城主の日々
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| 2001年07月08日(日) |
影響されて、考える。 |
お昼から現代美術館に行きました。 今回見に行ったのはゲルハルト・リヒターのアトラスという特別展。 どこかのお店においてあった シャシンを並べてあるだけのチラシに心惹かれたのです。 ゲルハルトリヒターという人はよく知りませんが、 アトラスという作品の解説を引用してみますと、 「アトラス」は、ゲルハルト・リヒターが1972年に初めて発表し、現在もなお制作が続けられている作品です。1962年から収集した約4500枚の写真、素描、雑誌の切り抜きなどが、壮大な構想のもとにグループ分けされ、およそ650枚にもおよぶシートに配置されています。展示の高さから順番、グループ間の間隔にいたるまでリヒター自身によって定められたルールがあり、全体が一続きの作品となるように構成されています。家族写真のような身近なものから、惨事をとりあげた雑誌の切り抜きまでもがこのルールに従い並べられています。
まぁ、こんな感じで写真や切り抜き等が並べてあるんですけど その数が半端じゃない。 めちゃめちゃ多くてほぼきれいに並べてあって わたしの最初の感想が 「この人相当暇人で神経質だな。ドイツ人らしいや」でした。 ドイツ人だから神経質ってのは偏見かもしれませんが。 家族のモノクロ写真や、戦争の写真にはじまって海、山、雲、家、森など風景写真が数多くありました。 最初のうちは整然と並べられたきれいな写真を見るだけで楽しかったのですが 写真が並べられている3つの部屋のうち最後の部屋の写真を見て やっと自分なりに4500枚ほどの写真が順番に並べられている意味がわかったのですね。 最後の部屋の写真を見た瞬間、あっそうか!って ぱって思い浮かんだのが「輪廻転生」。 わかった瞬間、すごいなって思いました。 わたしの言葉足らずな文章では表現しきれませんが、 解説書には宇宙と表現してましたね。 確かにそんな感じです。
まー見ていると、仕事で「それは、作り手の自己満足だ」って言われたのを思いだしたりしました。 説明しなければ、意味がわからないものは自己満足。 なかなか厳しいものです。
ほかにもいろいろ思い出して考えたことがありましたけど、忘れました。 自分の感情を、思いを他の人がその人自身の経験や思いと重なりあわせて 何かを感じたり、考えさせたりするようになれればと思いました。
とりあえず今日は、考えさせられた人の方になりました。
考えさせる人になりたいものです。
モロ影響受けまくりなのですけど、美術館に行った後ベスト電器に行って デジカメを買いました。 オモチャデジカメで30万画素です。 さっき試し撮りしてみたのですけど、やっぱりそれなり。 MP3プレーヤーもついてて早速聞いてみました。 でもやっぱりMDの方が便利がいいかもと、買った後で気がついてみたり。 あーでも9800円って安かったからってもコンパクトフラッシュを買わないと役に立たないので、結局お金はそこそこかかります。
ここ2・3日また悪いことを考えはじめました。 わたしは悪いことを考えはじめたら止まらなくなってどんどん悪く考えがちな性格です。 テンション低いです。ここは上げておくべきなのに。 不安ってのもあるし やっぱり誰も信じきれてないってのもあります。 はぁ、いかんですよ。 悲しいことはもういやなのです。
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