Akira Jimbo's Diary
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ヤマハ渋谷店、今日が最後の営業日でした。長年お世話になったので、熱帯ジャズ楽団のライブ前に寄ってご挨拶して来ました。2階に上がる階段の壁に、昭和41年のオープン時の写真が飾ってありました。
44年間で渋谷の街は驚く程変わりましたが、2枚の写真を見比べると、ヤマハ渋谷店のビル自体は全く変わっていません。先日発売になったムック本の中の神保彰物語に詳しく書かれていますが、ヤマハ渋谷店を中心とした半径200メートル以内で、僕の人生を大きく変える出来事が起こっているのです。高校時代、道玄坂から東急本店通りに抜ける細い路地に点在していたジャズ喫茶に通い始めました。コーヒー1杯で最低2時間は粘り、カレーのムルギーやラーメン喜楽でお腹を満たした後、必ずヤマハ渋谷店に寄っては掘り出し物を探したものです。10代後半からプロデビューして今に至るまで、ヤマハ渋谷店は僕の音楽人生のランドマーク的な存在でした。ここから巣立ったミュージシャンは数知れず。ありがとう、そしてお疲れさまでした。来年1月19日に渋谷AXにおいてメモリアルライブが開かれます。(残念ながら僕は不参加)出演者のラインアップを見れば、ヤマハ渋谷店が日本の音楽シーンにおいてどのような役割を果たしたのかがわかります。
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