・・・・・・。
やっぱりだ。
ちっとも覚えとらん。
このターンの次は何? っていうか、ここのカウント、どう取るの?
っていうかその前に、曲すら頭に浮かんでこないではないか( ̄∇ ̄;)
体力よりまず先に、脳の老化をしみじみと噛み締めなければならなかった。
昨日と同じ動きをしても、筋肉痛が然程ではなかったので、キツくはないが
脳みそがどうやら筋肉痛を起こしているらしい。
昨日の夕方に覚えた事を、既に今朝、忘れているのである。
その前に・・・・。
この復習には大きな意味があったことを、まずは述べておかねばならないね。
この日曜にとり行われる、某プロダクションの2次面接時に
大体5分くらいの枠で、
特技のPRコーナーがわざわざ設けられているのである。
なければなくていいのである。
しかしわざわざ、ダンス・歌・特技・etc.とあるので
何かしないわけにはいかない。
その「何か」に、32カウントでもいいからダンスを使いたかったのだが、
先ほどの通りで、思い出すこともままならない。
当日、下手なブーツでも履いていったら、ターンの時に重心を崩す事もわかった。
くそぉ・・・・(-。-) ボソッ
このトリアタマのせいで、目論見が全滅である。
と、なるとだ。
他に何をするか考えなければならない。
オーディションの審査内容は次の次第である。
�ー�己PR(1分間)
まぁ、これは挨拶みたいなものだ。PRできることも少ない。
昔、プレオーディションで参議篁の歌を詠みあげて、
それがかなり好印象だったことがあったが
今回は、この1分にそれを使うのは惜しいと思うので、
仕事も金もないこと、そしてマルチに動けることを重点的にアピールしようと思う。
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(1)せりふの発声
(2)脚本の実技
これについては、奇を衒っても仕方がない。
普通にハッキリとこなすことが一番だということが
今までの経験でも身にしみて解っている。
大体において、声の音域や質を見るためだったりするので、
下手なアドリブや、奇妙な演技をしなければ、突破できる。
一番難しいように見えて、ランスルーな関門である。
但し、あたくしは「トリアタマ」なので、このせりふを覚えるのに一苦労・・・・。
��質疑応答(6分間)
会話方式らしい。
ここは、先方が大半の時間を割いているだけあって、ウェイトが重いと思われる。
が、会話方式なので、今から足掻いたところで、どの道どうなる事でもないので
放っておくことにする。┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
�い修梁升丕辧複喫�間)
オマケみたいなものだが、
ここで一発逆転できる可能性が込められている事も否めない。
実際、ここに賭けてくる輩も多い。
あたくしが頭を悩ませたのは、この��の部分である。
歌が出来るヤツは日本民謡でもシャンソンでもカンツォーネでも歌うだろうし、
ダンスが出来るヤツは踊るだろうし、
日舞が出来るヤツは舞うだろうし、
タップが出来るヤツは床をカチカチやるだろう。
面白いところでは、空手の型を披露する人もいるらしいし、
わざわざ、木刀持参で居合の型を披露した人もいるらしい。
そう。
もう、ネタというネタは出尽くしているのである。
よっぽどの事でもない限り(トホホ)。
あたくしは、歌もダンスも日舞もタップも空手も居合も出来ない。
そうだな・・・・。
今でもせっせと続けているのは、「書くこと」くらいだ。
だったら、その「書くこと」もしくは、歌を「詠むこと」を
こう、エンターテイメント的に演出できないものだろうか。
無論、「雑」は活字になっているので、持参・披露することは決定。
その場で、しかも5分間で出来ることといえば、あとは「みそひともじ」しかない。
その場で、巧く歌を詠めるか・・・・。
「みそひともじ」にしろ、「今様」にしろ、
その場の勢いで歌が詠めるか・・・・?
その前に、自分でその場の勢いを作るにはどうしたらいいのだ?
と・・・・。
目に入ったのは、課題のせりふとは別途に印刷された1枚の紙。
それには、オーディション会場の地図や時間など、事務的要項が書かれている。
ん?
こ・・・・これは・・・・。
場所:名古屋短歌会館
(B1 展示室)
皆様、もうおわかりですね。
あたくしが企んだことは・・・・(* ̄ー ̄)ニンマリ
まるで、
「場所」が自分を導いているとでも言いたげな風で、
ならば自分はこの場所に倣いまして、
歌でも1首詠みましょう♪
しかも「即興」で。
しかも皆々様が見ているその前で♪
そのために筆とケント紙と落款を用意して、
これ見よがしに書いてやりましょう♪
これが「アート」だ!
これが「あたくし」だ!
方針が決まったところで、「みそひともじ」と「今様」を1首ずつ作っておく。
「面接」ということは、「面接官」という相手がいるということになる。
自動的に、あたくし以外の人間がそこにいるということになる。
これはラッキーである。
あたくしは即座に、テーマを「手相」にして
作った歌を改竄する。
「手相、信じますか?」
「手を見せてください。」
「わぁ・・・・いい相をしてますね。」
こう言われて、悪い気になる人はいない。
女性なら占いを信じやすいし、男性でも手相には興味を示す人が多いという、
ミズ商売的統計は、あたくしもギッチリ握っております。
手相は、自分の生き方で変わるものとされているので、
男性の心も、無論、女性の心も、ガッチリと掴むことが出来るのである。
相手の手を触れる事で、精神的間合に踏み込む事が容易になる。
ダンスを見せるより、歌を聞かせるより、有効打が出せる確率は高くなる。
「あなたの手を見ていて、1首浮かびました。」
「それを、ここに詠みつけます。」
徐に、ケント紙に歌を書き付け、署名し落款を押し、プレゼント。
居合の型を見せるのと同じくらいのインパクトはありそうだ。
似顔絵や小説を書くには5分じゃたらなすぎるし、
それ以外に何かをアピールするとなると、もうあたくしには材料がない。
でも・・・・・・。
あさみたんって、
結構、頭いい〜♪( ̄¬ ̄*)
この戦法で、いただきます
( ̄^ ̄)
そんなわけで、今日は自分の声を録音して、
どの音域が好感に値するかというのを研究した後、
自室に正座して、ケント紙に向かって、筆(しかもあたくしが使うのはいつも絵筆)
にインクを染み込ませ、
「即興」に見せかけた「完成品」を黙々と清書練習していたのでありました。
あとは、緊張とトリアタマが災いして、自作の歌を思い出せないという、
斯くも恐ろしき事態にならないことを祈るだけだ( ̄∇ ̄;)
よく、肝が据わっているように見られるのだが、
オーアエ並みに小心者でアガリ性の
結構かわいいとこもあるアサミンジャーなのであった。