2001年12月25日(火)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「挑発」の巻  ~オーアエ、悪の倫を説く~

 昨日の今日で、疲れてないわけがない。
 一応、午前中に起きだしまして、朝食代わりに
 母・サヨコ特製の、ケーキを頬張った後、
 昨夜は、モロに疲労困憊が祟って、PCを起動させぬままだったので
 恐る恐る起動・・・・。


 の前に、リタリンとコンスタンを1錠ずつ飲んでおく。


 何せ、イヴェント日にメールチェックをしないというのは
 謀反に近い不義理・・・・とあたくしの中ではありまして。
 おまけに、何やかんやと頼まれ事をしていて、
 それをそのまま放置プレイ・・・・嗚呼、ディスプレイを見なくてもわかる、
 催促の声・・・・。



「まさかお前、こっちのことをほっぽり出して、
呑気にクリスマスしてんじゃねぇだろうなぁ・・・・?? (-_-メ)」



 リタリン、飲んでおいて正解でございました。


 来てる来てる、これ見よがしに、やっぱり「ジーザスさん」がらみ以外の
 催促メールが( ̄∇ ̄;) 
 ケーキとコーヒーのおかげで、血糖値も急上昇、
 おまけにリタリン飲んでりゃ、天下無敵よっっ!
 4~5件はあった無返信メールを、薬の力で早速やっつけ、
 次々に来る、携帯メールにも次々に返信をつけ
 ハッと気がつけば、対戦の狼煙が上がる時間・・・・


 急いで支度をして、いざ病院へ・・・・。
 この寒空の下、ケッタ(註:自転車)を猛スピードでこいで、
 エレベーターはやっぱり嫌なので(昨日、既に思い知った)
 階段で3階の外来へ。











( ̄ー ̄)ニヤリッ















 そうそう・・・・コレコレ。
 オーアエのこれがないことには、ゴングが鳴らないのでした。



 と、見ると。
 前回とは、別のインターンがいる。男性(アサミンジャー的推定年齢25)。
 なかなかの男前。


 と、オーアエ、前回は何も言わずに終始、診察をしていたくせに



「こちら、研修医の人で・・・・こういう人いると、気になる?」




 みたいな風の質問をかますのである。
 おいおいおい・・・・・。
 前回の彼女は、紹介すらされなかったのだぞ(爆)。
 彼女の立場はっ??
 んで、紹介されて、あたくしに「気になりませんよ♪」と言われてしまった
 彼の立場はっ??




 そういう、バックヤードなツッコミを脳裏だけでかまして、
 いざ戦闘開始。


 そういや、昼にはリタリン飲んでたんだっけ・・・・。
 何だか、「箸が転げても可笑しい人格」だ、今日・・・・。


 通例儀式みたいになった、前回の診察後から今日までの様子を
 事細かに報告している間も、薬のせいでか
 めっちゃハイテンション・・・・。
 どうして、これが精神神経科の患者であろう・・・・みたいなノリノリお嬢さんなのである。


 そんなオーアエ、何だか最近、頭が痛いらしい。
 頭痛もちになったらしい。

 あたくしが、皮肉たっぷりに

「ロキソニンでも飲んだらいかが?」


 と言ったら、

「いや、今、これ飲んでる♪ もう製造中止になっちゃったけどねぇ~♪」


 と、白い顆粒状の粉の入った薬包を見せるのである。
 パッケージにはセデスGとある。
 いかにも効きそう。
 んで、自分だけその効きそうな薬を独り占めしていることに
 単刀直入で、ストレートな怒りを覚える(爆)。


 うぬぬぬぬぬぬ。小ざかしい医者め(-_-メ)。
 と、こういう思考すら「とりあえず」ナシにして笑っていられるから、
 リタリンって凄いと思う(爆)。



 話が進むうちに

「あんたは芝居がしたいのか、
そうじゃなくて、モノカキになりたいのか」


 みたいな、禅問答になってきて、
 あくまで芝居をとるということを主張。
 今はただ、モノカキとしての発注が多いだけなんです・・・・とも付け加えておいた。
 その他、話した内容は、前回の診察日から昨日までの日記を見ていただいて、
 正にそのまんまなんだけど、
 やっぱり彼は、例えば、あたくしを支配する「人格」に関しては
 殊、興味を示すのである。
 生理中に「一平」モードという、誠にややこしい体験をして違和感を覚えたことや
 頼まれると「出来ません」と言えないのは、
 稽古場で擦り込まれてきて、未だその効力を発揮しているのだということとか、
 とにかく、この微妙な忙しさの中で、何らかの発散はされているということとか。
 でも実は、同窓会の企画会議の時に発揮されたモードに関して、
 絶妙なる違和感を覚えたことについては
 明らかに自分の中に俯瞰視しているもう1人を感じ、
 それがいわゆる「本名」だと自覚したこととか。
 まぁ色々。

 そうそう♪ 挑発戦隊クラチマンとの出会いのことも話したっけ。



「すごく面白い人で、挑発上手なんです♪
彼に挑発されると『出来ません』なんて絶対言えませんよ。」


「へぇ~♪ 面白そうじゃん♪」

「そうなんですけどね。
なんか、鼻先にニンジンをぶら下げられているような感じもしなくはないんですよね。
そういうところを見ていると、センセーにそっくりだなぁとも思って(笑)」


「センセーって、誰よ?」

「( ̄∇ ̄;) オーアエ先生ですっっ!」

「そういえば、あなた、絶対に反抗しないもんねぇ。
良く言えば、期待に全て応えてくれるというか・・・・(爆)」


















やっぱりコイツも挑発してやがったんだな・・・・。













 心の片隅の「確信メモ」に、きっちりとメモらせて頂きました( ̄^ ̄)


 立て板に水・・・・今日のあたくし、本当によく喋りました。


 以下、オーアエとあたくしとの会話。


「あなた、ひょっとして、ここに来るのはネタ集めのため?」

「それもあるけど、それだけじゃ来ませんよっ!」

「ねぇねぇ、その日記とやらを、今度見せてよぉ。
プリントアウトして持ってきて♪」


「ご覧になりたければ、ご自分でネット環境の方を整備して頂いて、
勝手に見てくださいな♪ (* ̄ー ̄)ニンマリ」


「くそぉ・・・・『精神科医の実態』とか、そういう本にだけはしないでくれよ。」



(言われたらするに決まってんじゃん)


「あはは♪ プロットだけは上がってますよ♪
何せ、日記のバックアップさえあれば、いつでも本にできますからぁ♪」




 前回、散々弄られていびられた分、仕返しぢゃ。 ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
 見れば、男前インターンも微笑んでいるではないか♪
 と、とんでもない方向から、いきなり奇襲が。





「あなたねぇ基本的に、すくすくといい子に育ちすぎてるんだよねぇ。
それでも、芝居の世界に脚を突っ込んじゃった・・・・と。
前に言わなかった? 悪女になれって。」


「えぇ。10月頃でしたか? 覚えてますよ
(忘れたいのに)。」

「ダメだよ、あなた。まずワルくならなきゃ。」

「ワルくないですかねぇ??」

「例えばだよ。どっかの店で食事をしてて、
ウェイトレスが全員分の水を汲みに来るとする・・・・」


「あ・・・・ダメだ。
私『ありがとうございます』って言っちゃうもん・・・・。」


「ダァーっと、ウェイトレスが全員分を注いでいくとするだろ?」

「あ・・・・ダメだ。
私、そのグラスを端へと回してっちゃうほうだ・・・・( ̄∇ ̄;)」


「だろ? ワルいっていうのはな、そのウェイトレスが、
全員分を注ぎ終わった瞬間に『さ、帰ろうか♪』とサラっと言うことなんだ。」





















( ̄∇ ̄;)

























確かに、それはだ。











しかし・・・・。














あなたの例えって(爆)。


(もう、この時点で、笑いが止まらない。)





















 この「悪への手ほどき」は、何もオーアエとあたくしの話だけでは
 なくなっていることに、即座に気づいたあたくしは
 彼の言葉を遮って、正に「ハイ」と手を挙げ、発言権を得る。



「どうぞ。」

(男前のインターンに向かって)
「この診察を、どう思われますかっっ?」

(男前のインターン、無言で微笑・・・・)

「あはっ♪ コレって診察だっけか?(笑)
ダメだよ~ん。形勢不利になってるからって、味方を増やそうとしちゃ♪」

















(ちっ、見破られたか。)


















殺すっ(-_-メ)





































 この、ダメダメオヤジめっっ!
 午後も終盤の診察だからって、なめてかかんじゃねぇよっっ!
 お前がいなきゃ、薬も出ない、
 それじゃ、話にならんのぢゃっっ!!








 なぁんていう、バックヤード的ツッコミも、
 リタリンさえあれば、微笑みになるのよん♪


 オーアエも言ってたけど、今日のあたくしは、
 明らかに人格が違って見えるんだそうで。
 「薬、飲んでますし~♪」と言えど、それだけじゃないみたいな事まで彼は言及。







「なぁんか、今日、違うわ。そうかぁ、いつものアレは、(本名)ちゃんだったんだな。
今日は、また一段と女性っぽいもん。」


「そ・・・そうですかぁ??」

「でも、コレ『一平』モードじゃないんでしょ?」

「近いものはありますけど、違いますよ?」

「ふーむ・・・・。
(5人目が見たい・・・・(-。-) ボソッ)














 この他に、まぁ5人目に関する事ってんで、セックスのこととかも話した。
 今、そこに重きがないことや
 悪く言えば、「なあなあ」になっているみたいなことや。
 セックスそのものに価値を置いているのって、
 冷静に考えてみれば、普通だけど
 いざ、自分がそんなものに価値を見出さなくなると、
 何のこともないということに気づく。

 ダーリンにはかわいそうだけど、
 まぁそんな感じですわ・・・・と告げる。
 ダーリンに対しては、ワルいのよ、きっと。
 いいように使ってるし(笑)。
 セックスに関しても、こんなふうだし。
 発散の捌け口がセックスにある、それは理想的で健康的だけど、
 そういう観点からすると、やっぱりあたくしはちょこっとズレている。


 オーアエはダーリンのことを

「頭の良さそうな人だよね。」


 と言った。
 悪くはないと思う。<頭髪はヤバいけど(爆)
 1/60秒を見切るところなんて、頭が良くなきゃやってられなさそうだし、
 基本的に、「頭脳派」なところは見せないけれど
 いざという時の頭の回転は、確かに速いし
 そういう部分は、あたくしの求めんとする処を満たしているかもしれない。
 (顔は所詮、LUNA SEAの真矢だけど。<めいっぱいの良い表現)(爆爆) 









 その後、オーアエには何かの呪いのように

「ワルくなれ~ ワルくなれ~」

 と再三再四やられたけれど、  
 そんなことでは、ハイテンション・ノリノリ娘は怯みません。







 オーアエが、処方箋を書き始めたので、
 コンスタンは死ぬほどあるのでもう要りません、と取り消しをさせ、
 リタリンの使用状況も、

「毎日は飲んでません。前回処方されたのは手付かずで、
その前のヤツで回してます。」

 と、正直に話した上で、

「でもなぁ~、年末年始はなぁ~、まじで、自分でもどうなってるんだか・・・・。」

 などと、もったいぶったところを見せて、またまた見事14錠をゲット(爆)。



 彼は知っているのだ。
 あたくしが、この薬を悪用しないことも乱用しないことも。
 取って付けたように「育ちの良いお嬢さん」呼ばわりするところで
 彼にはあたくしが、「本当は臆病者で、自分にリスクのあることは絶対にしない」ように
 見えているのだ。


「えぇ♪ お嬢さんですとも♪」


 と言ってやったら、コケてたけどさ。(前みたいに(爆))





 そうですとも。
 あたくしは、育ちの良いお嬢さんですともさ。
 薬だって、言いつけ通りにしか飲めないし(飲まないし)
 乱用するという発想も最早、バカバカしいと切り捨てている。
 いい子にすくすくと育ったおかげで、ワルくなる必要性がすぐそこに迫っているのに
 ワルくもなれない。
 歪みは大きくなるけど、いい子には違いない。















 どんなワルい世界に脚を突っ込もうとも、























せっかくウェイトレスが、食事中、
人数分のグラスに水を丁寧に注いでくれているそばから

「さ♪ 帰ろう♪」
なんて、言えません( ̄^ ̄)





















 所詮、あたくしはその程度です。
 その程度で十分です( ̄^ ̄)。 
 










 さて、気になる本日の勝敗ですが。


 ①まず、あたくしがリタリンを服用しているというハイテンションな点。
 ②相変わらず、日記の内容にびくついて、「ワルくなれ」としか言えない小心者の先方。
 ③インターンとはいえ、若くてイキのいい男前のナイスガイを診察室に投入していた点。
 ④こっちの状況を信用しきって、再びリタリンを処方した点。

 その全てを踏まえて、こちらの


























大勝利




























 としか言いようがありません(爆)。



 ケタケタと笑いながら診察室を後にしたのは言うまでもなく、
 陽がすっかり落ちきって、極寒の中を自転車で帰ってきたのさえ爽快です。



 オーアエの思惑通り、
 あたくしがリタリンを毎日飲むようなことはないと思われるけれど、
 それも挑発の一環かと思うと、
 何だか複雑な気分になってしまうアサミンジャーなのでありました。



あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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