■■■
■■
■ ゆらめきの中で
■■
■ ゆらめきの中で
餘り體調の良く無い時、僕は視界がぼやける。ゆらゝゝと地面が搖れて見える。
でも、そんな時に限つて僕の眼は見てしまふのだ。僕の知人の彼氏が僕の見知らぬ女のコと腕を組んで人込みの中に消えていくのを。
以前も、酷く氣分が惡いのを我慢して街中で友人の買ひ物に付き合つてゐる時に、別の知人の彼女が知人以外の男と手を繋いで歩いてゐるのを見てしまつた事がある。
今回も前回と同じ樣にしやう。
今日の僕は體調が萬全では無く視界がおかしい。だから、知り合ひに似た人が知り合ひに見えてしまつただけだらう。
あれはきつと赤の他人なのだから、僕は餘計な事を知人には言ふまい。
だけど、僕は彼女の味方であり續けやう。
でも、そんな時に限つて僕の眼は見てしまふのだ。僕の知人の彼氏が僕の見知らぬ女のコと腕を組んで人込みの中に消えていくのを。
以前も、酷く氣分が惡いのを我慢して街中で友人の買ひ物に付き合つてゐる時に、別の知人の彼女が知人以外の男と手を繋いで歩いてゐるのを見てしまつた事がある。
今回も前回と同じ樣にしやう。
今日の僕は體調が萬全では無く視界がおかしい。だから、知り合ひに似た人が知り合ひに見えてしまつただけだらう。
あれはきつと赤の他人なのだから、僕は餘計な事を知人には言ふまい。
だけど、僕は彼女の味方であり續けやう。
2003年12月06日(土)