あたくしの病状はですね、毎年毎年、盛夏になると途端に酷くなりまして、それでも、やっぱり波があるのか、昨年・一昨年とはまた違った様子で、今年8月半ばを過ごしている。
よくよく考えた。
病状・・・・明らかに前倒しになってきている。
一昨年・・・・6月が一番酷かった。
昨年・・・・5月が一番酷かった。
そして今年・・・・4~5月が一番酷かった。
だんだん、盛夏から春先の方に時期がずれ込んでいるというのに気づいた。
昨年の8月なんか、それこそ歩くのすらままならなかったのが、
今年は、そりゃあ、たまに発作を出したり、何だかわけのわからない人格が出てきたりはするものの、回数は6月や7月に比べて、明らかに減っている。うむ・・・・あたくしの季節がすぐそこまでやってきているということになる( ̄ー ̄)ニヤリッ
こうなると今年の大吉祥日、9月28日がとても楽しみなところなのだが、
とりあえず、ここ数年、「夏」をちっとも満喫できなかったあたくし。
木曜のぷよ2デートに引き続き、昨日はリョウジくんとプールに出かけた。
公衆の面前で肌を曝すのは、仕事を除くと、実に7年ぶり。
7年もの間、夏なのに海にもプールにも行ってなかったのだ。
でも、そのおかげで、1度だけ、この白い肌をご披露するのにもってこいの温泉のCMにありつけたわけだし、それも24の頃だったので、あたくしは心の中で誓った。
「もう、年齢が年齢だ・・・・肌を焼いてしまったら
愈々あたくしに仕事は来なくなるぞ・・・・」
とはいえ、普段から美白に美白を重ねていたわけではない。
21を最後に行かなくなった海・プールの所為で、焼けた肌にくっきりと出来てしまった部分的なシミを隠すのが関の山で、完璧に日焼け止めをしていたわけではない。元々お化粧はそんなに好きじゃなくて、舞台化粧でこってりやる分、普段は必要最小限、ともすればずっとすっぴん・・・・そのままスーパーやコンビニに出かけられる程度に眉毛も整えて残してあるので、すっぴんでも「公家まろ」みたいな顔ではないけれど、歳を重ねるごとに、なぁんとなく肌に自信がなくなってはきていた( ̄∇ ̄;)
そんなあたくしが、プール・・・・。
ありえない(笑)。
奇しくも夏休み中・・・・芋を洗うような状況の流水プールで、アゴラフォビアのあたくしが発作を起こしたら、えらいことになるな・・・・と避けて通っていたプールに入るなんて・・・・。
ありえない(笑)。
日焼けはもう怖くなくなっていた。
もう、いくらなんでも肌を露出するような仕事は舞い込んで来ないだろう。
無論、きわどい露出を求められるような仕事がきたとしても、きちんと受けるつもりではいるんだけど、日焼けをきちんと隠すだけの化粧(フェイス&ボディ)のコワザも身につけた。日焼けなんかは基本的に何ともないことがわかったのだ。
ただ、人が大勢いるところにわざわざ行くのが怖くて、
あたくしは「日焼け」を理由に、夏は引きこもっていたのだ。
久し振りに入ったプール、そして直射日光は、気持ち良かった。
前に、オーアエに
「あなた、ジェットコースターとかそういうの、大丈夫?」
「その前に、そういう場所ってあんまり好きじゃないから、
ここ数年行ってないし・・・・。
人が沢山いるじゃない? だから行かない。」
「だったら、長島のホワイトサイクロンに乗ってこ~い♪」
という命令が出ていた。
ホワイトサイクロンというのは、木造なので、普通のジェットコースターの怖さ(最高速度とか高度何メートルだとか)とは別な怖さがあることでも地元では有名。
その怖さとは・・・・・
コレ・・・
いつ、どの瞬間に
壊れるか
それが、わからん
( ̄∇ ̄;)
つまるところ、あたくしでなくても、このジェットコースターは曰く付きで、
本当にいつ壊れるのかわからないという恐怖がつきまとっている為、普通のジェットコースターは平気でも、コレはちょっとなぁ・・・・という人も結構多い(爆)。
それに乗ってこい( ̄^ ̄)と何の気なしに命令するオーアエの気持ちがよくわからなくて、あれから遊園地には、冬場の体調の良い時にも行っていない。
何が面白くて、横揺れの他に縦揺れがここ数年のうちに加わったとかいう、不気味なジェットコースターに乗らねばなぬのだ!? 聞けば、昔(完成当初はなかった)はなかったはずの奇妙な軋みの音もオプションとして加わっているそうだ(爆)。人工的に改良として付け加えられたとは思われない、明らかに自然に加わったはずのその「縦揺れ」に「軋み音」をいきなり楽しむほど、あたくしの心臓も強くはない。・・・・昔は大丈夫だったかもしれないけど、いきなりのリハビリにあのホワイトサイクロンはかなり厳しい。だって、普通の人がホワイトサイクロンを見上げながら、「今日は大丈夫だろうか・・・・?」と呟きながら、乗るか乗らぬかを決めるくらいの代物なんだぜ??
芋洗い状態の流水プールも普通に楽しめたあたくしは、ためしに、ウォータースライダーに挑戦してみることにした。ホワイトサイクロンで、いきなり恐ろしい思いをするよりも、地味だけどエレベーターよりはGがかかると思われ、又エレベーターに準じて、乗ったら最後降りられないというところも似ているし、ここのプールのスライダーはコースがオールチューブなので、閉塞性も十分。大体、ビルの高さでいうと、3~4階くらいのところから、一気に滑り降りるのだから、あたくしにとって、何が平気で何がダメなのかというのもコレでハッキリするだろう。
確かに・・・・。
ちょいとしたスリルもあり、なかなか面白いコース。
普段はあんまり体験しない空間とスピード。
でも・・・・。
平気だった。
ドキドキはしたけど、何てことはない。
2回、別コースでやってみたんだけど、あたくしが最初に滑ったコースの方がどうやら怖い方だったらしくて、リョウジくんも、
「こっちの方が、怖いじゃん。
大丈夫かぁ?」
と気遣ってくれた。
うん。大丈夫。大丈夫みたい。
でもなぁ・・・・この日、あたくし実は寝不足で、リタリン飲んでたんだよなぁ(苦笑)。薬の効果で大丈夫だっただけのか、本当にこの手のものが大丈夫なのかはハッキリしてないんだけど( ̄∇ ̄;) ・・・・でも、楽しかったし、ここ数年やったことのない面白さで、満足できたし、それはそれで良しとしようと思った。
着替えの時に確認したら、うっすらと肌は焼けていた。
昔から、いきなり焼いても痛くはならない。
でも、水着の跡がはっきりとわかるほどに、焼けてはいた。
リョウジくんは、日焼け慣れしているくせに、痛い、痛い、と帰りの車の中でしきりに繰り返していた(笑)。今年は、満足に日焼けもできなかったんだって(爆)。
御飯もご馳走して頂いて、心地好い疲労感。
ちょこっとだけ発作が出たけれど、何とか気を取り戻し、無事帰宅。
あたくしは、リョウジくんに、初めて正直に吐いた。
①あなたが知っているのは、多分(本名)ちゃんじゃなくて、真冬か朝美。
②もし、他に知っているとしても、それは一平。
③今、こうして話しているのも、多分(本名)ちゃんではない。
「じゃあ、誰なの?」と聞かれたので、
あたくしは「多分、真冬か朝美じゃない?」と答えておいた。
「高校時代の時、真冬でいた時が多かったから。
基本的に、あの頃のあなたは真冬の顔しか知らないと思うよ。」
「そうか・・・・。」
「あと・・・・卒業後にすごく仲良くなった頃は、朝美のことが多かったから、
それも知ってるかもしれない。」
「よく・・・・わかんないんだけど、それってどういう感じなの?」
「あたしのは、もう慣れちゃって、主人格が薄いのよ。
交代人格がスライドして乗っ取ってくれている感じ。
ただねぇ・・・・5人目だけは、あたしも未だ謎で・・・・どうも男らしいんだけど
何を喋っているのか、何をしでかしているのか、全然飛んじゃってるのよね。
だから、それを見た人にいちいち聞いて回って、どういうヤツなのか探ってる。」
「あのさぁ・・・・俺もそういうのあるんだけど・・・・。」
「あんたのは、症状聞いてると、そのうち離人感になっちゃうヤツだよ(爆)。
調子悪くしたら、すぐ病院に行けって言ってるじゃん(笑)。」
「あはははは♪ そうかぁ(笑)」
解離性障害だと診断された事を話しても、彼はちっとも引かなかった。
何で? と聞いたら、
あたくしには、色々と助けられたし、尊敬している部分もあるからだと彼は答えた。
あたくしは、彼に何かしたかしら? と真剣にトボけてみせた。
実際に、親切心丸出しで何かを彼にした覚えなんか少しもないし、
ただ、彼とは本当にいい友達で、ヘロヘロにへばって電話をかけてこられた時も
やっぱりあたくしは、親友の彼を見捨てて突き放すことは出来ない。
あたくしの方も、彼に色々と助けてもらっていて、尚且つ、尊敬すべきところを沢山持っているからなんだと思っていた。彼の方もあたくしのことをそう見ていてくれたことが、素直にとても嬉しいと思った。
記憶が飛ぼうが、何しようが、彼があたくしの一側面をすごく尊重していてくれるのが嬉しかった。
真冬と朝美しか知らない彼。
彼は多分、昨日、あたくしもよくわからない5人目を見たはずだ。
でも、彼は嘘をついていた。
「大丈夫だったよ。」と、嘘をついていた。
あたくしを不安にさせない為にとの心遣いだろう。
だけど、無呼吸になって記憶が飛んで、その記憶が飛んでいる間に、あたくしは目をぎらつかせていて、そこまでは彼も報告してくれたんだけど、あたくしが何をしたかとか、何を話したかとか、そういうのは、どれだけ聞いても吐かなかった。・・・・彼の前でアイツが出てきたのは初めてで、それで何も話さなかったというのは、
多分・・・・・・・・・・・嘘だ。また何か、とんでもない暴言を吐いてしまったに違いない。それでも彼は、あたくしのことを労って「大丈夫だったから」の一点張りで通した。
「お姫様ダッコで、自宅の前まで運んでやろうか?」
「バーカ。力自慢のダーリンでも無理だったんだよ。
あたしが脱力したら、ただの48kgの塊なんだから。
弟も、あたしをおんぶして引き摺るようにして運ぶのがやっとだったんだから。
いくら、あんたでも、無理♪無理♪」
リョウジくんは、うちらの間でも、校内きっての怪力で、それは今でも衰えを見せず、多分、あたくしを抱き上げて運ぶくらい造作もないことだったかもしれない。でも、あたくしは自分のプライドを賭けて、彼のダッコ提案は断固拒否した。そして、歩いて駐車場から家まで辿りついた。
こういう形で、彼との「親友」としてのカタチはぶっ壊したくない。
何のために、自分の今の病状を吐いたのかわからない。
でも、快方に向かっていることだけはあたくしも実感しているし、周りにいる家族や友達、ぷよ2とかにもそのことをきちんと知って欲しいし、知らせたい。多少の無理がたたっても、それだけはやっぱり、心配をかけた人への唯一の恩返しとしてきちんとしておきたいのだ。
だって、昨日。
あたくしは、人が沢山いるところでも平気だったし、
ウォータースライダーにだって乗れた。
進歩しているんだから。
まぁ、今更「朝美」だの「真冬」だの言われても困るんだけど、
「(本名)ちゃん」もしくは「(本名)さん」と呼ぶのは、同世代であんまりいないからさぁ・・・・って、あたくし、実生活での親友が少なすぎるのかしら(爆笑)。
しかもコイツ(リョウジくん)、ほっとくと、同い年のクセして、あたくしのことを「お姉さん」って呼ぶからなぁ。
今度、その現場を押さえたら、何らかのカタチで制裁を加えようと決心した。親友に対して、とっても恩知らず・・・・というか、筋違いなあたくしなのでありました( ̄∇ ̄;)