2010年06月24日(木)
うちのベランダから見えるとあるお宅には老夫婦が住んでらして、晴れた日の午前中によくお友達同士集まってお庭で草むしりしたり日曜大工をしたりされていてとても楽しそうです。洗濯物を干したりしているときにその会話が聞こえてくるのですが、「俺が入る墓の理想」なんて話題だったりして、ご年配の方々のお話は凄いなあと思います。
旅行に行くならこんな場所に行きたいわあ、と若い女の子がきゃあきゃあ騒ぐのと同じ感覚で、墓に入るならこんな墓がいいわあ。ですよ。これまでに重ねてこられた年輪の重みを感じます。
しかしながらお年を召された後にそんな話を草むしりしながら気軽に話せる間柄の友人がいるのは素敵なことだなあと思うのです。
お酒の勢いとかでそういう話を得意げにして引かれる方も見てきたのですが、友達同士で他愛ない会話の合間にそんな話題を出して、ごく自然に話し合えるようになるまでにどれだけの時間を重ねてきたんだろう。素敵です。
先日ちょっと寝過ごしてしまった日の昼前に、そちらのお宅方面から物凄い音が響いてきたので何事かとベランダに出てみたら、なんとお庭に生コンクリートを流し込んでいました。
生コンって日曜大工で流せるものだったんだ!
……いやちゃんと大工さんを呼んで流してもらってたのですが。どなたかが建築関係の方なのか、知り合いの大工さんをお呼びしたみたいでした。お友達同士集まって草むしりをするのと同じノリで会話しながら生コン作業しているので、ちょっとびっくりしてしまいました。