昨日。 あのような日記を書き、あ〜ぁ・・・・あたくしの方もまたマスコミと一緒で、見切りだったかなぁ・・・・ と、ちょこっとだけ反省していたものの(苦笑)、何のことはない、あれら騒ぎに対し、 真っ向からあたくしと同じような意見を述べている人が登場したので、少しだけ胸を撫で下ろしている、 正真正銘、小心者のアサミンジャーでござい( ̄∇ ̄;)
自分の小ささはそれとして認めなければならないけれど、本質と真実がわかったら、 きちんとそれはそうとして伝えなければならない。自分で自覚しなければならない。 あたくしには、世間を動かすほどの莫大な力はないけれど、一意見として何らかの声明を発表する その行為そのものに関しては、ある程度保証されている。 たとえ世間の隅々にそれが届かなくても、誰かの心にヒットすれば、それでいい・・・・という場合もある。
あたくしの代わりに、間違った方向へ世論が動かないように、軌道修正をしてくれた、 某専門家には、心の中で感謝している。 それでもまだ、テレビの報道などでは、わけのわからないことを言っている上、
「もう、何が何だかさっぱりわかりませんね。」
などと、問題から逃げようとするコメンテイターや専門家もいたりするので、 少々頭痛がする( ̄∇ ̄;) 現実に起きていることから逃げる大人が、専門家の旗印を掲げているような国なんだな。 これからはある程度、自分で考えて、きちんと咀嚼した上で、世論と自分の考えを比較してみよっと。
そんなあたくしにも、ちゃんと「少女時代」というものがあったので、 不必要に記憶力がいいこのあたくし・・・・自分の少女時代・・・・丁度、彼女たちと同じくらいの年代まで 思いを馳せてみた。
あった、あった・・・・。
PCや携帯やインターネットなんかが普及していなくても、なぁんか気性の荒い、 よくわけのわからない行動をとる子。まぁ、仮にトシコとしておこう。 昨日までは仲良く話をしていたのに、翌日にはツンとシカトをかましたり、 別にその子も、勉強や運動が取り立てて出来ないわけでもなく、寧ろ出来る方だったりするんだけど、 本当につかみどころのない、扱いにくい子が、クラスの中にいたんだった。
あたくしはその彼女と長い付き合いで、仲も良かったけれど、ひとつ間違えば、 このような事件と同じようなことが起こっていたかもなぁ・・・・なんて思っちゃうのだ。 無事に、小学校時代の不安定な年頃をやり過ごし、2人とも同じ中学に進学し、 2年目だったかにまた同じクラスになったりしたんだけど、 彼女の扱いは更にややこしくなっていることに気付いた。勉強や部活で忙殺される毎日の中、 あたくしとトシコ、そしてもう1人共通の仲の良い友人がいたんだけど、 (仮に、アユミとしておこう) ある日・・・・体育の授業に出るかもしくはその授業から帰ってくるか、昇降口で、 こんなやりとりがあったのだった。
「そういえばトシコちゃん、中学に入ってから持久走が凄く早くなったよね。」
「そうだね。すごいよね。」
「前までは何とか追いつけるかと思ってたけど、今はもう全然無理だもんね(笑)。」
「私は元々持久走苦手だから、ダメだわ(笑)」
「あのさぁ・・・・」
「なぁに?」
「いかにも私が、前、遅かったみたいに言わないでくれる?」
「は??」
「私は元々、そんなに遅くはないわよ!!」
捨て台詞のようにそういい残し、トシコは不機嫌そうに、1人でいってしまったのだった。 あたくしと残された友人は、2人とも頭の中にクエスチョンマークを沢山飛ばしたまま、 首を傾げていた。
「何か悪いこと言ったかなぁ?」
「わかんない( ̄∇ ̄;)」
「だって、前までトシコちゃんがうちらとどっこいどっこいだったことは 皆もわかってることじゃんね?? 素直に速くなってスゴイなぁって思ってるのに 何か、感じ悪い・・・・。」
「部活でバスケ始めたから、そのせいだって思われたくないのかなぁ?」
「バスケ部、厳しいもんね。でも、そのせいだってことも皆、わかってんじゃない??」
「まぁ、いいや。彼女の気分屋なとこは、今に始まった話でもなし・・・・( ̄∇ ̄;)」
「それこそ、そうだよね〜(笑)。」
まぁ、このトシコがバスケ部に入部するにあたり、彼女の体裁を傷つけるような、 不当な扱いがそこに存在したという有名な裏話があったので、誰もそのことには振れずにいたんだけど、 でも、他人の進歩を素直に認めて賞賛することに、罪を感じていなかった我々は、 彼女のこのぶっきらぼうな態度が、俄かには理解できなかった。 ただ、トシコの生態みたいなものをよく知っている者同士だから、 ことが大きくならずに済んだっていうか、何というか・・・・( ̄∇ ̄;) でも、今からよく考えれば、私怨を発生させるには十分の何気ない一言だったかもしれない。
まぁ、その証拠といわんばかりに、謂れのない恨みを買ったようで、 何かにつけてあたくしを敵視するようになったトシコ。 あたくしの初恋を破綻させるその一端を担ったのも、実は彼女だったりした。 シンと巧くいっている時は、その間に入るように邪魔をし、 ヨシオがあたくしのことに振り向けば、彼を誘惑する・・・・といった具合に 何もかもをメチャクチャにする天才とも言えた。
15歳。 ヘトヘトになって、もうどうでもよくなってしまった時、アユミにはぶっちゃけた話が出来たけれど、 トシコとの溝は深まるばかり。 どうにかこうにか中学は卒業して、アユミともトシコとも別々の高校になったが、 この縁(えにし)はそれ以降も引き続き、アユミとはいつ再会しても、前のように話が出来たが、 学区内トップの高校に進学していったトシコは遂に我々を見下すようになり、 やがて疎遠となった。
が、彼女のそれも高校3年間の栄光で。 アユミは神戸の有名私立大、あたくしは東京の某有名芸大に進学し、 トシコは地元の有名女子大に進学した時点で、何となく形勢が逆転してしまった(苦笑)。 我々は、自分の進学先に満足していて、それをひけらかすようなことはしなかったけれど、 彼女の進学していった大学は、いわゆるお嬢様大学で、中学から付属校がある。 中学からその学校に通っている女の子は「純金」と呼ばれ、大学受験を突破してきた 付け焼刃的なお嬢様のことを、地元では「メッキ」と呼ばれているのだった。 確かに、誰もが受かるようなバカな大学じゃないんだけど、大学の中の派閥や 地元民が見る目は「純金」と「メッキ」とでは雲泥の差で、努力家の彼女は「メッキ」に属されてしまうことで 一瞬、輝きを失った。成人式で姿を見なかったのだ。地元に残ったクセに・・・・。
でも、誰も彼女のことを「メッキ」と馬鹿にするつもりはなかったのだ。
高校に入った時点で、2枚も3枚も脱皮を果たし、好き放題にやってきたあたくしを、 例えば市立図書館などでバッタリ出くわすと、トシコは決まって、挨拶もしないで、 自分の新しい友達に向かって、あたくしのことをヒソヒソと耳打ちするようになっていたので、 さすがのあたくしも、もうこの時点で呆れた。 ・・・・つまんないオンナ。トシコって。 あたくしの隣には、その当時、決まって不特定多数の男性がいてくれたので、 惨めな思いをせずに済んだんだけど、多分、勝手に「遊び人」の烙印を押されていたに違いない(苦笑)。
11〜12歳の頃は、ただ「扱いにくい女の子」で済んでいたけれど、ここまでくると、 ある種、有害な気もしてきた( ̄∇ ̄;) いいオトコでもサイドについてくれりゃいいんだろうけれど、そういう噂を中学卒業後、 あんなにネットワークがしっかりしていた母親軍団の元で育っても、一度たりとも聞いたことがない。 そう・・・・未だに(爆)。
まぁ、そういう部分ではあたくしも多分、同類だったんだけど、 事実、不自由な思いはしてこなかったし、16〜25歳という一番の売り時、 楽しく過ごしてこられたので、それはそれでいいかと思ってもいるんだけど(爆)。 アユミの音沙汰は途絶えてしまったんだけど、何となく想像がつくからいい。 いい奥さんになっていそうな、いいお母さんになっていそうな・・・・ はたまた、自分に合った仕事を見出していそうな、色んな可能性を想像することが出来るんだけど。 ただ、トシコに関しては、もうコメントの仕様がない(苦笑)。 彼女の就職先は、母親ネットワーク:通称、魔女集会から聞いて知っている。 某痴呆地方紙とローカル放送が一緒になった会社だ。 ・・・・で、あの場所でキャリアを積んでいることを頼むからひけらかさないでくれ。
世間はもっと広く、中央ではもっと面白いことが起こっていて、 キミらはそれを掻い摘んでいるだけだということを助言したかったが、 やめといた(爆)。
少女時代からガッツリと土着している人間、しかもメディア方面に進んだ人間は、 本当に聞く耳持たないというか、何というか・・・・いっぺん、中央で仕事をしてくれば、 その価値観も変わるんだけど、腰掛にしちゃ、あんた、その場所に長居しすぎだよ(-。-) ぼそっ
三つ子の魂百まで・・・・とはよく言ったもの。 あたくし、それを身近に感じつつ育ちましたので、少女時代にあんまりいい思い出はないものの、 学ぶべきものは他の人より多かった気がする。 故、例えば人を刺してしまうような、刺されてしまうようなそんな場面に遭遇しそうになりつつも、 回避できてきたのかもしれない。
今、どうしてんだろうなぁ・・・・(苦笑)。 遡って思い出すと、例の大雪の日の同窓会の日・・・・2年くらい前か・・・・に会ったきりだけど あんまり変わってなかったもんなぁ( ̄∇ ̄;) そりゃ、面白いくらいに変わってなかった(爆)。 あそこまでいくと、けだし「芸術」と呼んでも惜しくはない。 真性の嫌われ者ではなかっただけに、非常に稀有な存在ということになる。
女の子って、男の子が持っていない「神秘性」を持っているというけれど、 コレもまたそのひとつなのかもしれない。 神秘的か否かはおいといて、千里眼を持っている女の子たちは本当に魅力的で、 メッキだろうが純金だろうが、そんな付加価値なんか全く問題にしていない。 その潔さが、付加価値重視の女の子たちにとっては、非常に脅威だったりするのだ。 その脅威すら見て見ぬ振りをして、開き直る人たちのことを「負け犬」というのかもしれない。
開き直るヒマがあったら、軌道修正に時間をかけたほうがいい。 そんなことを思う、初夏の夕暮れなのでした。
|