2002年02月24日(日)
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大改編時期になると、ここも充実するのか? |
驚きの検索キーワードで、またもやこの日記(いつものとは別の日付)に やってきてくれている人を発見いたしました。
お一方は
「鉄腕アトム」 「最終回」
もうお一方は
「アギト」 「最終回」
という、またもや絞込検索でのヒットでございました。 どちらもキャッシュを出せば、同じ日付に辿りつくはずです。 「アギト」にしろ「アトム」にしろ あの日でしか、最終回については語っていないはずなので(苦笑)。 しかし、同じ「最終回」というタームを使っているところを見ると、 きっと検索をかけた人は同じ人なんでしょう。 違う人だとしたら、それはそれで何だか不気味です。 同じ日に、何かの「最終回」のことを知りたくなる人がいて、 それでたまたまうちに辿りついてしまうという「偶然」はあまりないと思いたい。
このような、けったいな絞込検索の結果に引っかかる自分の日記のことを あたくしは、誇りにも思い、無気味とも思います( ̄∇ ̄;)
もともと、かなりのテレビっ子なので、今までにも色んな番組について ここでも熱く語った(笑)。それこそ映画分野なんかよりも高い割合で。 ジャンルは「文芸」なのに、かなりテレビかぶれしていると思います。
改編の度に、そのクールのドラマは片っ端からチェックするし、 ドラマだけに留まらず、結構アニメや特撮なんかもチェックする。 第1回の放送をとりあえず見て、その後、見るか見ないかの篩にかける。 「百獣戦隊ガオレンジャー」や「仮面ライダーアギト」などは その篩に、見事引っかかり、一年かけて視聴し続けた稀な番組である。 今も、その枠でやっている 「忍風戦隊ハリケンジャー」「仮面ライダー龍騎」は 自分の中で、ずるずると前のシリーズを引き摺っている感も否めないが、 つまらなくなったら、やめるでしょう。 もう少ししたら、これらの番組論評に走るかもしれません(笑)。 その時も、是非お付き合いの程を・・・・。
2クールまたぎで(あたくし的には)絶賛放送中の「3年B組 金八先生」。 ・・・・コレは、あたくしの中では、数年前からやられっぱなしの傑作で、 生徒役の演技がどうのこうの、そんな低次元のことなんかどうでもよくて、 何せ、本が面白い。 いつも捉えるテーマが新鮮で、その度、金八の説教もハイパーになってくる。 その説教を聞きながら、あたくしは自分まで中学生になったつもりでいるんです。 (もう・・・・あんな説教をしてくれる人なんて、私生活にいないし・・・・。)
更に、昔の教え子も、今シリーズはガンガン出てくる。 つい先週も、初回シリーズで名を馳せ、 今や、「コアラ」の嫁ハンになってしまった、三原じゅん子が出てきていた。 初回シリーズといえば、鶴見辰吾&杉田かおる演じる二人の間に子供が出来て 出産する、しないで揉めたなんていうのは、有名すぎるエピソードだけど あれって、昭和54年度生なんだよね・・・・。今でもかなりパンチのあるエピソードに なりうるこのネタ、当時、世間を騒がせて当然か・・・・と思わずにはいられません。
そういえば、2シリーズ前の作品は、彼らの間の子供が金八のクラスにいるという なかなかイカした設定でした。 そうよ・・・・2シリーズ前くらいから、だんだんドロドロしてきて(笑) なかなかよろしいと思い始めました。 2シリーズ前・・・・というと、それこそ「アギト」に出演していた藤田瞳子や、 他の番組にもチョコチョコと顔を出すようになった小嶺麗奈などを輩出した 番組です。反田孝幸が、学級委員の役をやっていました。 彼は、「人間・失格」(作:野島伸司)にも出てましたね。 小橋賢児らと一緒にいじめる役で。 大ヒットを飛ばした「魔女の条件」にも主人公(たっきー)の悪友役で出てましたね。
小橋賢児や反田孝幸といえば、有名な作品がもう1本。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
コレねぇ・・・・力作なのよ。 今ではかなりの作品を輩出している、岩井俊二氏が監督なんだけど、 1993年にこの作品で以って、彼は日本映画監督協会の新人賞を獲っちゃったの。 映画じゃないの。TVのオムニバスなの。 高々、TVのオムニバスに、とんでもないカメラワーク・・・・ フィルムはもちろん、映画用。 「if・・・もしも・・・・」という番組を覚えてます?? 「世にも奇妙な・・・・」と同系列っぽい感じで、一枠で大体2〜3本のオムニバスを 放送してました。この中の1本として、最初この作品は製作されました。 それが、賞を獲っちゃったのね・・・・。すごいことです。 嗚呼。TVも変わるな・・・・そう思った瞬間でした。
ま。 それ以降、このような試みをして成功した人はいないみたいだけど。 だから、TVはいい意味でも悪い意味でも、この10年であまり変わりませんでした。 でも、マメにTVを見ていると、たまに大当たりをつかむこともあります。 面白い企画を出す人・・・・そういう人がごく稀に見つかります。 本当に味のある、俳優・女優・監督・脚本家・・・・ 長く視聴していると、たとえ何かの「賞」にありついていないとしても 息長く、活躍している人の共通点みたいなものを見出すことも出来ます。 地味な番組でも、なかなか面白い企画で以って「主張」を続ける人がいて、 そういう人を見ていると、興味をそそられます。
マスコミそのものが総倒れ・・・・みたいなこの国ですが、 あたくしは、個人的に、日本人の発想そのものが貧相になったとは思っていません。 TVにもまだまだ可能性は残されていると思います・・・・(っていうか信じたい)。
さて、そろそろ、あちらの世界では春の大改編に向けて大忙しの時期ですけど、 どんな面白い企画が持ち上がるか、楽しみなところです。 何故なら、それを更に凌駕するものを生産しなければ、 あたくしも、今以上に存在を追われるからです。 時流に乗れるか否か、この時期はそういう見定めの時期でもあるのです。
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