日記×エッセイ...みち

 

 

鍼灸にっき。 - 2017年05月11日(木)

現在、施術をしていただく時に、通っている治療院の鍼灸師さんに実験に協力していただいています。
先日鍼灸を受けたときは満足感しかなかったのですが、ふと振り返ったところ、あ、これはいかん、と思ったことがありました。

わたしはクライエントなのに、プラクティショナーみたいなことをしてたことに気づいたんですよねー。施術にクライエントも参加するという意味ではいいと思うのですけど、そうではなくて・・・。

ええと、鍼灸師さんに、その時に感覚していることを言葉で教えてくださいってお願いしてたんですけど、施術中に鍼灸師さんご自身の体の感覚のお話しをされたことがあって、それについてわたしもどんな感覚かに入っていく言葉がけをしてしまって、おーいどっちがクライエントだよ!ということになってたことに、後から気づきました。

フォーカシング楽しいので、わたしは声かけするの好きなんですけど、自分がクライエントなのに「自分の体について」ではないことにそれをすると、やっぱり妙な感じがあるんですね。自分の体をより感じるためのヒントとして問うことであるならまた違うとは思うのですが。
交代で、とかではなく、混じっているとちょっと妙な感覚があるなあって思いました。

クライエントはちゃんとクライエント役をしないといけまへん。

プラクティショナーとしての練習はしていたけど、クライエントの練習をしたことはなかったので(そりゃそうだ)、「ああそうか、こうすると混ざっちゃうんだ!」と気づいておもしろい経験でした。

ということで、鍼灸師さんに少し修正しますとその旨を説明をして(少し話すとすぐに理解される方なので、わたしはとても楽ちんです)、今日また受けてきました。
ちなみにこのお試しは、4回分ほどと期間を決めてお願いしています。
ありがたいことに、鍼灸師さんにも「勉強になる」と言っていただけて、一方的にわたしの実験君を押し付けていないようでよかった〜と一安心しております。

そんなわけで、今日は受けているときは「うん」とか「はい」とかそんなもんしか言葉を発していなかったのもあって、うっかり眠りに落ちそうでした。
基本わたしは施術中寝ないのですけど、全然話しかけてもらわない時よりも超眠くて、終わったら寝起きのようにふら〜っとしました(笑)

体に当てている鍼に自分から「会いに行く」、鍼灸師さんが触れている手に内側から触れていく、そういうことを今日は(こっそりと)やってみました。言葉で実況すること、鍼灸師さんがわたしの体を感覚したときに感じられている感覚を言葉にしてもらうことをリクエストしているので、いつもよりも触れ方がゆっくりになります。なので、こっそりそれがしやすいのでした。
これまで鍼灸受けている時もセルフで意識してやっていたのですけど、「手を感じる」というのは正直難しかったのでした。感覚して内側から触れてみるということをするには動きが早かったので。

どこに鍼があるかわからないときには、どこにあるのか、どの方向に向かってあるのかを問いました。
いや、聞いたところで感じられなかったですけど、その情報を受けて、感じられるのかな〜どうなのかな〜って探っていく感じを得ました。

わたしが「体が緩む」「楽になった」という感覚は、それが強いと必要な分まで全部出て行っちゃう、みたいな感じなのかもなーと思いました。

あんまり説明をしていないので鍼灸師さんから質問をされるのですけど、すごくいい質問が来ます。

「(プレゼンシングソマティクスって)何が目的のものなの?」

もくてき?

聞かれて思ったのは、わたし今、目的とかソマティクスに考えてなかったなーということ。
でも、そうか、目的はなんだろうなーと改めて思いました。

「ずっと実況していくというのは、そうして確認していくということなの?」

かくにん?

うーん、確認してるけどそれがしたいわけじゃないなあ・・・。

どちらにも答えは出ました。そうだなあって感じ。
ひとつは聞かれたときに答えられたのですけど、自分で答えておいて「ああ〜すごいいい答えだ。」と思いました。

あと2回受けられます。わーいわーい。


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