2006年07月12日(水) |
劇団四季『コーラスライン』+(20年振りの再会出来事) |
(@アクトシティ浜松 大ホール)
ブロードウェイの売れっ子ディレクターのザックは、新しいショーのため男女4人ずつのコーラス(その他大勢組)を選ぼうと、オーディションを行なうことにした。 ザックはそのダンサー達にさまざまな質問を浴びせ、素顔を浮き彫りにしていく。 その中には、かつてザックの恋人だったキャシーもいた。。。
4月に名古屋で見て以来、3ヶ月振り。
4月6日のレポとほとんど同じになるんだけど、、、もはや古典の域に入るこの演目…子供の頃はそんなに「大好き!」と言うような演目じゃなかったのに、大人になってからの方がハマる!
歳を重ねると、「結局、シンプルが1番」とか「定番が1番」とか思う気持ちが強くなってくると思います。 若い頃は、そう思わないのが普通だし、食べ物でも洋服でも遊びでも…etc…「変わったもの」を求めたり「冒険心」が強かったりだけど、いつの頃からか、[まぁ、普通でいいや」「まぁ、定番でいこう」と思えてくる。 この演目って、そんな気持ちに似てるような気がします。
「変わったもの」や「冒険心」って、最初はとっても斬新で目新しいけど、最終的には飽きてくる事も多い。 「定番」が結局は新鮮だったりする。 そこが大人心をくすぐられてハマるんだろなぁ〜。 演目の魅力はもちろんだけど、「ハマっていく感覚の魅力」(上手くいえないけど)その感覚にゾクゾクしてくる感じ。 ミュージカルに限らず何でもそうだけど、クラシックなモノって本当に魅力的なんだなぁと実感しました。
この分だと、秋から始まる東京公演も遠征しちゃいそう。
『コーラスライン』を母と一緒に見たのは、何年(何10年)振りだろう…。 母はいつも「コーラスラインのダンスが1番好き」と言っているので、久々に一緒に見に行けて良かったです。
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観劇後、舞台より感激の出来事があった!!!
夕飯を食べる為、ホール近くの和食屋さんに入ったら、案内された席の席にオバサン2人が座っておしゃべりしていました。
そしたら、母が隣のテーブルの斜め向かいの人(通路挟んで私の隣の人)を、チラチラと何度も見ている。 「何?どうかしたの?」と聞いたら、「おねえちゃん、隣の席の人、どこかで見た人だと思わない?分かる?」と言ってきた。
隣のテーブルとの通路はカナリ狭い為(至近距離なので)すぐ真隣の人をジロジロ見るわけにもいかない…「え?誰?」と母に再度尋ねたら、「声聞いて分からない?」と言う。
隣の2人の会話に耳を澄ましてみて、私の隣の人の声を聞いてみると、、、「あーーーーー!もしかしてK先生?!?!」と母に言うと、「そう!絶対K先生でしょ?声とかしゃべり方が昔のままでしょ?」と。
私が小3の時、大学卒業したばかりの女の先生が新任で担任になりました。 3,4年とクラス替えなしの持ち上がりで、担任の先生も同じ。 5年生でクラス替えになった時も、私は3,4年の時と同じ先生が担任になりました。 そしてまたクラス替えなしの持ち上がりで、6年生も同じ先生。 すなわち、小3〜小6の4年間、ずーっと同じ担任の先生に教わりました。
先生は、私が6年生の時に結婚。 そして卒業と同時に、新しい学校に転任していきました。
勉強でも音楽でも趣味でも、ありとあらゆる面で、私が最大に影響を受けた恩師で、卒業以降、現在でもずーっと年賀状のやりとりもしています。
「会いたい人はいますか?」と聞かれたら、多分、1番に先生の名前を挙げるぐらい、ずっとずっと会いたかった人。
その人と約20年振りに超偶然に再会したわけです!
隣の2人の会話が途切れた時に、先生からしても、もう20年近く呼ばれていないであろう旧姓で「失礼ですけど、K先生ですか?」と思い切って声を掛けたら、先生も「お母さんを見て、みぃさんのママじゃないかなと思っていた」と言う。
声を交わした瞬間、あまりの感激にダーっと涙が溢れ出して止まりませんでした。
ずっとずっと会いたくてたまらなかった人と、こんな偶然の再会ってあるものなんですねー。 もしも、この和食屋さんに入らなかったら会えなかったし、この席に案内されなかったら会えなかったし。
それから食事をしながら、お互い近況をお話して、当時も仲良しで親友の近況報告や、他の同級生の近況報告も話しました。
なにが驚いたって、先生の強烈な記憶力! 私のところにすぐ「お祖母ちゃんはお元気にしてますか?」「妹さんは帰国した?」と聞いてきた(去年の年賀状に妹の所を訪ねたことを書いたのをちゃんと覚えていてくれた!)。 他の同級生の話をしても、みんなの名前や家の場所はもちろん、家族構成まで完璧に覚えていて、何1つあやふやな事や間違った事がない! 「あれから何百人の教え子が増えたのに、先生、凄い!」って本当にビックリ。
先生曰く、「最初に受け持ったクラスの子の記憶は、他とは比べられないよ」との事。 私がその中の1人になれた事も幸せでした。
あと、年賀状だって、とんでもない数が届くと思うのに、私が書いた内容をちゃんと覚えていてくれて嬉しい驚き。
当時、先生はカナリぽっちゃりした体型をしていたんだけど、今でも変わらず太かった(笑)。 帰宅して、親友や他の同級生に「ナント!K先生に会ったよー」とメールしたら、みーんな「相変わらず太かった?」と言ってきたくらい(笑)。 あの雰囲気のまま歳を重ねたって感じ。 声とかしゃべり方が変わってなくて、一気に昔を思い出しました。 声はもちろん20代の頃に比べたら(今は40代だから)老けたけど、声のトーンの基本って、全然変わらないものなんだねぇ〜。
私は、中学校入学時の身長体重が139cm/28kg、、、子供の頃は本当にちっちゃくて、先生の記憶はそこでストップしてるから、今161cmもある大きく(背が高く)なった事に凄く驚いてました。
同席していた母も凄く喜んでいて、考えてみたら、母も先生とは卒業式以来だから20年振りなのよね。 ってゆうか、最初に気付いたのは母と先生だしね(笑)。 何百人といる教え子の母親なのに、先生も(斜め向かいにいる)母を「みぃさんのママじゃないかな」と気付いたというのも凄い。
20年前、私も11歳だったけど、母も37歳だったんだよな…。
でもやっぱり小学生⇒31歳の私の変化が1番だろうし、先生に今の私を見せる事が出来て、本当に良かった。
今日の事は、ずっと忘れられない1日になると思います。
♪BGM〜『A Chorus Line』サントラ
<<昨日は『カーズ』(吹き替え版)
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『M:i:3』
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