Akira Jimbo's Diary
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2010年07月31日(土) ルパン全集

考える人の村上春樹ロングインタビューの中で、村上さんが少年時代にアルセーヌルパンが大好きだったとおっしゃっていて嬉しくなりました。なにを隠そう、僕も大好きだったのです。ポプラ社から出ていた南洋一郎訳の怪盗ルパン全集、幾度となく読み返しました。日本ではルパン3世がヒットして、ルパンと聞くとドタバタのイメージがありますが、オリジナルのルパンは思慮深い紳士で弱者の味方なのです。(ルパン3世が悪いといっているのではありませんので悪しからず。そういえば、岩浪少年文庫から出ていた石井桃子訳のくまのプーさんとプー横町にたった家も大好きでした。淡々と静かに穏やかに進行するお話だったのですが、ディズニーのアニメが見事なドタバタで、あまりのギャップに愕然とした記憶があります。これもディズニーが悪いといっているのではありませんので悪しからず)怪盗ルパン全集、数年前に石巻の古本店で全巻セットを格安で購入したのですが、結局読まずじまいで、先日バナナスタジオ移転の際にブックオフに売ってしまいました。あー、やっぱ売らなきゃよかった。


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