Akira Jimbo's Diary
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2008年05月24日(土) 一関

南相馬のバックビート、照明音響とも素晴らしい設備。スタジオ、スクール、機材レンタルなど、オーナーの松本さんは多角的な経営で頑張っています。ライブはじわじわといい感じで盛り上がりました。終演後、焼き肉レストラン「けむり」にて打ち上げ。開演前に夕食を食べていたので、ちょっとつまむ程度にしようと思っていましたが、和牛の厚切りロースを一口食べたらさあ大変、全く抑制が効かなくなりました。結局食べまくり。深夜を回って超満腹。猛反省。
今朝、ホテル近くのセブンイレブンに明治LG21を買いに行くと、焼き肉レストランのオーナー夫妻とばったり。昨夜はごちそうさまでした。
一般道から仙台東道路、東北道を経由して一関までやって来ました。駅には平泉の世界遺産登録推進の大段幕。つい先日ユネスコから延期勧告通知が届いたばかりなので、皆さん悔しいと思います。駅横のホテルにチェックイン。ライブ会場の角蔵ホール、近くにあるのかと思ったら大間違い。ナビによると30キロほど離れています。気仙沼街道をしばらく行き、左折の指示に従って走ると、どんどん山奥に入っていきます。おかしいなー、ナビぶっこわれたかも。民家もまばらになってきました。目的地周辺です、案内を終了します、のアナウンス。あ、ありました、角蔵ホール。千厩(せんまや)という宿場の旅館の蔵を改造したライブハウス。築120年。オーナーの及川さんが友人と手作業で手を入れました。土の壁と木の優しい音響が心地よい。旅館の母屋が楽屋。これも相当古い建物です。黒光りする極太の柱、10メートルはあろうかという吹き抜けの天井。及川さんのお母様に手打ち蕎麦をご馳走になりました。つなぎを使っていない蕎麦粉だけの蕎麦。素朴な美味しさ。日が暮れるとカエルの大合唱が始まります。果たして人が来るのかなと不安になります。チケットはソールドアウトと聞き、本当かなと思いましたが、本当でした。温かいお客さん。いい感じに盛り上がって無事終了。外へ出ると街灯がないので真っ暗です。今まで色々な場所で演奏してきましたが、奇妙さという点では3本の指に入ると思います。なんだか狐につままれたような不思議な1日でした。


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