まりなまま、美容院の予約をとったので、その間、まりな と まりなぱぱ は 近くにある競馬場に遊びにいくことにしました。 うちを出る時、まりなぱぱが抱っこひもを自分のサイズにあわせようとすると まりなが「おかあさんの!おかあさんの!」と半分泣いて半分叫びながら 阻止しようとします。 まりなままが抱っこひもを持ち、抱っこするとようやく落ち着きました。 これは、二人で遊びに行くなんて無理かも、と思いつつ、現地到着。 案の定、またまりなぱぱが抱っこひもをしようとすると、大騒ぎ。 とりあえず、まりなままが抱っこひもをもち、まりなと手をつないで歩き出しました。 歩きながらも、なんとかまりなが落ち着かないか、と思案しつつ、まりなぱぱが 抱っこを試みたり、抱っこひもを持ったりしましたが、だめ。 ただただ、ただただ泣くばかり。 これは、まりなままと別れる時にはどうなることか、と心配になり、 それなら、まりなとまりなぱぱだけ帰ることにしようか、と話し合い。 まりなにまりなぱぱが話しかけました。
ママはこれから用事だから、まりなと一緒にはいられないんだよ、 パパと二人でお馬さん、見にいける?ママといっしょじゃなきゃいやなら、 今日はもうお家に帰るよ。どうする?
しばらく神妙な顔をして聞いていたまりな。 べそっかきの顔を一生懸命笑顔に変えて「おうまさん、みる!」 まりなぱぱもまりなままも、予想していなかった展開でした。 まりなはただ泣き出すだけだろうと思っていたからです。 ママは一緒にいかないよ、パパといっしょだよ、と念を押すと、 「パパとお馬さん、見る!」 じゃぁ、パパ抱っこしようか・・・ 「ぱぱ、だっこする!」 まりなの様子がなんだかあまりにもけなげで、泣けてしまった(ToT) 親が話し合っている様子を、子供なりに察したんだと思います。 きちんと話せば、わかるもんだなぁと感動の親、ふたりでした。
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