2004年07月13日(火)
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技あり!有効! 秘儀の伝授! |
ぷよ2は無駄に肉をつけているわけではなく(笑)、ああ見えて柔道の有段者で、 実は高校時代、愛知県大会で準優勝・・・・とかいう輝かしい成績を納めている。 愛知県といえば、岐阜県に比べて何にせよ人口が多いので(笑)、その中で決勝進出というのは やっぱりすごいことなんだなぁ・・・・と、素直に感心したことがる。
そんな彼。 何も嗜んでいた武道は柔道だけではなく、一撃必殺確実の殺人道・柔術もしばらくかじっていたそうで、 かじっていた・・・・なんていうと失礼にあたるのかもしれないのだけど、 とりあえず、身一つで、人を殺せちゃうくらいのコワザ・・・・どころか「大技」を身につけていたりする。 プロポーズはされていないけれど、もし万が一のことが自分の身に降りかかった時、 この人は丈夫そうだから大丈夫だなっ♪ という、極々短絡的なことが結婚の決め手になった というのは、もはや書くまでもない(爆)。
膝を壊してからは、柔道からも身を引いて、大人しくしていたもんだから、 あんな体型に・・・・(-。-) ぼそっ・・・・というのはまぁ置いといて、とにかく、現役時代は 相当に頑張っていたことは今の今になっても偲ばれる。 膝に爆弾を抱えているのだから、もう少し上体のウェイトを落とした方が安全で確実だわよ、という あたくしの苦言を全て聞き入れて、最近では背筋と側筋、そして、V字腹筋をきちんとやっている。
会社の女性社員さんに、「あら、ぷよ2さん、最近少しお腹が引っ込みました?」 などと 言われちゃったもんだから、ますます気を良くしてしまって、最近、彼は益々日々の鍛錬に励みつつ、 終いには、「町道場にでも通いたいよなぁ・・・・」 なぁんて言い出す始末(笑)。
あたくしは毎日、あのトトロのようなお腹を見ているのであんまり気がつかなかったのだけど、 ぷよ2ママや会社の女性社員さんに言わせると、明らかにその成果が着々と表れ出てきているらしい。
そもそも・・・・。 ほんの少し前まで、ぷよ2は側筋運動がからっきし不可能な状態で、 あたくしが脚に乗って、腕をひっぱり上げてやらないと、上体を起こすこともできなかったというのに、 ここ最近、自力で起き上がってこられるようになったのは、物凄い進歩!! まだ片側、10回1セットがギリギリのところではあるが、それでも起き上がれなかった頃のことを思うと 両側トータル20回をこなせるようになったというだけで、十分な成果になっていると思う。 あたくしとしては、元柔道家が、こんな生ぬるいことでどうすんだっ!? みたいな余地が残っているので 今後、もっとビシバシと鍛え上げるつもりですが、最初からそれをやると、 あのヤロウ、一人前に拗ねてしまうので、今のところはアメとムチを使い分けて 上手に煽てているところ。 男性ならば・・・・況してや元柔道家ならば、側筋片側30回は余裕でこなしてもらわないと あたくしの身の危険を感じる(爆)。
あたくしだって、前線を退いて今や隠居状態だけど、今すぐ側筋運動をやれと言われたら、 片側30回くらいは、何とかできるところにいるので、余計にそう思う。 特に運動やスポーツをしてこなかったこのあたくしがだよ、できるんだから、 毎日過酷なトレーニングを経験してきた彼に出来ないわけがない・・・・とまぁ、図式はこんな感じ。
そんな、柔道・柔術の両方を嗜み、結構な成績を残してきたぷよ2。 あたくしにも、あれこれと技を教えてくれる(爆)。 この間は、リヴィングで「一本背負い」を教えてくれた。 まぁ、この技はハッキリ言って実用的ではないので、多分あたくしは、自ら応用編を編み出して、 またぷよ2に
「教えてもいないような技を繰り出すな〜っっ!!」
と言われてしまうんだろうけれど、護身のためなら結構何でもやっちゃう方なので、 また、自分の編み出した技に御大層な名前が付いていて、自らがビビる!なんてことも起きるのでしょう。 「縦四方固め」の時がそうでした(爆)。 そんな名前が付いているものとは知らず、ベッドの上でじゃれあっている時に、 なぁんとなく相手の身動きを取れなくしちゃえ〜♪という軽い気持ちで、かけた技に、 既に名前が付いていたので、こっちがビックリした(爆笑)。
そんな御様子ですので、ぷよ2が正統派の柔道の寝技であたくしの身動きを封じようとしても、 あたくしは、左の肩関節と、両足の股関節が、他人様より異様に柔らかく出来ているので スルリスルリと技から抜け出し、遂には互いに結構本気になっている・・・・( ̄∇ ̄;) ということも少なからずとも数回あって、
「夫婦なのにぃ・・・・新婚さんなのにぃ・・・・どうしてベッドの上で 絞め技とか固め技を繰り出さにゃならんのだ!?」
と、汗だくになってぷよ2が溢す・・・・という光景も、入籍後3ヶ月にして既に数回あった(爆笑)。 柔道有段者の固め技から、背筋力と瞬発力のみを駆使して、何とかはずしにかかる ド素人・・・・という図式がどうにも納得がいかないようなので、 理系の特に物理は苦手だけど、動体力学と物質の重心についてはどうも先天的にわかってるみたい♪ だから、理屈でもがいてるわけじゃないのよん♪ と言い訳しておいたけれど、 下手な話・・・・きちんとした技を覚えておかないと、何かあった時、いくら正当防衛といえども、 それもやりすぎると「過失致死」になってしまう恐れがあるので、今まで、暴れる時も 少しは遠慮して、全開炸裂!!というのはなかった。 そのせいで、逆に自分が酷い目に遭ったりした事もあるんだけど、 今や連れ合いがきちんとした有段者なので、あたくしが全開炸裂!!になっても、 よっぽどのことは起きないと思っているので、あれこれ試させて頂いている(笑)。
「夕雅先生は、股関節が柔らかいから、結構、三角締めあたりがイケるかもよ♪」
「さ・ん・か・く・じ・め〜??σ( ̄。 ̄*)」
「ここを、こう決めるでしょ? んで、こっちに捻って・・・・脚で絞める。」
「ここを・・・・こう決めて・・・・捻って・・・・( ̄ー ̄)脚で絞める!!」
「ヽ(  ̄д ̄;)ノ うがっ! 入った!!」
「なるほどね、三角締めね♪ 覚えた、覚えた♪」
「あとは・・・・そうだなぁ、腕拉ぎとか、腕十字とか・・・・」
「う・で・ひ・し・ぎ〜??σ( ̄。 ̄*) う・で・じゅ・う・じぃ〜?σ( ̄。 ̄*)」
「襟をつかまれたら、ここを持って、脇からこう入って、全体重をここへ!」
「全体重かぁ・・・・今はやめとくね♪ ( ̄ー ̄)ニヤリッ」
「そ、そうしてくれ( ̄∇ ̄;) 夕雅先生の体重でも、余裕で俺の利き腕の肩が粉砕できる。」
「よっしゃ、覚えた。腕十字と、腕拉ぎ♪♪」
「ま、あと、俺はあんまり得意じゃないんだけど、派手なヤツもあるよ♪」
「( ̄+ー ̄)キラーン 派手なヤツでつかっ♪」
「腕を取ったら、そのまま相手の後頭部を蹴る感じで跨ぎきる、コレで決まる。」
「こう?」
「そ・・・・そう( ̄∇ ̄;) 簡単に決まるな(-。-) ぼそっ で・・・・相手が抜けそうな時は その振り下ろした脚で、もう1回後ろ蹴りをかます感じで・・・・」
「おぉ♪ こうか♪」
「マジでやるなよ・・・・ヾ(。><)」
「やんないって♪ いかにもスッパリ決まりそうだもん(爆)」
「( ̄∇ ̄;)」
地球の平和と自らの安全を守るために、次々に覚えよく身につけるアサミンジャー。 どこまでやると相手が死ぬかというのも、一応覚えた。 でないと、あたくしなぞはド素人ですから、技がかかった瞬間に、それが柔術から派生しているものだと、 簡単に相手は死ぬんだということも一緒に覚えておかないと、人生が狂ってしまう。 ヘッドロック1つとっても、おぉ・・・・ここで膝をがくっと落とせば、相手の鳩尾に入るなぁ・・・・と、 勝手に応用編が頭に浮かんでシュミレイトできてしまうから世話がない( ̄∇ ̄;) 大体、身長如何ほどの相手に有効かというのも、技を教えてもらっている間に、物凄いスピードで 計算が始まっている。 最後に教えてもらった、蹴り技込みの腕固めなんてのは、かなり上背のある人にも いけるんちゃう?・・・・とお伺いを立てたところ、
「俺は脚が上がらんから、なかなかやらねぇけど、夕雅先生なら 多分、その計算で間違いないよ。」
と言われてしまった( ̄∇ ̄;) ちなみにあたくしの身長は163cm。想定した最大身長は185cmの成人男性。 当分、やりあうつもりはございませんが(爆)、いざという時はいつくるかわからないので、 一応、頭の中に叩き込んでおいて、その時がきたら、巧い事やってみたいとワクワクしながら待ってます。
ちなみに、ぷよ2が教えてくれたものは、彼には敵うはずがないので ケンカのたびにこれら技の数々が勃発する・・・・なんてことはありませんが、 真っ暗な田舎の夜道くらいは、安心して歩くことができる精神力と安心感は身につきました(爆)。
柔道はともかく、柔術というのは、たとえ、相手が鎧でガチガチに身を固めていても 関節を粉砕したり、顎を砕いたり、首や頭蓋骨に効率よく確実にダメージを与える、 いわば「戦闘術」らしいので、現代社会でそれを繰り出すのは本当に危険なんだとか。 斯く言うぷよ2も柔道の大会で、間違って柔術の方の技を繰り出してしまい、 相手を血みどろにして反則負けになった・・・・という、輝かしい実績を持っているだけに、 平成のこの世、正しいケンカのやり方と、舗装道路の恐ろしさというのをきちんと理解しておかないと、 本当に大変なことになるんだな・・・・ということはよくわかりました♪
ちなみに・・・・。
全然別の人で、縁もゆかりもないんだけど、共通点と言えば拳法や空手を嗜んでいたこと、 そして、自分のためじゃなく誰か別の人を守るために戦ったこと、 普段はやさしい感じで、寧ろおっとりとした空気の持ち主であるということ、 手加減をしようにも相手が多すぎて出来なかった・・・・等々、状況も何もかもが酷似しているんだけど、 本当にきちんと武道を嗜み、心得ている人というのは、 試合や試技、大会以外において、自分のためには決してその力を使おうとしないし、 絶対に素人には仕掛けない。 ともすれば殺してしまうかもしれないけれど、殺さないまでの力加減をよく熟知している。
最近聞いた1件に関しては、うちの身内から流れてきた話なんだけど、 1人が集団に絡まれたその状況で、その人は逸早くアタマが誰かを見抜き、そのアタマの鼻を陥没させ MPが飛んできちゃいました〜(アハハ)といった感じらしい。 3日ほど相手の意識が戻らず、MPからも相手がヤクザだったので 「こりゃ示談だな(苦笑)」と言われていたのに、示談の交渉に辿りつくのに、 まず相手の意識の回復を待たねばならなかったという、笑い話なんだけど、ちょっとエグい話だった。
本気を出せば、その場にいた集団全員を病院送り、半分は半殺し、2〜3人はその場で 殺られていてもおかしくない強さなんだけど、アタマの鼻を陥没させるだけで、 集団全員の腰が引けてしまい、何とかそれ以上の騒ぎにならずに済んだ・・・・といった感じだ。 翌日の朝刊にこの騒ぎが載らなかったのは、ヤクザの面子を立てたのと、 カタギの人間が必要以上に表に出ないよう、目を瞑ってくれた警察の配慮の賜物なのである(爆)。
最近の若者は、ケンカの仕方もわからずに大きくなったのが多いので、 地面からおよそ50cmの高さで、平気で木刀やパイプ、木っ端を振り抜く。 普通はそんなことは出来ない。 少なくとも、自分の骨が折れる音を聞いたことがある人間は、そんな命知らずなこと、 怖くて出来ないのだ。 そして、その音を聞いたことのある人間が振り抜く時には、相当の覚悟があるってことで、 ケンカのやり方を知っている人間、加えて、肝が据わっていて周囲が見えている。
地面からおよそ50cmのところに何があるか、考えてみてほしい。 ・・・・そう。人間の脚、膝から下のところだ。 ここを、パイプや木刀が振り抜かれるとどんなことになるか、想像だけでもしてほしい。 ・・・・プロテクターでもつけていない限り、その脚は、二度と使い物にならないだろう。
一人の人間を立てなくする行為が、どれだけ重いことか・・・・。 是非、我が子が五体満足に授かった折には、肉弾戦を重ねさせ、 痛みのわかる人間に育てたいもんだと思う。
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