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†ジプシー† - 2004年07月31日(土)

■最近ちょっと「山窩」について調べています。

山窩とは戸籍を持たず、定まった所に定住せず、竹細工と川魚などの狩猟、山の恵みの採取を生業として、人目の付かない河原などに独自のテントのようなもの張って生活し、時折人里近くに現れては農作業で使う箕などと穀物や野菜またはお金と交換し、季節と共に違う場所に移動する生活をしていた人達です。

近代の日本であっても戸籍を持たず、古来から培われた自然を愛し共生する高い精神性を持ち、自発的貧困とも言える質素・簡素・素朴な霊性の高い生き方をしていたと言われる人達。
戦争の度に徴兵目的で定住を強制され、ついに太平洋戦争を境にして不明となったといわれる人達。

起源についても縄文人の末裔説、渡来人説や落人説、中世の傀儡の後裔説などがあって、もうてんでバラバラ。
忍者だったり歴代の総理大臣の中にも山窩がいるとかまさに裏日本史(?)


色々調べれば調べるほどにトンデモな感じになってきちゃうんだけども、戸籍を持たず、一つの場所に留まらない漂白の民。
そういう日本のジプシーともいえる人たちがいた(もしかして今もいるかも?)と思うだけで、なんだかスゲイ素敵だなぁと思える。
自分には出来ないから憬れる。
旅に出たいとか思うのも、それだ、きっと。

暫らく東京で忙しくした帰りの新幹線で、窓から見える風景が段々と田舎のそれになっていくのに結構・・・というかかなり安堵してみたり。

↑こんなん。

昼も夜もない生活をして、都会の風景に見慣れたりして。
実家の周りの田園風景だとか、夕暮れのものすごい寂しさ、それ故強く感じる家の明かりの暖かさとか、夜の静かさとか、朝もやとか。
こんな引きこもりの私には乙張りありすぎて、あー!ってなって、眩暈がした。


...



 

 

 

 

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past  will

 此処が特に倫理

 

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