Akira Jimbo's Diary
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2009年05月06日(水) グラントリノ

映画の良し悪しを計る基準は色々ありますが、一番正直に出るのは終わった後の観客の反応です。エンドロールが流れ始めてすぐに席を立つ人が多い映画は、あまり余韻が残らなかったと言えるのかもしれません。クリントイーストウッド監督主演最新作「グラントリノ」、終わってタイトル曲が流れ、エンドロールが続き、やがてスクリーンが真っ暗になって客電が灯るまで誰も席を立とうとはしませんでした。実に素晴らしかったです。タイトル曲の最初のコーラスをクリントさんご本人が歌っているのですが、これもとても味わい深いです。若い頃の当たり役ダーティーハリーのパロディー的な演出が、当時を知っている世代にはとても可笑しいです。


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