでは常に、周囲のスピードに置いていかれないように、それ以上に速いスピードを心がけてきた。
そうしないと、「存在」そのものを実際に追われてしまう、そんな場所にいたからだ。


今は違う。
きちんと帰りつく場所もあるし、その場所で自分がしなければならないアイデンティティもある。
「あたくしは母親にはなれない」とオーアエはこんなにも酷いことを言ったけれど、
それは果たして真実だろうか?
あたくしは今、何にだってなれる気がする。

↑ま、そういう問題じゃないんだけどね(苦笑)


そんなこんなで、別なところで「ゆるぎない自信」を手に入れたあたくしは、
たとえ企画が倒れようとも、自分へのオファーが他に回っても、何があっても、多分、動じない。
わかったんだ。
動くべき時はそのようにしてやってくる。
その時に止まっていても、結果、きちんと答えは出る。

そして、「役者」として潰されてしまうことは、向こう2年、絶対にない!!

↑あたくしは常に「時価」です^^

あさみ


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