| 2004年05月03日(月)
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主婦や主夫の心を知るために |
ぷよ2もあたくしも、毎週欠かさず「アットホームダッド」を見ている。 毎週、宮迫の言うことにいちいち納得したり、「へぇボタン」を連打したくなるような豆知識満載、 加えて、主人公を演ずるところの阿部寛が、どうしてこんなにも無器用なのかと 苦笑というか失笑しながらも、「ある、ある! こういうこと!」が連発するので、 食いつきはいい方のドラマかもしれない。
奇しくも、あたくし自身が新米主婦だというのと、あたくしも東京で9年、 ぷよ2も名駅裏で8年と、長期にわたって独り暮らしを経験しているので、 家の中のことを完璧にこなすというのが、どれだけ面倒臭くて、どれだけ大変かというのは 骨身に沁みてわかっているので、阿部寛の気持ちや宮迫の気持ちも痛すぎるほどにわかってしまうのだ。
家の中ことに関しては、あたくしもぷよ2もどっちもどっち・・・・( ̄∇ ̄;) 強いて言うなら、あたくしは料理が今のところ苦痛でないのと、何らかのルールを2人の間で持たないと この家が傾きかねない・・・・と簡単に予見できたので、あたくしがなるべく苦言を言うように心がけている。 昨夜も、ぷよ2がプレステ2を片付けずに寝ようとしたので、
「ちょっと・・・・。寝るのは片付けてからにしてよね・・・・(-。-) ぼそっ」
まるで、相手が子供みたいな扱いではあるが、こういうのをきちんとしておかないと、 この部屋はすぐに荒れる(苦笑)。 そのチェックをしてからあたくしが寝ようとしたら、彼のゲーム用のノートが出しっぱなし( ̄∇ ̄;)
「ちょっと・・・・。ノート出しっぱなしじゃん・・・・(-。-) ぼそっ」
「うぅ・・・・ゴミン。」
「知らないよ・・・・? もし子供ができてから、こんなだらしないようじゃ ゲームも満足にやらせてあげらんないかもね( ̄^ ̄)」
「あぁ・・・・そんなぁ・・・・( ̄∇ ̄;)」
嗚呼・・・・既に「子供」が1人いるかのような錯覚をしてしまいそうな環境( ̄∇ ̄;) いきなり、生活が「さしすせそ」だらけになって、戸惑い気味のアサミンジャーではあるが、 1ヶ月を乗り切って、何とか当初の目標だけはきちんとこなしつつ、生活ができている。
昔のあたくしやぷよ2だったら、まず、掃除や片付けを放棄する(笑)。 それを放棄せずに、とりあえず、他人様を呼べる家・・・・というのを保持しているだけで、 あたくしらは変われたと思う(爆)。 昔は、それこそ、人間が住んでいる部屋じゃねぇな・・・・(-。-) ぼそっ と、 明らかなる第三者に苦言を頂戴するような部屋に住んでいたので、互いの親も、そこらへんが どうも不安だったようだけど、近くに住むサヨコなどからは、まだ苦言らしい苦言をもらっていない。 っつうことは、だ。今のところ、生活形態は合格点なのだ♪
さて・・・・。ドラマ評に戻ろう♪ 「アットホームダッド」ですけどね・・・・妻が仕事に出ているシーンや、そこでの出来事、 奥様たちの集合シーンなんかはどうでもよくて、家の中で、阿部や宮迫がどれだけの格差を見せつつ、 どれだけ奮闘して、どれだけの成果が出せたか・・・・というのに焦点を当てつつ見ている。 先々週・・・・第2回の放送で、篠原涼子がこう零していた。
「あ〜ぁ。あたしも1度でいいから褒めてもらいたかったな。」
世の主婦の心をガッチリつかんじゃうかのこのセリフに、何となく、同調してしまった。 あたくしはまだ、環境的に恵まれている。 ぷよ2は、普通に作った料理を「美味しい、美味しい」 と食べてくれるし(手抜きだったりするのに)、 お弁当箱を鞄から出す時に「今日もありがとうね」 と言ってくれるし、 オマケにそのお弁当箱ときたら、既にもう1回、水洗いがしてあるのでありがたいことこの上ない。 お弁当ナシの日でも、コーヒー用の水筒とペットボトルをシンクに持ってくる時に「明日もよろしくね♪」 と、一言あるので、だから、また頑張って作ろう!と、素直に思えるんだ。 洗濯物をきちんとたたんで片付けてあるのに気付いたり、アイロンをきちんとかけてあるのに気付くと、 必ず一言「ありがとうなぁ」 と言ってくれるし、まだまだ完璧に片付いていないこの部屋の中にある ダンボールを1つでも自力で何とか片付けると、「俺が帰ってくるまで待てばよかったのに・・・・。」 と、労ってくれる。
褒められて悪い気はしない。劇中の阿部寛だって、満更でもない顔をしていた。 でも男性だけじゃなくて、女性だって、褒められて悪い気はしないものなんだ。 たとえ、それが専業主婦の仕事であっても、それを放棄してしまったら生活が成り立たないことを 男性であろうが女性であろうが、まずは知って理解すべきなんだな・・・・そう思う。
それにしても、宮迫&オセロ(黒)のあの夫婦って、何かいい(爆)。 子役は正直、可愛いとはいえないんだけど、あの夫婦だからこそ、あの子!!って感じもして、 こう、すぐお隣さんにあんな家庭があったら、面白いなぁ・・・・なんて、勝手に想像してしまう。 宮迫と仲良くなって、色んなことを教えてもらいたいよ、ホント(爆)。 スーパーの特売日であるとか、町内会の機微であるとか、 特に人間関係に関しては、女性はオブラートに包んで話すだけど、男性はハッキリ言ってくれそうなので 何だか、生活が面白くなりそうだもん(笑)。 周囲にいないかなぁ・・・・専業主夫(爆)。あ・・・・今、「主夫」って入力したら変換候補にちゃんとあった! 凄いなぁ・・・・既に社会的に認められてんだよ、「主夫」って!!
それにしても初回から、あれこれやっちゃってくれてます、阿部寛(笑)。 ぷよ2ですら、洗濯時の洗剤の量くらいは把握していたというのに、ブラウン管の前で
「あ〜あ〜っ!! 入れすぎ!! 入れすぎ!!」
と、お約束の大失敗。
「水道出ないからって、ホースで洗濯機に移すにしても、一旦止めろよな(爆)」
「う・・・・もしかして、あの洗濯バサミのついたハンガーの開き方がわかんないとか??」
「嗚呼・・・・きっとあのキャベツのざく切りは、千切りのつもりなんだろう(苦笑)」
ぷよ2の苦言も限りなく出てくるくらいに、阿部寛の無器用さは実に危なっかしくて、 まるで、日々あたくしがこなしていることが、パーフェクトに見えるくらいなので、 凄くありがたい(爆)。 だって、会社に出かけた後に、自分の家があんな騒ぎになってたら、おちおち仕事もしてられないと思う。
2人でこのドラマを見ていると、本当に我が家が平和でよかったな・・・・と思う。 ぷよ2の「ありがとう」が口先だけでないこともわかるし。
外に出ている人間と、家の中を守る人間。 どっちが女性でどっちが男性でもかまわなくって、変わりはないんだなぁと思う。 篠原涼子も仕事を持ち始めて、家の中のことよりも外のほうを優先させ始めちゃってることを 阿部寛が責めても、説得力の欠片もない。だって、自分もそうしてきたんだから。 外に出ていると気がつかないことが、家の中にいるだけで物凄くよくわかる。 家の中にいると理解できないことが、一旦外に飛び出すだけで、すぅ〜っとその必要性がわかってしまう。
帰りが遅くなることを電話する、しない、で揉めたご夫婦も多かろう。 でもあたくしは、自分で自分のリズムをつかむ必要性に駆られていたので、 この生活を始めるにあたって、会社に行くぷよ2に口やかましく、こう言っておいた。
「駅についたら必ず電話して。いい? 絶対よ?」
初日、タイミングの問題で電話をしそびれたことで、あたくしが大激怒したので、 以来、ぷよ2もこのルールだけは絶対に守るようにしている。
1日を終えて、明らかに疲れきっている阿部寛(笑)。 慣れないスーパーのバーゲン、何故うちの掃除機はあんなによく転がるの? ・・・・って、あたくしだって混雑するスーパーの売り出しは嫌だし、 うちの掃除機もよく転がりますとも(爆)・・・・だけど、何にでも「隙」というのはあるもので、 人ごみの隙、掃除機のクセ、洗濯機のリズム、食材の腐食速度、等々・・・・コレ全部を きちんと理解さえしておけば、主婦だって怖いことも何ともないのである。 無器用な阿部寛と、器用すぎる宮迫の両方を見ていて、そのことを思い知らされる(苦笑)。
そんな我が家のありがたいダンナ様は、主婦の痛みを知ってか知らずか、食後の後片付けを 率先して手伝ってくれます。
全部あたくしが背負ってしまっても、いつぶっ倒れるかわからないあたくしをお嫁にもらってくれた 主人の役目と思っているのかもしれない。 あんまり無理せずに、ぷよ2にある程度もたれかかって、 我が家の「アットホームダッド」を大事に利用していこう♪( ̄ー ̄)ニヤリッ
まぁ、もうしばらくしたら、また改めてドラマ評みたいなものを書こうと思います。 我が家とどうしても比較してしまって、話が前に進みませんでした(爆笑)。
外か家か、どっちかで、頑張らなくちゃいけないんだ(笑)。
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