夏休みが思いの外忙しそうで頭と携帯だけで予定管理してると何か見落とすおそれがあるから、手帳を買おうと思っている。せっかくだから使い勝手がいいと評判のものを買おうと思って「手帳 就職 使い方」でググったら(このキーワードで使い勝手がわかるのかどうかは微妙だがそれは置いといて)フランクリン・プランナーとかいうのがトップにきた。「手帳の使い方で人生が変わる」とか謳ってる。大げさだけど淡々と適当に手帳を作っているわけではないというのは分かる。実物を見てみたいと思った。
本当は今日見たいし、できればそれが自分の気に入るものであり、そのまま買ってしまえたら最高なのだが、時間があるかどうかわからない。いま朝の5時前だ。朝8時から夜8時半まで予定がつまっているのが辛いところだ。なにが辛いって眠れないのが。
来月学会で発表しなきゃいけないのに、何も準備してない。今日は今学期唯一の授業があるためにゼミを途中で抜ける。本当、研究なんてどうでもいいな。いざとなったら学会会場のブレーカーでも落とせばうやむやにできるだろう。そんな度胸ないか。
というわけで研究室への貢献度はバイト先へのそれ以上に低い。貢献度の低さは自分自身の献身性のなさに起因すると考えて差し支えないだろう。サービス精神もなにもあったもんじゃない。言われたことだけしかやらないどころか言われたことすらやらない。下手すると聞いてもいない。聞きたくないと思ってさえいる(時もある)。
研究室への貢献度の低さといったら、0を下回ってマイナスだと言ってもいいだろう。来月頭の合同ゼミは、「去年サボったんだから今年は絶対参加しろよ。」と言われたものの、インターンの日程とかぶっている。どちらを優先するかは言うまでもないことだ。
お前は何のために大学院にいるのか、と聞かれると答えに窮する。就職したくなかったため、と言ってしまえばそれまでだが、突っ込みどころが多すぎるから言えない。働きたくない、っていう心理はニートと同じなのだ(たぶん)。自分には働かないことにもっともらしい理由付けをするチャンスがあったというだけだ。大学院にいる理由がはっきりしないのは、働かない理由をでっちあげるために大学院にいるからだ。
そのもっともらしい理由だって簡単に切り離せるものだ。誰も興味がないか思いやりがあるのでそうしないだけだ。理由が切り離されてしまったら、もう肩書きは意味を成さないから、丸切りニートと同じなのだ。だから同等に突っ込まれ、同等に蔑まれても仕方ないのだ。
理由も、その虚弱さの自覚も、自分の胸の内にあるものだから、問答無用で自分を軽蔑する機会が与えられ、実際自分で自分を蔑んでいる。そしてこうやって自分を貶めることを免罪符にしている節がある。これがかっこ悪い。言い訳、言い逃れの二段構えだ。
まあ今日は随分と自分を非難したものだが、自覚はあるにせよほとんど気にしてないことを非難してやったのでダメージはあまりなく、無傷に近い。俺が日本だとするならば、三宅島が噴火したようなものだ。げっ、不謹慎。
俺が働きたくない理由と同じ理由で、近年大学生の数が増えたり、ニートという人種ができたりしたんだろう。経済的に余裕ができたことは当然、前提としてあるとして。
みんなで赤信号を渡っていて俺だけが撥ねられる道理はない。そもそも赤信号なのかどうかも怪しい。信号なんて要らない場所かも。まず疑ってみよう。
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