Akira Jimbo's Diary
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2008年06月16日(月) 帰宅

久世から岡山空港まで、山間部を縦断する細い国道を走りました。昨年の台風で植林された杉がなぎ倒され、山肌が露出しているところが数カ所ありました。普段はあまり意識しませんが、我々の生活は災害と隣り合わせである事を実感します。羽田からの帰り道、途中渋谷でお腹が空いて、東急プラザ9階のロシア料理ロゴスキーに行きました。渋谷で食事というとついつい足が向いてしまうのです。若者の街とは思えない客層。若者皆無。しかし満席で繁盛しています。値段は決して安くはなく、味も感動的に美味しいわけではないのですが、神保彰物語に出てくるように、セルリアンタワーのすぐ裏のマンションに半年間仮住まいをしていた事もあり、小学生の頃の思い出と密接にリンクしている場所の1つなのです。南口近辺は、比較的昔の渋谷の面影をとどめているといえるかもしれません。当時、東急プラザ9階は味の名店街と呼ばれていました。いまは渋谷SHOKUTUと名前が変わりましたが、入っているお店は意外に昔のままです。蓬莱亭のどんこかつ定食もお薦めします。ボルシチに入っている肉がスプーンから転げ落ち、読んでいたVINTAGE社Haruki Murakami/After The Quakeのページにびしゃっとかかりました。ひえー!しみがついちまった! とってーもだいじにしてたーのにー。しみがついたページに誤訳も発見してしまいました。all god's childlen can danceの主人公の母が産婦人科医と関係するくだりで、原文では産婦人科医の小さな目をも愛するようになったと書かれていたような気がするのですが、英訳ではlittle earとなっています。原文が手元にないので確認できませんが、もし僕の記憶が正しいとすれば、VINTAGE社はかなり初歩的なケアレスミスをおかしていると言えるかもしれません。ボルシチがかかったのは偶然ではなく、誤訳を知らせる為だったのかも。食後、センター街のHMVに冷やかしで入ったらCD3枚衝動買いしてしまいました。


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