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今日、主が、
「香凜、今日は早く帰るからな。」 と言いながら、変態バッグを手にしていました。 そしたら、やっぱり、脇晒しからの柱にくくりつけで、バッグから沢山の縄が登場しました。 最初に手首に縄を掛けるとき、緩めだったので、主はお疲れなのかと思って見ていましたら、その縄を再度掛け直していました。 「ちょっときついかな?」 主はそんなことを言いながら、手首を緩くしたのですが、今思えば、何も気が付かなかった私は幸せ者でした。 始まりは手首の縛り、脇晒し、上半身の固定(かな?)、移動して柱へのくくりつけ。 くくりつける柱が一本の丸太棒であったなら、グルグル巻にされていたかもしれない。 そのくくりつけ、いや、縛り付けかな、ただ縛られて立ってるだけなのに、キツいんです。 だから、私の頭の中は、江戸時代の拷問場面とシンクロしてます。 同じ姿勢でいるって、本当に拷問。 肩とか首の付け根とかが、この上なくキツい。 今までは、関節とか血管とかスネとかが悲鳴を上げるので、私も限界のカウントダウンの様なうめき声を出していたんですけど、今日は違う。 この頃の主の縛りは、私が悲鳴をあげる体の部位は長く保てるようにして、ジワジワジリジリ苦しめられる縛りというか。 これまで直線的に限界がきてたのが、今は振り子のように、「まだ大丈夫」と「限界」を行きつ戻りつして、なかなか沸点(臨界点?)に辿り着かないんですよ。 そんな苦しみなのに、今日、主は、 「もうちょっと縛っておきたいんだけどな、時間ないからな。」 と言って、一番キツい肩の縛りを外して下さいました。 いや、なんとなく、「これじゃ足りないんだろな」という気配は感じてましたけども、私は拷問というイメージで頭がいっぱいだったんです。 主は、もうちょっとこのままでいたいだろ?というニュアンスでしたが、それはそうなんですけど、じわじわとなぶり殺されちゃいそな苦しさに、主の鬼度数が上がったと思ったのでした。 |
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