2009年08月02日(日) |
『ディア・ドクター』 |
山間の小さな村のただ1人の医師である伊野が失踪した。 村人たちから信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰1人としていなかった。 やがて刑事が2人やってきて彼の身辺を洗い始める。 失踪の2ヶ月前、東京の医大を出たばかりの研修医・相馬が村にやってくる。看護師の朱美と3人での診察の日々。 そんなある日、一人暮らしの未亡人、かづ子が倒れたとの一報が入る。。。
この作品のキャッチコピーは、「その嘘は、罪ですか。」
確かに「罪」ではあると思う。 けど、私は許すことができるかもしれない。
2週間前の読売新聞夕刊に作品のインタビューが載っていて、「お、もうすぐ公開か」と思いながら読んでいたら、思いっきりのネタバレ満載記事! まだ公開前なのに、あそこまで潔いネタバレに驚きも吹き飛んだくらい。 なので、私は鶴瓶演じる伊野の嘘を全て知って見ていました。
お医者さんを評価する時、よく「いい先生」という表現を使います。 それは、医師としての技術が「いい」場合もあり、人間的に「いい」場合もあり…「いい先生」の中身は様々だと思う。
過疎の村で、ただ1人の医師としてその役目を担ってきた伊野は、間違いなく「いい先生」だったはずです。 どんな嘘があれ、罪があれ、それはきっと変わらないんじゃないかなぁと思う。
最初からストーリーを知った上での鑑賞だったので、大きな意外性はなかったけど、キャスト全員が好演で印象に残る作品でした。
♪BGM♪〜『Do You Dreams Come True』Dreams Come True
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『レイチェルの結婚』
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