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Akira Jimbo's Diary DiaryINDEX|past|will
目を覚ますと、備え付けの石けんで洗った髪はパサパサ、保湿クリームを塗らなかった顔はパリパリで粉をふいた悲惨な状態。昨夜のうちに荷物が届かなかったかフロントで確認。もちろん届いていません。朝食を済ませてから旧市街をぐるっと散策。川沿いに朝市の露店がずらり。丘の上には古い城がそびえ、川の蛇行にあわせて道が複雑に交差する美しい街並み。橋には街のシンボルのドラゴンのブロンズ像が。通りがかりの建物の2階の窓から老婦人が外を眺めています。無数の窓の奥にはその数だけの生活があるのだなと、当たり前の事を妙にしみじみと感じました。平和そのものの景色ですが、ここスロベニアは旧ユーゴスラビア。民主化の過程で民族宗教を巡る憎悪の嵐が吹き荒れた場所です。(1991年十日間戦争)20世紀は戦争の世紀でした。21世紀に入っても人類は過去から多くを学んでいないように思えます。ホテルから空港へ。到着ロビーのロストアンドファウンドカウンターにて荷物と再会。あーよかった。
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