2004年02月06日(金)
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何だかんだいって、明日はゲネプロ |
んもぉ・・・・・・・・いくら明り合わせだからって、 よくもまぁあんな張り切って、ばんばんばんばんロス粉なぞ焚きやがって(-。-) ぼそっ
昨日、大垣は何だか吹雪で、それでなくても室内外の寒暖差が激しい上、湿度差も激しくて、 病めるあたくしでなくとも、相当のメンバーが参っている上に、ロス粉( ̄∇ ̄;) アレのお陰で、子供たちもげんげん咳き込んでるし、我々大人たちだって、相当参ってたんだ。 嫌いなんだよぉ・・・・あの粉(苦笑)。
ピンスポの輪郭や明りの演出をハッキリさせるために、焚かれるロス粉。 お金がかかっているコンサートやミュージカルでも、炭ガスではなくこちらの方を利用する方が多い。 特に、レーザービームや明りの「長さ」を演出に差し込みたい場合などは、 幕が上がる前から、舞台上だけでなく、会場中に蔓延するほどこの粉が撒かれる。 利点は見栄えの良さだが、観客としても役者としても、このロス粉との相性がいい人というのは 極々稀だ。 要するに、「一利のための百害」みたいなもんで、いくら人体に無害だからといって、 大きく息を吸い込んだときの違和感は、何とも言えないものがある・・・・(苦笑)。
どんな粉かというと・・・・そうねぇ・・・・うっすらとピンク色をしているんだけど、 焚かれた状態では、ほぼ白に近い色をしていて、 炭ガスに比べて、何となくだが甘い匂いがするのが特徴だ。 調光室から光の程度を調節するのには丁度いいブツなのだが、役者にとってはいい迷惑(笑)。 下手な息遣いをすると、すぐに口の中が乾いたり、咽て咳き込むことになる。
小さい小屋では、「シャリ〜ン!」と音のする 金属のブラシのような熊手のようなもので撒いたりするんだけど、 今回のような大きなホールとなると、ロス粉を撒く専用の噴出機が大概備わっていて、 ここぞとばかりにフル稼働するので、参ってしまう(トホホ)。 あたくしが最後にロス粉を使用した舞台に立ったのって、いつだろう・・・・?と、 かなり昔のことまでに思いを馳せた。 見たものでもいいから・・・・と思い出そうとしたんだけど、なかなかねぇ・・・・ とりあえず3年のブランクが空いてしまっているのが災いしてか、全然思い出せない。 ロス粉で苦しんだ思い出はあるんだけど、それがどの芝居だったか・・・・というのが思い出せない。 う〜ん・・・・これが脳の老化というヤツか??( ̄∇ ̄;)
昨日は、このロス粉以外に、ピンマイクが初登場・・・・これの付け替えその他で、大騒動。 ピンマイクをつけているのに、何で歌が聞こえないんだ!?と、演出家は妙なポイントで怒っている。 それは、昼に一本、既に仕事をこなしてきたスタッフさんが、 いきなり渡された香盤表と台本を見ながらゲージを取っているので、 実は全く音が拾えていない・・・・なんてことが多発していたので、誰が悪いか・・・・という話になると 実は、怒っている演出家が悪い・・・・なんて顛末だったり( ̄∇ ̄;)
昨日の楽屋通りで、あたくしらが煙草を吸いながら、ヒトミ先生たちと音が拾えているのか否か・・・・ について、少しばかり話をしていたら、音声担当の若いスタッフさんが、半ばキレ気味で 香盤表に筆箱を叩きつけていた(笑)。 うっひょ〜・・・・久々に見るぜ、このピリピリしたドストレートな苛立ちの感情(爆)。 あたくしもトモコさんも、あらまぁ、やれやれ・・・・みたいな表情でどう繕ったものかと思っていたところ、 そこは、いつものことと言わんばかりにヒトミ先生がフォローを入れてくれる。
「そうよねぇ〜。いきなりやれって言われても困るもんねぇ♪ コレ、は●るまさんの悪いクセよね〜♪ いっつも手際が悪いんだから(怒)」
あはははは・・・・ウマいことやるよなぁ、ヒトミ先生。 スタッフさんを決して敵に回さず、かといって役者のメンツも潰さず、大人な態度♪ いきなり今日、初めて登場するピンマイクに対し、役者だって戸惑っているのも当然。 で、渡された香盤表のままゲージをとらなければならない音声さん。 当日だけ現場に入ればそれでいいとかいう、「総合」芸術を全く無視した このようなスタッフの発注は、スタッフさんに対しても凄く失礼だと思うのよね・・・・。
明りきっかけとか、音きっかけとか以外に、せりふきっかけもあるわけで、 それはずっと稽古を見ていないと、どんなふうに実際為されるのか、わからないものである。 特に、ピンマイクの扱いは、今回の場合においてとても重要というか・・・・ 渡された台本は暫定最終決定稿なので、そこからどんどん変更を重ねていることや 新しいせりふの差込、削除その他諸々、全てを1回見ただけで理解しろという方が無理なのだ。
オマケに・・・・。 今まで板にバミリをしておいたのが、ぜ〜んぶ、無効(爆)。パンチを貼られてしまったのだ。 もっと早くに用意できただろうに、初めて登場するセットの数々に 「ウ〜ン・・・・何だかなぁ・・・・」 と思わずにはいられなかった。 あと1日で、あの感覚に慣れないと、本番、どうしようもないことになる。 オマケに、中幕が引かれて、暗転になると、小さな明りがつくまで、全く動けない・・・・ということも 昨日付けでようやく判明したのだ。
あたくしは、いつものクセ・・・・というか、もう、コレはどこの現場にいっても同じなので、 明りのないところでは、絶対に動かない・・・・という鉄則を守り通している。 立っているまま暗転したなら、立ったまま、座っているなら座ったままで、 とにかく合図があるまで絶対に動かない。 それなのにぃ・・・・。
相手は、メグミ先生だった(笑)。 あの人は、それでなくても気配を消すのが上手なので(爆)、近づいてこられてもわかんなくて。 ヒトミ先生は非常にわかりやすいので、怒って近づいてきているのか、 助言のために近づいているのか、そのトーンまではっきりわかるんだけど、 未だに、メグミ先生のことがよくわからないでいる、あたくし(笑)。 床に貼られた蓄光テープがすぐ近くにあれば、あたくしもすぐに動けたのかもしれないけれど、 手がかりとなるものが何もなくて、中明りがつくのを、ずっと蹲って待っていたのだ。
う〜む・・・・無駄だとは思うが、ゲネプロに一回、ペンライト持参で臨んでみるか(爆)。 (未だかつて、そんなことはしたことねぇ(爆)) っつうか、衣裳のどこにそのブツを仕込むんだよ、自分( ̄∇ ̄;) 衣裳は随分前に揃っていたというのに、そんなことすらわからないでいる、 ヘッポコ・アサミンジャーなのであった(苦笑)。
明日はいよいよゲネプロです。 衣メ付・最終通し稽古の事です。 メイクプラン・・・・一切上がってきてませんが、皆、どうするつもりでいるのかしら?? 結構不安ですわ・・・・┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
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