2007年06月08日(金) |
『パリ、ジュテーム』 |
18人の監督からなる1話約5分のショートストーリー。 パリを舞台にそれぞれの“愛”の場面を描く。。。
私はパリに行った事がないので、街の景色共々、18話のショートストーリーを楽しませてもらいました。
5分そこそこで起承転結をつけ、観客を楽しませるのは、2時間の映画を作るより難しいと思う。 笑いあり、しみじみあり、ずっしりあり…本当にいろいろなタイプのストーリーを街の景色にのせて、よく描かれていました。
有名どころのスポット(エッフェル塔とか凱旋門とか)はもちろん、朝の景色~夜の景色まで、さまざまなパリの街が織り交ぜてあった点も凄く良かったと思います。 しかも、名だたる監督達&豪華キャスト。 5分じゃもったいないくらいだけど、逆に贅沢なつくりだね。
私が大好きなエミリー・モーティマーも出ているなんて知らなかったので、嬉しかった~。 『Dearフランキー』『ピンク・パンサー』『マッチ・ポイント』、毎回、雰囲気が違う役を演じているけど、今回もステキだったなぁ。 彼女、本当にスタイルが良い!
18話の個人的BEST3。
『16区から遠く離れて』(ウォルター・サレス 脚本・監督) 郊外に住む移民女性のアナは、夜明けと共に起き、自分の子供を託児所に預けて、高級住宅地16区までベビーシッターに出掛ける。 託児所を出る時、ぐずって泣く子供に子守唄を歌ってあやすアナ。 そしてシッター先がぐずって泣いた時、同じ歌を歌いあやす先に、自分の子供を見つめる眼差しが非常に印象的だった。
『14区』(アレクサンダー・ペイン 脚本・監督) アメリカ人の中年女性キャロルが憧れのパリに独り旅にやってきて繰り広げられるお話。 異国の独り旅経験がある私は、「まさに私もこうゆう姿だったんじゃないか?」と凄く親近感が沸き、ラストを締めくくるに相応しい1本だと思った。
『お祭り広場』(オリヴァー・シュミッツ 脚本・監督) アフリカ系移民の回想劇。 フランスというと、常に移民問題が取り立たされているので、「ブロンドヘアじゃないフランス人もいるんだな」というのを意識させられる現実味ある1本だった。
読売新聞の金曜夕刊には、映画特集記事が載ります。 こちらでは上映がない作品の記事がいっぱい載っていて、「あー、これ見たい」、「あー、これ良さそうな作品だなぁ」と思いながら、いつも読んでいます。 今作も、そんなふうに思っていた作品でした。
4月に御覧になった、いつも御世話になっているリネさんから好評意見を聞いて、「いいなぁー」と思っていたら、自主上映会で上映決定! 張り切って初日に見てきました。 今日は仕事で、夕方に勉強会があり、ギリギリ間に合ってホッ。。。でした。
♪BGM♪~『ジーザス・クライスト=スーパースター』サントラ <<昨日は 『クィーン』+5月の読書まとめ
■感想予告■(映画見済・感想暫待)
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