Akira Jimbo's Diary
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2010年06月29日(火) 小樽

朝、いつも見に来て下さる玩具店のご主人にお見送りいただき、室蘭を出発。一路小樽へ。お昼過ぎに到着。暑いです。お約束の寿司店にて昼食。ホテルチェックインまで間があったので、都通の純喫茶 光 にてお茶。創業昭和8年。当時のままの店内には、帆船の置物、ランプ、ツボ、ガラス器、ウミガメの剥製などが無数に並べられ、無秩序な中にも秩序ある不思議な空間を創りだしています。直角に立ち上がったビロード張りの椅子、デコラのテーブル、星座占いの販売機、どれも懐かしい昭和の匂いがします。コーヒーはオールドノリタケの器に注がれて出て来ます。クリームはスジャータではなく、小さい銀の器に入ったエバミルクです。(エバミルク大好きでした。缶入りのをストレートで飲んだりしていました。)角砂糖が2個。コーヒーに砂糖は入れない主義ですが、角砂糖だとついつい入れてしまいます。器の底にトロリと残った澱みが美味しいんですよね。カステラも付いて530円は決して高くありません。観光客相手というよりは、地元の人々の語らいの場になっているようでした。こんな喫茶店が近くにあったら毎日通ってしまいそうです。先日長女が、羊をめぐる冒険上下巻を自分で買って読んでいました。(僕も持っているのですが、整理が悪くてすぐ出て来ないのです)娘が村上作品を自分で買って読むようになったと思うと感無量です。彼女が読み終わった上下巻は、しっかりこの旅に借用して来ました。そして岩手青森ブロックで既に読んでしまいました。北海道に渡る前に読むのは最高のタイミングです。物語の重要な舞台になる十二滝村は、明日の旭川、明後日の名寄近郊にあるのです。(もちろん架空の地名ですが)「羊」を読むと、続編「ダンス×3」が読みたくなります。小樽駅横の紀伊国屋書店とナガサキヤ一階をチェックしましたが、どちらにも置いてありませんでした。残念。傑作短編集「神の子供達はみな踊る」の文庫本のキャッチに、『海外でも絶賛 かえるくん、東京を救う 収録』との文字。かえるくん、海外でも大人気なんですね。
突然ですが、むかぼんぼのうた、つくる事になりました。誰がつくるのかって?みんなでつくるんです。明日の夜の11時15分より、ustreamでダダ漏れ中継あります。見て下さいねー。

向谷実 神保彰 むかぼんぼのうた みんないっしょに制作大作戦

ローストチキンの店ジル、その名の通りローストチキンのお店です。オーナーの井岸さんは、たけしの誰でもピカソに複数回出演した事のある画伯で、音楽にも並々ならぬ情熱を傾けるアーティスト。誰よりもノリノリです。北海道地区広報宣伝部長の土橋君が頑張って動員をかけてくれました。いい感じに盛り上がって無事終了。ホテルに戻るとパラグアイ戦が始まっていました。終わるまで風呂に入れません。今日はちょっと夜更かしになりそうです。



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