毎夜の如く、睡眠薬代わりのビデオ鑑賞(笑)。よく眠れるのは、「名探偵コナン」の劇場版(爆)。既に何回も見ていて、犯人そのものも、発覚する経緯も、登場人物もすっかり把握しているので、途中で寝落ちしても全然悔しくも何ともなく(爆)、集中してなくてもいい上、何より進行を把握しているということは、子供が子守唄や童話を読んでもらうのに似ていて、異様な安心感がある故、あたくしには、寝る前の「コナン」が欠かせない。んで、ここ最近、開始30分でぐっすり眠っちゃっているのが、「迷宮の十字路」(●⌒∇⌒●)もう、せりふを暗記するくらいに、死ぬほど見た。・・・・んだけど。気になる手毬歌がありましてね。当初からずっと気になってんの(爆)。「これ・・・・本当に実在するのかしら??」どうも京都の南北に通ずる通りの名前を、東西順に並べた手毬歌のようなのだけど、実際にどうなんだろう?? とずっと不思議で、やっと今日、実際に調べてみた。と・・・・おぉ。出てくる出てくる。インターネットってすげぇな♪このような歌は口伝で伝承されるため、主要部分は同じなんだけど、細かいところが微妙に違っていたりして、まぁどっちが正しい・・・・というジャッジは抜きにして、その「微妙な違い」こそが、昔ならではの「生の伝承」のような気がして、2パターンばかし拾ってきた。こちら。丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)四綾仏高松万五条(しあやぶったかまつまんごじょう)雪駄ちゃらちゃら魚の棚(せったちゃらちゃらうおのたな)六条七条通り過ぎ(ろくじょうひっちょうとおりすぎ)八条越えたら東寺通(はっちょうこえたらとうじみち)九条大路でとどめさす(くじょうおおじでとどめさす)どんだけの通りの名前がここに組み込まれているかというと・・・・まる・・・・丸田町通たけ・・・・竹屋町通えびす・・・夷川通に・・・・二条通おし・・・・押小路通おいけ・・・・御池通あね・・・・姉小路通さん・・・・三条通ろっかく・・・・六角通たこ・・・・蛸薬師通にしき・・・・錦小路通し・・・・四条通あや・・・・綾小路通ぶっ・・・・仏光寺通たか・・・・高辻通まつ・・・・松原通まん・・・・万寿寺通ごじょう・・・・五条通せった・・・・雪駄屋町通(現・楊梅通)ろくじょう・・・・六条通ひっちょう・・・・七条通はっちょう・・・・八条通とうじみち・・・・東寺通くじょう・・・・九条通と、計24本の道の名前が組み込まれているのであるが、碁盤の目の街とはよく言ったもの。これに、北から順に更に横の通りの名前が入るのだから、ややこしいことこの上ないが、京都散策には是非覚えておくと便利だろうな・・・・とは思う。この別バージョンがこちら。丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)四綾仏高松万五条(しあやぶったかまつまんごじょう)雪駄ちゃらちゃら魚の棚(せきだちゃらちゃらうおのたな)六条三哲とおりすぎ(ろくじょうさんてつとおりすぎ)七条こえれば八九条(ひっちょうこえればはっくじょう)十条東寺でとどめさす(じゅうじょうとうじでとどめさす)さて・・・・謎が謎を呼ぶ「三哲」の存在と、十条通と東寺通の位置関係(爆笑)。あたしゃ、「哲」がつく京都の道といったら、それこそ「哲学の道」くらいしか思いつかなくて、しかもあの道は、結構蛇行していたような??? でも歌に入るわけ???なんてすっとぼけたことを考えてたわけですが、多分この解釈は違いますわよね。どちらを覚えておけばいいのやら・・・・数からいったら、断然後者なんだろうけれど、実際京都を歩いてみないことにはなぁ・・・・と、JR東海のキャッチフレーズが頭を過る(爆)。この時期の京都は、バカみたいに寒いんですけど、そこんとこは同じ盆地育ち。気にしねぇよ♪ まぁ、六条通と七条通の間に「三」のつく通りと「哲」のつく通りが、ひっそりとあるんだ( ̄ー ̄)ニヤリッくらいに覚えておこう(笑)。頭の中では、「コナン」の中で幼き頃の遠山和葉が「姉三六角」→「嫁三六角」などと間違えて歌っているところから、この間違いが既に何度も寝入りばなに聞いていることもあって、物凄い勢いで脳みそに刷り込まれている模様(爆)。せっかくの覚え歌やのに、あかんやん( ̄∇ ̄;)そんなあたくしには、もう一つ、お手玉の時のかぞえ歌で、どうしても全部思い出せない、強烈でエグい歌というのがあって、どうせならと、一緒に調べてみたら、こりゃ、凄いね。こっちもあっという間にヒットした。(1)手がかりは、1〜10を引っ掛けて数え歌にしているもの。 (一番初めは一宮〜♪ みたいなヤツ)(2)背景は日露戦争。(3)「皆殺し」という歌詞が入っている。←意味もわからず歌っていたが、相当エグい。これらのキーワードを絞っていったら、コレは全国的に伝播しているかぞえ歌のようで、文献にも残っており、加えて、子供の耳にどう聞こえたか・・・・みたいな注釈みたいなものまできちんと解説してあるサイトにまでぶち当たった・・・・インターネット・・・・すげぇな( ̄∇ ̄;)その昔、ばあちゃんがジャグリングのようにして、器用にお手玉をする時によく歌っていたのだ。3つのお手玉のうち、1つを高く放り投げて、その間、下では二つのお手玉を上手に繰り回す・・・・といった、結構難易度の高いワザを繰り出す時に、必ず登場した歌。着物の端布を縫い合わせ、子供の手一掴みくらいの小豆を中に入れて、手縫いで綴じ、5つくらいのお手玉を作ってくれて、それでこの遊びを教えてくれた。あたくしは結局、両手で3つ、片手で2つまでしか出来ないんだけど、ばあちゃんは調子がいいと、4つでも5つでもこなしてた気がする。ジャグラーばあちゃん・・・・ついこの間が(数年前か)17回忌でした。見つけました。この歌です。一列談判(ランパン)破裂して日露戦争始まったさっさと逃げるはロシア(ソ連)の兵死んでも(死ぬまで)尽くすは日本の兵5万の兵を引き連れて6人残して皆殺し7月8日の戦いにハルピンまでも攻め寄せて(攻め入りて)クロポトキン(クロパトキン)の首落とし東郷大将万々歳実際にこのかぞえ歌、とある文献には「一列談判」ではなく「イチレツランパン」とカタカナ表記で子供たちには「一列談判」という意味がよくわからず、伝播するうちにこうなっていったとかいうそんな経緯まできちんと明記してあり、当時の戦争背景なんかも付記してあった。そういうわけで、この数え歌の題名の正式名称は「イチレツランパン」なのです。(これは知らなかった)「( )」表記してある部分は、実際に文献から拾ってきたものと、うちのばあちゃんが歌っていたものとを比較するために、あえて載せてみました。その土地土地の方言もあるだろうし、後年、「もうロシアと言うな、これからはソビエト連邦だ、『ソ連』なんだ。」と言われた時代に、ばあちゃんなんかは大人になってるから、わざとロシアという言葉を使わずに、うちらにわかりやすいように「ソ連」と言い換えていたかもしれない。そんな連邦も崩壊し、今や、再び「ロシア」なんだけど、その頃ばあちゃんはもう、他界していたんだ。クロポトキンという人がどこの人なのかも知らなくて、東郷大将が何者なのかもわからず、加えて、日露戦争って何さ??みたいな子供時代(小学2〜3年生くらい)にこんな歌を、無邪気に歌っていたと思うと、少々おぞましいなぁ。戦争っていったら、一番近い戦争で、第二次大戦・・・・それ以外に戦争があったなんて知りもしないででもばあちゃんは、いくつもの戦争を知りながら生きてきたわけだから、「戦争=第二次大戦」ではないのかもしれない。ただ、「5万の兵を引き連れて 6人残して皆殺し」の下りは、戦争に行くと、敵か味方かはよくわからないけれど、とにかく沢山の人が死ぬんだ・・・・ということを鮮明に思ったっけ。あと、どうも日本の大和魂を誇張しつつ、どう見たって体格差がありそうなロシア人をボロッカスに言っているところなんかが、この戦争で勝ったとはいえ、傲慢な感じがするな・・・・とも思った。ただ、子供にとっては、言葉の意味よりも、数に合わせた響きの面白さみたいなものがどうしても優先されてしまうので、このように恐ろしくおぞましい歌でも、お手玉を放りながら、朗らかに歌えてしまうのかもしれない。うちらの世代の「かぞえ歌」というと、アレだ。↑単位も一緒に覚えられた気がする(爆)未だ、カラオケに行くとちゃんと入ってんだよね。民話的、口伝の伝承的な歌ではないけれど、テレビっ子世代には有名なこの歌。「ひらけポンキッキ」時代の代表作。一度口ずさみ始めると、1日中頭から抜けない、物凄い粘着力があり、好い言葉で言うと「キャッチー」ではあるんだけど、この歌が頭でグルグルとエンドレス・・・・そんな1日に、生産性がないのは明々白々( ̄∇ ̄;)地元にもっと面白い歌が残っていないか、只今調査中。各地の民話と同じで、コレは調べ始めるとキリがない上、たとえば、じゃんけんのやり方、「だるまさんがころんだ」の掛け声、節回しと同様、その地域の局地的なやり方っつうのが存在するので、ここらの民俗学というのは、調べだすとややこしい。チーム分けする時、じゃんけんで、「グー&パー」で別れる派「グー&チョキ」で別れる派とここら一帯でも、小学校の学区が違うと全然違う。(ちなみにこの市では小中学生に限り「学区」とは言わず「校下」(こうか)という言い方をする。)加えて、掛け声も違うもんだから、余計に混乱する。同じ市内、同じ県内だからといって、ここらは色んな文化がごっちゃになっている上、独自の文化も育っていたりするので、この「チーム分け」方法で、あたくしは、まるっきり同じ方法でやりあっている他流試合というのを見たことがない。お隣の町内では、既にやり方が違うのだ。ものすげぇ地域だな、ココ(爆)。ちなみにわが町内・・・・校下では、チーム分けする時には、こう言った。「グーとチーであったもん同士で(出す)」(リズムは四分と八分交互な感じ)決まらないと「同士で」を何回も繰り返す。市内でも、このやり方をするところは極々少数。メリットは、参加するか否か迷っている子が、ゆっくりとした掛け声で誰かが仕切りだしてからでも参加に間に合うという、優柔不断型にはもってこいなところ(笑)。デメリットは、いちいち長ったらしい(爆)。さぁ、このやり方に心あたりのある方、メールでご一報ください(笑)。遠隔地の方でも構いません。まるっきり同じだったという人、名乗りを挙げてください♪下のメールフォームからどうぞっっ!!!もんすごく似てる・・・・っていうのまで可。「うちはこうだった」というのは、もうかなり調査済みですので、ご遠慮願います。当方、正に「同士」を探しております。この広い、ネットの世界に、まるっきり同じやり方で育った人がいるのかどうか?伝播状況がわかり次第、またこの話題に触れてみましょう^^(岐阜県民の皆々様、特によろしくお願いいたしますm(_ _)m)↑誇りを持ちたいもんなんだが(笑)