2009年08月18日(火) |
『幼獣マメシバ』+またまた閉館 |
生まれた町から一歩も出ず、35歳まで実家で暮してきたニート男の二郎。 仕事もせず、部屋に篭ってパソコンばかりの毎日。 母親が行方不明になり、父親が急死しても、その生活を変えることはなかった。 ある日、買い物に出かけた二郎は、赤いスカーフを首に巻いたマメシバの子犬に出会う。 どうやら行方不明の母親が自分の居場所を探させるために送り込んだらしい。 子犬など飼う気のない二郎は、犬の合コン=里親探しの集まりに行くことに。。。
犬がタイトルになっているけれど、可愛いワンちゃんはおまけ的な内容。 主人公:二郎を演じる佐藤二朗さんの存在感ありきの作品でした。
私は、この映画で初めて佐藤二朗さんという俳優さんを知って、もちろん演技も初めて見たんですが、強烈な印象だったなぁ。
役柄の設定は「ニート」だけど、100%完全なひきこもり人間ではなくて、普通の常識社会性は身につけていて、でも90%以上がひきこもりって感じの役を、独特な雰囲気で好演していました。 今度は全然違う役で見てみたいなぁ。
家出したお母さん(藤田弓子)から、宝探しクイズのように手紙が届けられるなんて、ほとんど非現実的なエピソードが軸になっているけれど、可愛いワンちゃんと一緒に、お母さんとの絆を深めていく流れがなかなか面白くて、ラストはスケールが大きいというか、グローバルというか、けっこう感動的でした。
いくつになっても、「お母さん」はお母さんなんだなぁ〜。 って、しみじみ思ったよ。
ほとんど前知識がなく、友達に誘われて見に行ったんだけど、タイトルと内容の意外性&佐藤二朗さんの存在が良かったです。
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一緒に見に行った友達から聞いた情報によると、、、この作品を見た映画館が休館になってしまいました。 まさか「これが見納めになっちゃうなんて」と、友達と驚いた。
いつも御世話になっている自主上映とはまた違った系統のミニシアター系作品を上映してくれていて、ちょこちょこ利用していたので本当に残念。。。
一応、「休館」となっているので、また復活してくれるといいけど…建物もけっこう老朽化しているし、難しいのかなぁ(悲)。
先日、『パート2』にも書きましたが…7月に我が街にも映画館がオープンしたんです!
天竜川を越えずに映画を見れる日が来るなんて!!! 本当に嬉しい限りなんだけど、またTOHOなんだよね…。 浜松・浜北・そして磐田と、3つもTOHOいらないよー。
こんな小さな田舎街にシネコンがオープンしたのはとっても嬉しいけど、「見たい!」って思う作品を上映してくれていた映画館が無くなっちゃうのは、凄く凄く淋しいです。
待望のオープンのはずなのに、まだららぽーとには1回も見に行っていない私…。 だって、見たい作品がないんだもん。 初めて足を踏み入れるのはいつになるかなぁ。
♪BGM♪〜『Blue Stardust』byスターダスト・レビュー
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