2003年12月19日(金)
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喜びをほかの誰かと分かりあう |
この間、カラオケに行った時に、ハタと思い出したようにぷよ2が、 彼女のことを『仔猫ちゃん』などと呼ばわる小沢健二の「痛快ウキウキ通り」を熱唱した(笑)。 うちらにとっては、懐かしソングの定番中の定番。
あたくしは別に「プラダの靴が欲しい」とかねだったこともないし、 この歌の歌詞に出てくるようなことを一切したことがないし、 そもそも、小沢氏が自分のマイスイートのことを『仔猫ちゃん』と呼ばわることに 些か、殺気すら覚えていたので(爆)、彼の楽曲は別段思い入れがなかったのだけど、 今、聴いてみると、なかなかイカしたフレーズがあるんだなということに気付く。
それが、本日の表題になったというわけでして・・・・。
喜びをほかの誰かと分かりあう
それだけがこの世の中を熱くする
正に、こんな気分。
先日、絵梨佳ちゃんのママから近況報告のメールを頂いた矢先、 今度は、実桜ちゃんのママ・和子さんからもメールを頂き、更にその内容が 新しい注文のことだったので、あたくしは舞い上がってしまったというわけ。
嗚呼。生きていてよかった。 あたくしには、生きている理由があるんだ。 正にこの楽曲の中にあるワンフレーズ、「済まない気持ちはサルにもあるとか言うけれど」というのも ピッタリ、しっくりハマッてしまう我が人生・・・・( ̄∇ ̄;) ご飯、作ってもらうばっかりで何にもしなくて済まないな・・・・ お洗濯も、ついでだからって一緒にやってもらっちゃってるもんな・・・・ 済まない気持ちはあるけれど、あたくしのなんかはサル以下だしな・・・・( ̄∇ ̄;) 等々、思うところは多々あれ、それでも、「生きていてよかったな」と思わせてくれる そんな人々が、あたくしの周りにいてくれるというだけで、もうそれだけで幸せなんだ。 洋服1枚1枚脱ぎながら、この歌を熱唱しちゃうわよ、マジで(爆)(迷惑)。 そもそも「痛快ウキウキ通り」ってどこだよっっ!!??みたいなツッコミもおいといて、 あたくしは、また1つ、新しい歌をある人に贈るために詠むんだ・・・・♪
コレは正に、「喜びをほかの誰かと分かりあう」ことで、 あたくしの世界でいうならば、「それだけがこの世の中を熱くする」ことだったりする。 採算は度外視。 創ることに喜びがあり、微熱とは別の領域で熱くなれるなんて、 こんな素晴らしいことが天からの恵みとしてあたくしに齎されたのであれば、 あたくしは、それを糧に邁進するしかないでしょう♪
少し前に、ナイト・mGがあたくしに向けて「everywhere」という曲の 訳詞を贈ってくださった。 誤訳があるかも・・・・と仰っていたが、それでもあたくしの真ん中に飛び込んできた 素晴らしい訳詞。
生きる道筋を考えさせてくれた2つの朗報。 ナイト・mGのその訳詞をここに転載しよう。
【everywhere】(どこにでも いる あなた)
ココロの内側をくるっと出せばわたしは分るんだ わたしの周りを漂うのはあなたのカケラ 目を覚ましている時はいないのに でも眠っているとき、あなたはどこにでもいる どこにでもいる
どのくらい離れているかだけ教えて なぜあなたが此処にいて、 そして誰かだけ教えて
だっていつもあなたを感じるから あなたはここにいないけど でも眠ってるときはいつも いつもここにいる
だって、あなたはどこにでもいて 目をとじれば、あなたを感じることができる あなたがどこでも在ることを知って 信じることができるんだ わたしは独りじゃないってことを わたしは独りじゃないってことを
あなたがわたしを感じさせることに気付いたけど それは考えられないこと たぶん、あなたは本当にはいないって 今、感じたけど水は深くなって その痛みをわたしから洗い流そうと試みる わたしから洗い流そうと
だって、あなたはわたしにとってどこでも在って 目をとじれば、あなたを感じることができる あなたがどこでも在ることを知って 信じることができるんだ わたしは独りじゃないってことを わたしは独りじゃないってことを
そして、あなたの手に触れたとき わたしは分ったんだ 内側に在るその美しさを 始まったのはたった今 あなたは何時もわたしの道を照らしてくれ この日が終わらないようと願う どこへ行くとしても いつもあなたを感じてる
だって、あなたはわたしにとってどこでも在って 目をとじれば、あなたを感じることができる あなたがどこでも在ることを知って 信じることができるんだ わたしは独りじゃないってことを だって、あなたはわたしにとってどこでも在って そして自分の息遣いに気付いたとき 息遣いのなかに、あなたはいた あなたはわたしが知るすべて そして信じさせてくれる わたしは独りじゃないってことを
あなたは誰のなかにもいる 教えて わたしが見えますか?
前に、オーアエもこんなことを言ったんだ。
「もう随分前のことだから話すけれど、こんなことを言った患者がいたんだよ。 『そこに飛び込めば、神様が待っていてくれるけれど、そこから逃げ続けると神様は悪魔になる。』 ってね・・・・。怖がっていてはダメなんだ。飛び込むだけの勇気を持たなきゃ。」
「言いたいことはわかるよ・・・・あの5番目のヤツのことを言っているんでしょう?」
「あぁ、そうだ。」
「その人、治ったの?」
「治ったから、私にこんな話をしてくれたんだよ。 だから、あなたにも『治る』と断言できるんだ。同じケースのような気がしてね。 あなたが怖がらずに、全部を自分として認めて飛び込んでいけば、 悪魔じゃなく神様がそこに待っているということを、知っておいた方がいいと思ってね。 逃げ続けていると、発作の度に悪魔が出てくる・・・・コイツを取り込んでしまえば、 神様になるって言うんだから、どうだ?信じてみてもいいだろう?」
あたくしは、何の疑いもなく「うん」と頷いてしまった。 喜びを分かりあうのは物理的に他の誰かじゃなくて、自分の中にいる誰かでもいいんじゃないかって。 真冬も一平も朝美も、そして名前もないアイツも、時期が来ればきっと一緒に 同じ感情で分かりあえる日が来るんじゃないかって。
オーアエがこの話をしてくれてから随分経つんだけど、 最近の発作には、暗黒ヤロウが出てこない。 ミュージカルの稽古や何やらで、鬱屈したものは全て稽古場で吐き出せているからだと あたくしは勝手に勘違いしていたのだけど、 あたくしのアンコントロールなところにいたアイツが、すぐ手の届くところに来ている気がする。 理由はわからないけれど、オーアエが言ってくれたことが、きっとどこかに引っかかっていたのだろう。
見守っていてくださる方々が、朗報を持って訪れてくれるこの環境で、 あたくしが病んでいられるはずもなく、あとは微熱が下がるのを待つばかり・・・・。 実は昨夜も、妙な時間に目が覚めて、数時間起きたままでいて、 それから安定剤の力を借りて、お昼頃まで数時間眠ったのだけど、 そのことを責める人は、もう誰もいなくなった。 母親でさえ、眠れる時に眠っておくんだよ、と、理解を示してくれている。 お前には、人が思いつかないような突飛な方法で、他人を喜ばせて上げられるのだから、 それに重点を置きなさい・・・・そう言ってくれたのも母親だ。
だからあたくしは、新しい歌を詠むことにも、そしてミュージカルにも全力で取り組めるんだと思う。 それが、きっと、あたくしにとっての「生きる喜び」なのかもしれないから。
和子さん、詳細をお待ちしてますね♪
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