2004年01月30日(金)
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子供が使うオノマトペ/あれはきっと「竜崎麗華物語」(爆) |
あたくしが愛読している、このエンピツサーバの日記に、とある学校の校長先生がいらっしゃる。 同じ県内の小さな小さな小学校みたいなのだが、俳句・・・・川柳みたいなものを 定期的に投句するようにしているようで、その中から校長先生が秀逸作品を抜粋して、 ここのサーバのページに載せていらっしゃる。
以前にも一句、あたくしはここの1年生の子の生活の句を紹介させていただいたが、 なんていうんだろう・・・・子供たちが使う、独特の擬音、というか「オノマトペ」に 非常に感心する。 感じたままの感覚を、そのまま自分の言葉で音にし、リズムを構成する、その能力は 大人にない、素晴らしい感性をしていると思う。
最近になってまた、新しい句がいくつかアップされたのだけど、その中にもなかなか秀逸な作品があり、 低学年の子の目線や感覚、あと少しで卒業を控えている6年生の子の目線や感覚を比較してみると ちょっと面白い。 まぁ、悪く言えば、年齢を重ねるごとに「保守的」になりつつある言葉選びなのだけど、 低学年の子の句というのは、非常に興味深いのだ。 語彙力をフル活動させて、「こんなことがあったんだよ!」「今日はこういうふうだったんだよ!」 と、まるで誰かに語りかけるような、優しい言葉が身に沁みる。
この校長先生の日記(投句コーナー)は、更新されるごとに、1つ1つを噛み締めるように 声に出して読んでみる。 本人たちは気づいていないだろうけれど、実はきちんと韻を踏んだものや、 とってもリズミカルなもの、そして何より、情景がこちらに伝わってくるものなど、 種々雑多、面白い作品が満載だ。 真似をしようと思っても、多分大人には真似できない、不思議な色がそこにはある。
子供たちが生き生きしている様子がこちらにも伝わってきて、心も癒される。 いずれ申し出て、リンクを貼らせてもらうのもいいかしら・・・・?とも思うのだけど、 如何せん、当方、バカみたいな日記しか書いておらず、オマケに小学生にはちと刺激が強すぎる そういう描写も無きにしも非ず・・・・なので、今後もこっそり覗かせて貰うだけにしようか(苦笑)。 色々な人に、あれらの句を見てもらいたいなぁとは思ってる。 勝手にリンクを貼るわけにはいかないので、「こういうのがこのサーバにあるんですよ♪」としか ここでは言えないんだけど、あの取り組みはすごくいいです!! いずれ、堂々とご紹介できる日が来ましたら、ここでもドーンっと発表したいと思います♪
ふふふ・・・・と少し笑ってしまった、2年生伊世ちゃんの句。
同じく、伊世ちゃん(こちらは1年生? 同じ子かな??)の句。
同じく伊世ちゃん、音楽発表会に寄せての句。
他にも素敵な句が沢山ありました。 とても素直で、学校生活や日常のちょっとした切り口が、彼らの目線で描かれています。 これからも楽しみです!!
昭和テイストバリバリの、「テレビ朝日開局45周年記念ドラマ」と銘打たれた中、 意外とな人気を博している、テニス漫画の実写版ドラマ、「エースをねらえ!」。 下は小学生から、上は我々アニメ世代の大人まで、結構な年齢層がかじりついて見ているようだ(笑)。 そりゃ、そうだろう。 テニスブームを引き起こした、社会現象を背負っていたあのアニメが、実写版として再び ブラウン管・・・・(液晶テレビの方々、妬んでるわけじゃありません(笑))に登場!! 岡ひろみはどこまで頑張れるの?? お蝶夫人って実写じゃ一体誰がやるのさっ?? 宗方コーチはどんな人?? 等々・・・・色んな世代が色んな期待を寄せている中、 あたくしは、もう、このキャスティングにメロメロです(爆)。
お蝶夫人・・・・松本莉緒ですが、なかなかいいキャラっぷりで・・・・(爆笑)。
元々、あれは岡ひろみのテニスにおける成長を主軸に進んでいくはずの筋書きだったと思ったのですが、 明らかにこのドラマは主観が違います!! アレはですね、正に、お蝶夫人こと「竜崎麗華物語」なのです!! 昨日、オンタイムで番組を見ていて、あたくしはそう思いました(笑)。
県立なのに、エレベーターがある校舎・・・・(竜崎家が個人的に設置したとか) 県立なのに、ベンツを校門近くまで横付けするのを誰も咎めない・・・・(竜崎家は特別待遇) 県立なのに、白いファーの襟巻き着用可・・・・(似合ってればよし、とか) 県立高校生なのに、部屋着がガウン・・・・(竜崎家では当たり前( ̄^ ̄)) 県立高校生なのに、アイラインとマスカラだけは何があっても欠かせない・・・・(竜崎家の方針) どう考えてもお金が余ってそうなのに、あくまで県立に通わせる竜崎家の人々・・・・ きっとお蝶夫人は、育ちの良さそうな人々が集まるはずの、程度のいい私立に行きたかっただろうに、 竜崎家の教育方針は、全てテニス中心に回っているので、多少の無理は金の力で何とかします(爆)。
そもそも・・・・。 県立高校じゃなくて、そこそこテニスが強い私立高校というふうに適当に設定を変更してしまえば お蝶夫人の存在も納得できるのですが、「県立高校」というだけで、浮きまくり(爆)。 私立だったらなぁ・・・・嗚呼、この校舎の構造もおベンツも、制服以外の格好も、 全て、お蝶夫人のワールドということで、「さすが竜崎家・・・・」という納得で済んでしまうんだけど、 何でか、「県立」というだけで、本当に奇妙な世界が生まれるから面白いのだ。
とてつもない門構えのお屋敷で、メイドまで託っていて、グランドピアノまで置いてあり、 お嬢様が起床なさったら、お紅茶と軽い朝食をテラスまで運ばせ、 どんな蔵書が揃っているのかわからないくらいの書斎まであり、 家で寛いでいるはずの時間帯でも、お蝶夫人の化粧は徹底的に崩れず、 テニス漬けの人生を強要する父親に抗うことは許されず、悲しい人生を17、8の小娘が 背負うハメになる・・・・なんて可哀想なの? 竜崎麗華・・・・。
それに比べて、岡家は温かく居心地が良さそうだ。 鍋を囲んで、お父さんが冴えないギャグを言うようにお母さんが目線で促してみたり、 試合にも両親揃って、「ガンバレー!!」と応援に来てくれたり、 県立高校生だからそんなにお金もかからないから、テニスラケットの1本くらいは 娘のために奮発してやるか♪っていう雰囲気がなかなか庶民的でいい。 やっぱ、県立に通う高校生の家はこんな感じでなくっちゃ♪ 魚すきはご馳走♪ ちゃんと銀鱈はわけあって食べようね・・・・白菜で隠して食べるなんて以っての他よ♪
そういう点で、竜崎家は団欒がないんですもの・・・・。 お父様は毎日、お仕事が忙しいようだし、本当は水炊きや魚すきを食べたいな・・・・と思っても、 一人で鍋をしたって、寂しさが倍増するばかり・・・・お蝶夫人は耐えます! 鍋を食べたいだなんて、何があっても口にしません。 その代わり、世界の三大珍味であるとか、仔羊や仔牛、地鶏(しかもメス若鶏)、黒豚等が オンパレードの食卓・・・・白菜なんて庶民の野菜、彼女のサラダはクレソンでできています(爆)。 コートでも家庭でも一人きりの、竜崎麗華・・・・テニスを選んでしまったばかりに、 過酷な運命を背負わされてしまう、竜崎麗華・・・・ そうかと思えば、そもそも生きる道が違うはずのひろみとダブルスを組まされて 腸が煮えくり返ってしまう竜崎麗華・・・・そうよ!! お蝶夫人たるもの、ダブルスを組む相手も 一流でなければならないのに・・・・そう脳みそに植えつけられて育ったというのに どうして、ダブルスのパートナーがこんな庶民なの!? お蝶夫人でなくても、納得いきません(爆)。 きっとこの素人同然の子が、あたくしの足をひっぱるに違いないわ・・・・ それならばいっそ、敵が2人でも、こっちはひとりで受けてたってやりますわよ( ̄^ ̄) 嗚呼・・・・あれほど「他人に弱みを見せてはならない」とお父様に言われたというのに、 あからさまに「げげっ!!」っという顔をしてしまった竜崎麗華・・・・。 そうよ、あなたはまだ高校生で、ポーカーフェイスを求められようとも、どんなにエリートでも、 自分が嫌なことは、そりゃ少しは顔に出てしまいますよ、それが普通の感覚です。
放送が始まってわずか3回だというのに、何この、面白すぎる設定は(爆)。 岡ひろみが主人公だなんて、ウソウソ(爆)。 お蝶夫人こと竜崎麗華の苦悩こそが、この物語の主軸なのです( ̄^ ̄) 彼女は、テニスのために全ての愛を犠牲にした、可哀想な高校生なのですから・・・・。 加賀東高校の緑川蘭子にコーチの愛まで奪われそうになり、彼女は本当に孤独です。
もうねぇ・・・・演技が云々、設定がどうこう、そんなものはどうでもいいです! 松本莉緒が最終回まで、この調子で頑張って、クランクアップの際には赤い薔薇の大きな花束を スタッフさんからもらうんです( ̄^ ̄) で、本当に花を背負った『お蝶夫人』は最終回を控えた番組のHPの片隅に こっそりと載っちゃったりするんです。<かなり期待!
松本恵のままでも、いい復活劇を見せられたんじゃないかなぁ・・・・と個人的には思う。 帰る場所に恵まれた彼女は、本当にラッキーガールだ。
ひろみを滅多打ちにするのもアリアリです。誰も文句なんて言いません。 だってあなたは、高校テニス界に君臨する竜崎麗華様ですもの。 進学先も決まっています。フェリスあたりなんていかがでしょう? 白百合でもいいです。 そこのテニス部に竜崎家が巨額の投資をすれば、大学に行ってもあなたは無敵♪ 外国留学(無論、テニス留学)もやりたい放題♪ 面白い続編を超・期待♪
松本莉緒がまたしばらく休息をとるようなことがあっても、彼女は『ガラスの仮面』時代にも 同じような功績をぶち立てているので、きっと帰る場所はあります。 十分に休息をとって、思い切りのいいお嬢様のままでいてください♪ (お蝶夫人と松本嬢を思いっきし、混同中(爆))
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