2003年12月24日(水)
DM年賀状/高温クリスマス


3年以上、DMを書かずに過ごしてきてしまったあたくし。
恩師は言った。

「せめて1年に1回のペースで、お客様に身体をさらさないと、感覚が衰えるぞ。」

今、それを身をもって痛感しているところだ。
3年以上のブランクが空き、あたくしはダイレクトメールを書かない日々が続いた。
東京に残留した昔の仲間たちからは、次々にDMが届くというのに、
自分からはそういったプレゼンが一切できていない。


情けなかった。


それはやがて、「焦り」になって、「諦め」になり、あたくしを心の奥底から苦しめた。
こんな片田舎でやる芝居を、一体誰が見に来てくれるというのか。
本当はもっと、クォリティーの高いものを目指したいのに・・・・。
我侭で横着な望みだけが増長していって、いつしかあたくしは、本当に舞台に立てなくなっていた。


半年前。
新聞のとある記事を見て、一枚の葉書を出した。
それが今度のミュージカルの参加のきっかけになった。
周囲は素人ばかりかもしれないけれど、3年のブランクを埋めるにはいいリハビリになるかもしれない、
それに、あたくしはまだ死んではいないのだから、やるべきことをやらなくては・・・・
そんな思いで、稽古が始まっていったのだった。


ここしばらく、せめて自分が役者であることを忘れないために・・・・そんな思いだけで、
年賀状には頗るお金をかけ、役者でありモノカキである自分を「プレゼン」してきた。
無意味かもしれなかったけれど、そうやって自分を繋ぎとめていたのだ。


今回作ったものは、ここ数年のものよりずっと簡素な上、新年の挨拶すら入れていない。
誇りを持って、これをDMとして発送しよう・・・・それを意図して、
いつもは入れる短歌や今様も一切織り込まなかった。
役者としてのDMなんだから、それをアピールしなくっちゃ。
あたくしが作成する年賀状は、いつも、干支や新年の挨拶とは無縁のものばかりだ。

満足のいくものが出来上がった。

↑究極アンポンタン( ̄∇ ̄;)

はぁ・・・・まだ17枚だけでよかった(爆)。
これから手書きで、修正ですわ(トホホ)。
そしてこれから印刷する分には細心の注意を払わねばならない(爆笑)。




多分、こんな日は、クリスマスイブだから、同じ「日記」でも浮いた話が多いんだろうな。
今日こそは出かけたくない・・・・あたくしにとってはそんな日(笑)。
わざわざ、人ごみが集中する日を狙うかのごとく、外出する気になれないのだ。
況してやあたくしは、敬虔なクリスチャンじゃないし、洗礼も受けてない。
お祭気分で騒げる立場でもない。


仕事が終わったエセクリスチャン・ぷよ2から電話が入った。
彼は、カナダに留学している時に、教会で洗礼を受け、ホーリー・ネームまでもらっているのに、
全く純血種の日本人であるため、ロザリオまでどっかになくしてしまい、
せっかく与えられたホーリー・ネームすら既に思い出せない有様で、
あたくしは、自分こそクリスチャンではないが、あまりにもキリストや神を冒涜してやいないかと
彼を糾弾したことがある(笑)。
実家に仏壇があったって、そういうのは大事にしても罰は当たらないと思ったからだ。
それがどうだ。
カナダから帰ってくるなり、全てが洗い流されてしまって、おいおい、何のための留学だったんだい?
と、本気で聞きたくなってしまう(苦笑)。
日常生活や慣習、文化や宗教についても学んでこその留学だと、あたくしなんかは思うわけだが・・・・。


そんな彼・・・・この聖なる夜に、物凄い高熱でうなされているらしい。
いつも風邪をひくと鼻声になる彼だが、声は普通だ。関節が痛いなどと訴えている。
・・・・インフルエンザに違いない (-。-) ぼそっ


「電話なんか今すぐ切って、一刻も早く病院へ行けっっ!!」


風邪薬を飲んで寝てしまおうとしている彼の尻を叩いて、とにかく、街医者へと出向かせたところだ。
駆け込めば、まだ診てもらえるかもしれない。
本当なら、車で少し行ったところに大きな病院があるので、そこの救急外来で診てもらうのが
一番確実なのだが、39℃を超える高熱の彼は、今、とても車の運転ができる状態ではないと言った。
・・・・明日、会社は休みたくない。そうとも言った。


ここのところ、それこそ馬車馬のように働いて、休みの日も早くに目が覚めて
きっと、本当の意味ではきちんと休息がとれていなかったからかもしれない。

あたくしは思った。
一緒に住んでいたならなぁ・・・・。
運転には自信がないけれど、車を動かすことは出来る(=免許はある)わけだし、
自己診断で済ますことなく、すぐさま病院に連れていってあげることもできたのに・・・・。
ご飯だって拵えておいて、消化の良いものをきちんと用意できたかもしれないのに・・・・。
2〜3日は会社を休むことになるかもしれないけれど、中途半端な休息ではなく、
絶対安静を守らせることだってできたかもしれない。
無力さが悲しい。

名古屋と大垣は実に中途半端な距離なのだ。
すぐさま駆けつけるにしたって、電車で30分・・・・。
あたくし自身、体力に乏しい中、今日のこの聖なる夜に、行動を起こすことができないなんて。
彼よりは2℃低い、この体温が恨めしい。(それにしたって37℃はばっちりキープって・・・・)

↑エセクリスチャンのばかぁ!

今から行こうか・・・・そう考えた。
今日は水曜・・・・週末までには時間もある。
しかし、もしインフルエンザだったとして、それを伝染されたらたまらんしなぁ・・・・(-。-) ぼそっ
いや、ここだけの話、芝居をやるもの、食費を削ってでも、インフルエンザにだけはかかるな
という、暗黙の諒解みたいなものがあって、
風邪をひいている人間が稽古場に入るや否や、「頼むから、帰ってくれ!」というお達しが出ることも
決して珍しい話ではないのだ。
感冒とは違う病気だから尚のこと。周囲に伝染させて、企画を潰す恐れのある怖い病気なのだ、
インフルエンザは・・・・。

もし、普通の風邪だったら、完全防備して、明日見舞いにでも行こうか・・・・。
おかゆのひとつでも作ったところで、罰は当たらないだろう。

この先結婚したら、財布の管理は全部任せるよ、とぷよ2は言ったことがあるが、
そんなことよりも、体調の管理も任せてもらったほうが、肝を冷やさなくていいかもしれない。
自分の体調も満足に管理できないが、他人のことに気を配っていると、
ひょっとしたらそれが「居場所」になって、ゆくゆくは、今の薬ともおさらばできるかもしれない・・・・
そんな、横着なことを考えたりもした。


今はただ、ぷよ2の身体がクールダウンしてくれることを祈るばかりだ。
ちゃんと病院に行けただろうか・・・・? まずそれが心配・・・・。

あさみ


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